ハンカチだけじゃない！『フェイラー』の 新作「ハイジペイズリー」のポーチ＆バッグもチェック！【着心地のいい服 Dig & Report! Vol.49】

私が子どもの頃、母が『フェイラー』のバッグをよく使っていました。それは黒いレザーのハンドバッグで、帯状に紫色の花柄のシュニール織が施されているものでした。私の中では『フェイラー』＝母のハンドバッグで、自分とは少し縁遠く感じていました…数年前までは！

ここ数年で『フェイラー』を街中で見かける機会が本当に増え、そのポップな色合いや可愛いデザインの数々にとても驚いています。こんなに可愛いものがたくさんあるなら、もっと早く知りたかった！と思うほど。そこで今回は、この夏に発売される『フェイラー』新作をお試ししてみました。

1948年にドイツで生まれた『フェイラー』。織物の工房からスタートし、ババリヤ地方の伝統工芸の織物に着想を得て、独自の技法によるシュニール織のブランドが誕生しました。『フェイラー』のシュニール織は、柔らかくて厚みのある質感、そして使うほどに肌になじむ風合いが特長です。2015年にスタートしたギフトコンセプトショップ『ラブラリー バイ フェイラー』など、ポップでキュートなデザインが人気を集め、幅広い年齢層から支持されています。

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まずはやっぱり定番のシュニール織ハンカチ。サイズもさまざま展開していますが、こちらは2枚とも25cm×25cmです。「ハイジ」という柄はてんとう虫やちょうちょ、小鳥、小さな花など、ドイツの野にいる小さな生き物たちを描いたもの。そこにペイズリー柄を合わせた「ハイジペイズリー」（右）と、ハイジの森の仲間たちが円になって描かれた「チャムチャムハイジデイ」（左）が新たに登場します。

このふわっとしたシュニール織の質感、『フェイラー』以外ではなかなか出合えないですよね。

少しコシのある素材なので、一見すると水を吸わないのでは？と思いがちですが、吸水性はバッチリ。しかも洗濯してもへたらないので、本当に長く使うことができます。ギフトに選ばれるのも納得。

バッグから取り出せば自分の気分も上がるし、まわりの人まで元気にしてくれそうな美しい発色です。

続いてはこちらも新作、「ハイジペイズリー メッシュポーチS」です。『フェイラー』はシュニール織のブランドとしてスタートした、と前述しましたが、今はこんな素材のアイテムも展開しているんです。メッシュ素材でカジュアルさと涼しげな雰囲気をプラスしながら、「ハイジペイズリー」柄とゴールドのチャームで品のいい印象はそのまま。

サイズはS/M/Lの3種類ありますが、Sはリップやイヤホンなどの小物を収納しておくのにぴったりです。ポーチ自体が薄手なので、バッグの中でもかさばらず、持ち歩きにも便利そう。

こんなものもあるの!?と個人的にいちばん驚きだったのが「ユニ マクラメトートバッグ」。手で編み上げられたというマクラメバッグは、かなりしっかりとした作り。ドリンクなど少し重たいものを入れても形が崩れにくそうです。

写真だと伝わりにくいのですが、マクラメロープ自体にゴールドのラメが織り込まれています。日差しを浴びるとキラキラっと華やかな雰囲気。編み目が大きいので、中に好きなカラーの内袋を入れたり、スカーフを裏地のように見せたり、いろいろなアレンジが楽しめそうですね。

想像以上にたくさんのアイテムを展開している『フェイラー』。もともと知っていた方も、知らなかった方も、お店やサイトをチェックしたらきっと新たな発見があるはず！

取材・文／堀越美香子　企画・構成／福井小夜子（yoi）