【韓国のウェルネスコスメ】 「ヒノック」「パド」「Te（テ）」ほか、心と肌に寄り添う名品まとめ

落ち着きのある深いグリーンのボトルが印象的な「ヒノック」は、「いつも緑と共に」という意味を持つライフエチケットブランド。2021年にローンチ後、今年の6月に日本上陸を果たした。
創設者が3年をかけて見つけたという原料のヒノキには、アロマ効果だけでなく抗菌効果があり、プロダクトのキー成分として採用。韓国内のバカンス地でも知られる済州島のヒノキのみを使用し、自然を傷つけない方法で採取を行っている。
ウッディでスモーキーなヒノキの香りが空間に癒しをもたらすのはもちろんのこと、シグネチャーである消臭スプレーはファブリックや洋服、車内などに、またベビーやペット用品にも使用が可能。済州島のヒノキ水とヒノキオイルを配合した手肌を滑らかにうるおすハンドバームのほか、数種のエッセンシャルオイルを配合したロープつきのハンドメイド石鹸も。こちらは1000時間熟成し、乾燥させたというから驚き。製品としての質の高さやビジュアルの美しさもあいまって、日々の生活に木々の清々しさを運んでくれる。

まるで1枚の写真を切り取ったように色鮮やかなソープや入浴剤、キャンドルなどがそろう「パド」。「あなたと地球を浄化する波（韓国語でパド）」というキャッチフレーズを持ち、敏感肌にも使えるクリーンな処方だけでなく、使用原料へのこだわりや全成分表示すること、またゴミ削減のための簡易パッケージなど、一貫したサスティナブルなモノづくりにこだわりを持つ。
ストーリー性の高い製品が多く、グラデーションの四角いバスボムは日常の数々の空の美しい瞬間を表現したもの。通勤途中や帰宅中、旅や友人に会いにいく道中の空がインスピレーション源だ。泡に包まれながらほぐれる時間に身を委ねたい。
また、丸いソープは名前の通り"地球"を模したもの。韓国人サーファーであるイム・スジョンさんとのインタビューがきっかけで誕生し、常に移ろいゆく自然の風景のように使うたびに模様が変化するプロダクトだ。植物性オイル60％以上を配合し、顔と体に使用が可能。日々変化する地球の柄を見ながら、未来に向けて人々がどう地球を使い、生きるべきか思考を巡らせたい。

問い合わせ先
・サン・スマイル 03-3505-4430
・ondat! ondat.info@gmail.com

「太陽を愛する人たちが、思う存分楽しめるようにサポートする」ことをコンセプトに、2023年に生まれたサンケアに特化したブランドの「テ」。ポップなデザインのパッケージの数々は、見て、手にしているだけでも心躍るルックス。すでにSNSなどでも話題となり、韓国国内でも一時品薄になった時期も。ただ紫外線から肌をプロテクトするものだけでなく、安心して日焼けを楽しめるものまでそろうため、“太陽と仲良くなれるもの”ばかりだ。

グリーンとホワイトのパッケージはともに日焼け止めで、肌に優しい無機系タイプ。保湿をしながら、済州産の発酵コンブチャエキスが紫外線ダメージを受けた肌をケアしてくれる。また、グリーンのクッションタイプは塗り直ししやすく、明るいベージュトーンでライトなメイクにも使える。

ブルーのボトルは、レモングラスの香りが印象的な日焼けオイル。紫外線の中でも肌が赤く炎症を起こしてしまうUVBからガードしながら、肌を美しい小麦色へとアシストしてくれる。どれも海と環境に配慮したリーフフレンドリー処方のため、自分の肌だけでなく地球に優しいところもうれしい。

今この記事を読んでいるみなさんも含め、毎日携帯やパソコン等で眼精疲労を感じている人も多いのでは？　そんなときにおすすめなのが、世界で唯一のオーガニック化粧品認定を受けた「ディープルーブ」のアイミスト。韓国の済州発のブランドで、特にセラミドに特化した研究と製品作りを行っている。

済州島のオーガニックニンジンやアロエベラ、緑茶から抽出したエキスのほか、環境に優しいカヤの種子油由来のエコセラミドNPを配合。さらに低分子ヒアルロン酸も合わさり、シュッと目もとにひと吹きするだけで乾燥した目もとにうるおいを与え、鎮静も促してくれる効果が。ネロリの香りがふわりと漂うアイミストは日常の中のセラピー感覚で取り入れたい。

問い合わせ先
・Te!　Instagram @te.likesun
・ondat！ ondat.info@gmail.com

「少女よ、起きなさい」という意味を持つ、『タリダ クム』。創設者が難治性の皮膚疾患を患っていることから、ひどい敏感肌でも安心して使えるプロダクトを開発したいという思いから誕生したブランドだ。

三児の母でもある彼女が、炎症性疾患にいいと聞き出合ったという白いタンポポ。古くから薬剤として使用される植物で、皮膚のバリア機能を強化する働きがあることが研究により発覚したことから、動物性原料を使わず、必要な成分を融合させてオリジナル特許成分を開発した。

その韓国産の白タンポポのパワーを体感できるローションは、ヒアルロン酸でコーティングされたキュートな花型のコットンに浸してパックするのがおすすめ。糸を引くほどの高い保湿力で肌に密着し、うるおいをチャージするだけでなく肌の炎症を鎮めてくれる効果が。

肌にも環境にも優しい製品づくりが注目され、フォーシーズンズホテル ソウルのアメニティにも採用されたこともあるそう。

2023年に誕生したクリーン＆ヴィーガンブランドの「アグリーラブリー」。まるでお菓子のパッケージのような見た目のキャッチーさとは裏腹に、社会派なものづくりが注目を集めている。パッケージにはキー成分となるニンジンやイチジク、じゃがいもなどのイラストが描かれているが、それらは実際に傷がついたり形がいびつで販売しにくい韓国産の農作物を採用した、アップサイクル原料を使用しているのだ。

アイスクリームのようなカップに入ったマスクは、それぞれに個性が。無農薬ニンジンを使用したツヤとうるおいがアップする洗い流し不要のスリーピングマスクや、肌のきめを整えるユズのエッセンシャルオイル配合のウォッシュオフマスク。また、毛穴や角質ケアができるイチジクのシュガースクラブと、なりたい肌に合わせてチョイスが可能。シートマスクは、ミカンの皮から抽出した成分を配合したハリ感をアップさせるものから、鎮静と保湿効果が期待できるじゃがいもとバリエエーションも豊か。

破棄されていたかもしれない農作物が形を変えて毎日の肌のコンディションを整えてくれるという、まさにユニークで“おいしいスキンケア”で毎日を彩りたい。

問い合わせ先（仮）
・Talitha Koum Instagram＠talithakoum_official
・UGLY LOVELY Instagram＠ugly_lovely_official

韓国コスメ業界の中でもいち早くサスティナビリティに注目し、2016年にデビューした「トーン28」。「健康的な肌ケアは健康的な成分を摂取し、継続すること」と考え、肌トラブルを引き起こす可能性のある合成の防腐剤や香料、着色料のほか、動物由来成分も一切不使用という徹底したヴィーガン処方で人気を獲得している。ハンドクリームやリップバームなど、豊富なラインナップがそろうが、プラ不使用の紙パッケージに入った固形のシャンプーとトリートメントは、ともに髪の状態に合わせて選べる2種を用意。

シャンプーのS19はバオバブシードオイルを配合し、すっきりと汚れを除去しながらも乾燥したダメージヘアをソフトで艶やかな髪へと導く。また、ダメージヘア向けの固形トリートメントは洗い流しが不要。直接髪に塗布するだけで髪と頭皮にタンパク質を補い、健康的な髪へとアシストする。

昨年からSNSをきっかけに知名度を上げたのが、2023年にローンチされた「ナルカ」。韓国の大人気コスメブランド「hince」の元クリエイティブディレクターが手がけているとあって、ビジュアルも話題となり、今年の3月には早々に日本上陸も果たした。ただ、映えやキャッチーさを売りにしているわけではなく、化粧品が製造される際の廃棄物の量に注目し、できる限りリサイクル可能な素材を使用。また、こだわりの原料を用いたビーガンフォーミュラを貫いている。

なかでもシグネチャーとなるのが、低刺激処方のヘアマスカラ。前髪や後れ毛、産毛をサッとなでるだけで毛流れや束感が生まれ、顔まわりにニュアンスが作れると話題に。特許を取得しているスクリューとコームタイプの2種のブラシが思い通りのスタイリングをかなえ、自信を後押ししてくれる。

また、土台の髪をしっとりサラサラに整えるシロップテクスチャーのヘアオイルも登場。プレミアムホホバオイルやスクワランのほか、独自開発のマイクロビーガンプロテインを配合。傷んだ毛先やパサつきを抑え、優しい梨とハチミツの香りが漂うしなやかで輝く髪に。

問い合わせ先
・トーン28 Yep’s　03-6273-0702
・Grace Japan　cs_japan@graceint.com