心地よさを求めて、yoiが考えるファッションストーリー。第10弾は、日本人デザイナーが手がける繊細でミニマムなジェンダーレスジュエリーの新作を紹介。ファッション性と、どんな性自認でも楽しむことができるというニュートラルな側面を兼ね備えた寛容な煌めきが、ジュエリーの新たな時代の幕を開ける。

エシカルな視点から誕生したジュエリーブランド「エネイ」

ジェンダーレスジュエリー、エネイ

右(Fiona):ネックレス ¥86900/エネイ (エネイ松屋銀座) ベスト ¥126500/マリア マクマナス (ビオトープ) 腰に巻いたシャツ ¥19800/エディフィス (エディフィス 新宿) ショーツ/スタイリスト私物

左(Raheem):ブレスレット ¥50600、リング ¥29700/エネイ (エネイ松屋銀座) 肩に巻いたニット ¥97000/クリスタセヤ (ビオトープ) パンツ ¥24200/アモーメント

any+energyから生まれた造語のブランド名を掲げる「エネイ」。あらゆるエナジー、多様性を巡らせていくジュエリーという意味が込められており、ラボで生み出される合成ダイヤモンドを採用してデザイン性の高いジュエリーを生み出している。

ジェンダーレスジュエリー、エネイ、ネックレス

ネックレス ¥86900/エネイ (エネイ松屋銀座)

ヘリンボーン模様のプレートとチェーンのマッチが特徴的なネックレスは、ラボグロウンダイヤモンドが1石、エンドパーツにセッティングされており、後ろ姿にも輝きを添える。

ジェンダーレスジュエリー、エネイ、ラボグロウンダイヤ

右(Fiona):ネックレス ¥86900/エネイ (エネイ松屋銀座) ベスト ¥126500/マリア マクマナス (ビオトープ) 腰に巻いたシャツ ¥19800/エディフィス (エディフィス 新宿) ショーツ/スタイリスト私物

左(Raheem):ブレスレット ¥50600、リング ¥29700/エネイ (エネイ松屋銀座) 肩に巻いたニット ¥97000/クリスタセヤ (ビオトープ) パンツ ¥24200/アモーメント

ジェンダーレスジュエリー、エネイ、リング

ブレスレット ¥50600、リング ¥29700/エネイ (エネイ松屋銀座) 

重厚感のあるシルバー925素材のリング。女性が着用しているネックレスと同様のヘリンボーン模様のプレートが輝くブレスレットと合わせて、カラーマッチを楽しんで。

「ヒロタカ」がジェンダーレスジュエリーとして打ち出す、シルバージュエリーの新作

ジェンダーレスジュエリー、ヒロタカ、hirotaka

右(Raheem):イヤーカフ ¥64900、リング ¥88000/ヒロタカ (ヒロタカ 表参道ヒルズ) ジャケット ¥148500、パンツ ¥57200/カルーゾ、シャツ ¥16500/エディフィス (ともにエディフィス 新宿) 左(Fiona): バングル ¥88000、リング ¥75900、イヤリング ¥68200/ヒロタカ (ヒロタカ 表参道ヒルズ)  キャミソール ¥24200/オーラリー スカートとして着用したドレス ¥132000/ジア スタジオ (ザ・ウォール ショールーム)

ニューヨークを拠点に活躍するジュエリーデザイナーの井上寛崇氏が手がける「ヒロタカ」。イヤカフのトレンドの火付け役的な存在であり、デビュー当時から今も変わらず、アートピースのような繊細で華奢なジュエリーを作り続けている。

2022年には待望のシルバージュエリーを発売。以降、時流に乗せて、タイムレスでマニッシュ、ジェンダーレスに楽しめるジュエリーをと、メンズサイズの展開をスタート。幅広い層へ向けたコレクションとして発表している。

ジェンダーレスジュエリー、ヒロタカ、hirotaka、イヤーカフ

イヤーカフ ¥64900/ヒロタカ (ヒロタカ 表参道ヒルズ) 

砂丘に描き出す美しい風紋に着想を得て生まれたコレクション"Dune(デューン)”。硫化処理によって豊かな黒色を生み出したオキシダイズド・シルバーの輪に、ゴールドの輪が交差する立体的なデザインが魅力。

ジェンダーレスジュエリー、ヒロタカ、hirotaka、ブレスレット

バングル ¥88000、リング ¥75900/ヒロタカ (ヒロタカ 表参道ヒルズ)  キャミソール ¥24200/オーラリー スカートとして着用したドレス ¥132000/ジア スタジオ (ザ・ウォール ショールーム)

ジェンダーレスジュエリー、ヒロタカ、hirotaka、イヤーカフ、Dune

イヤリング ¥68200/ヒロタカ (ヒロタカ 表参道ヒルズ)  

ジェンダーレスジュエリー、ヒロタカ、hirotaka、バングル

バングル ¥88000、リング ¥75900/ヒロタカ (ヒロタカ 表参道ヒルズ)  キャミソール ¥24200/オーラリー スカートとして着用したドレス ¥132000/ジア スタジオ (ザ・ウォール ショールーム)

キャミソールブラトップにタイトなホワイトのスカートを合わせたセンシュアルな着こなしに、マニッシュかつモダンなバングルやリングを合わせて引き算を。ジェンダーレスなジュエリーは、服とのコーディネイトにもその存在感を発揮してくれる。

問い合わせ先
・アモーメント cs@amomento.jp
・エディフィス 新宿 03-5366-5481
・エネイ松屋銀座 03-3566-2139
・オーラリー 03-6427-7141
・ビオトープ 0120-298-133
・ヒロタカ 表参道ヒルズ 03-6434-7333

青木柊野

フォトグラファー

青木柊野

1998年生まれ、秋田県出身。東京工芸大学写真学科中退。
2017年に発表された作品群「hill」を皮切りに、作品展示、パブリケーションを通して、実験的な作品を多数発表している。主な作品に「autonomy」(2019)、「project "cejitos"」(2023)など。

小笠原夏未

スタイリスト

小笠原夏未

1993年生まれ。文化学園大学 服装造形学科にて服作りを学び、卒業後はバンタンデザイン研究所 スタイリスト科に入学。卒業後スタイリスト山口翔太郎氏に師事しアシスタントとして国内外のさまざまな媒体に関わる。2020年秋に独立。東京を拠点に、モード誌やファッションブランドのビジュアルを中心に活動中。

多田綾子

エディター

多田綾子

1984年生まれ、大阪府出身。上智大学 外国語学部 英語学科卒。ELLE、SPUR、madame Figaro japonでファッションエディターとして研鑽を積んだ後、株式会社ジーユーに入社してマーケターに転身。パリのクチュールメゾン、Bonpointでマーケティングマネージャーを経験したのち、フリーランスに。現在は、雑誌や広告等で編集者として活動中。



撮影/青木柊野(W) スタイリスト/小笠原夏未 ヘア&メイク/秋月庸佑 モデル/Fiona(THE MANAGEMENT)、Raheem(WEST management) 構成・取材・文/多田綾子