心地よさを求めて、yoiが考えるファッションストーリー。第8弾は、色相豊かなピンクの中でも「フューシャピンク」をピックアップ。アフターコロナのトレンドのひとつとして、海外スナップでもよく見かけるようになった主役級の色。深層心理に働きかける効果もあると言われるピンクを日々の着こなしに取り入れよう。

濃淡ピンクのレイヤードで、より立体的な着こなしを作る

ファッション、くすみピンク、ジャケット、春アウター、ユニセックス

腰に巻いたシャツ¥35200/ハイ (フィルグ ショールーム) スカート¥57200/ケイスケヨシダ シューズ¥75900/アワー レガシー (エドストローム オフィス) トップス/スタイリスト私物

鮮やかなピンクのコンパクト丈のニットとホワイトのロングスカートを合わせて、色のコントラストを楽しむスタイリング。

トップスとボトムスの潔い色の変化を、柔らかなピンクのシャツを腰に巻くことでトーンダウン。ウエストマークすることでIラインのシルエットを作り、スタイリッシュに。

ファッション、くすみピンク、ジャケット、春アウター、レイヤード

腰に巻いたシャツ¥35200/ハイ (フィルグ ショールーム) スカート¥57200/ケイスケヨシダ シューズ¥75900/アワー レガシー (エドストローム オフィス) トップス/スタイリスト私物

色のコントラストに加えて、トップスのコンパクトさとボトムスのボリュームの対比も遊び心が。腰に巻いたシャツは、歩くたびにひらひらとたなびいてエレガントな雰囲気に。

滑らかな素材感と落ち感で、フューシャピンクをエレガントに纏う

ファッション、くすみピンク、ジャケット、春アウター、レザー

トップス¥25900/パリアファルザネ (サカス ピーアール) 中に着たシャツ¥129800/ピーター ドゥ (アデライデ) パンツ¥138600/プルーン ゴールドシュミッド (メゾン・ディセット) シューズ/スタイリスト私物

フォーマルな場でピンクをシックに着こなすなら、透け感や落ち感のあるアイテムをセレクトするのがコツ。白いシャツにカッティングが印象的なデザイン性の高いトップスをレイヤード。さらに、ボトムスにもとろみのある質感のボトムスを合わせれば、ピンクの持つポップさを脱して、少しよそいきの着こなしに。

ファッション、くすみピンク、ジャケット、春アウター、抜け感

トップス¥25900/パリアファルザネ (サカス ピーアール) 中に着たシャツ¥129800/ピーター ドゥ (アデライデ)

ファッション、くすみピンク、ジャケット、春アウター、抜け感 2

上半身に取り入れることで、顔周りを明るく見せてくれるピンク。幸福感や安心感をもたらし、リラックス効果もあるそう。

その効果は身に纏う自分はもちろんのこと、周囲の人にも影響を与えるのだとか。この春夏、ピンクの力を心地よさから紐解いてみて。

問い合わせ先
・アデライデ 03-5474-0157
・エドストローム オフィス 03-6427-5901
・ケイスケヨシダ keisukeyoshida.com
・サカス ピーアール 03-6447-2762
・フィルグ ショールーム 03-5357-8771
・メゾン・ディセット 03-3470-2100

青木柊野

フォトグラファー

青木柊野

1998年生まれ、秋田県出身。東京工芸大学写真学科中退。
2017年に発表された作品群「hill」を皮切りに、作品展示、パブリケーションを通して、実験的な作品を多数発表している。主な作品に「autonomy」(2019)、「project "cejitos"」(2023)など。

小笠原夏未

スタイリスト

小笠原夏未

1993年生まれ。文化学園大学 服装造形学科にて服作りを学び、卒業後はバンタンデザイン研究所 スタイリスト科に入学。卒業後スタイリスト山口翔太郎氏に師事しアシスタントとして国内外のさまざまな媒体に関わる。2020年秋に独立。東京を拠点に、モード誌やファッションブランドのビジュアルを中心に活動中。

多田綾子

エディター

多田綾子

1984年生まれ、大阪府出身。上智大学 外国語学部 英語学科卒。ELLE、SPUR、madame Figaro japonでファッションエディターとして研鑽を積んだ後、株式会社ジーユーに入社してマーケターに転身。パリのクチュールメゾン、Bonpointでマーケティングマネージャーを経験したのち、フリーランスに。現在は、雑誌や広告等で編集者として活動中。



撮影/青木柊野(W) スタイリスト/小笠原夏未 ヘア&メイク/植條未来 モデル/TAIRA(TOMORROW TOKYO) 構成・取材・文/多田綾子