ハーブティーを生活に取り入れるって、難易度高いなぁとずっと思っていたんです。興味もあるし、健康にも美容にもよさそうだし、実際、何かきっかけがあると買ってみたり飲んでみたりするのですが、どうしても続かない。期待する効果もそれほど感じられず、余った茶葉が戸棚の奥へたまっていく...。それが私にとってのハーブティーでした。
今日のEditor's Pick!
Dgs Phytreat × EMILY WEEK HERB TEA BLEND「 BALANCE(for WOMEN)」/ 30g ¥1,728/EMILY WEEK NEWoMan 横浜店 045-534-5381
それなのに、ハーブティー? と、つっこみたくなりますよね。そうなんです。最近、そんな私の生活に変化の兆しがあり、ここでお伝えしようと思います。
きっかけは、『EMILY WEEK』のブランドコンセプター・柿沼あき子さんに、『EMILY WEEK』のオリジナルハーブティーをいただいたことでした。このハーブティー、漢方薬やハーブ、薬草など、植物由来の製品を集めたコンセプトドラッグストア『Dgs Phytreat (ドラッグストア フィトリート)』とのコラボレーションによって生まれたもの。『EMILY WEEK』のブランドテーマである、生理期を軸にした女性の4週間のバイオリズムに合わせてハーブがブレンドされていて、全部で4種類あります。
「BALANCE」に使われているハーブは、ヤロー、スイートオレンジ、キャットニップ、メリッサ、フェンネル、ローズピンク。色合いがかわいく気分も上がります
私がいただいた「BALANCE」は、生理前の不安定で落ち込みがちな時期、心身のバランスを整え、ほんのり幸福感も得られるようにとブレンドされているのだそう。小さな花やオレンジの皮が彩りを添えて、見た目も華やかです。飲んでみると、想像以上にすっきりとした味! クセがないので、食事と合わせても違和感がなさそう。
「私は朝、水筒にたっぷりと作って、一日中持ち歩いているよ。なんだか心強い気持ちになるの」と、教えてくれた柿沼さん。私はその言葉にハッとしてしまいました。私は今まで、ハーブティーを飲んで「自分がどんな気持ちになるか」なんて考えたことがなかったのです。
こだわっていたのは、「効く」とか「効かない」とか、「続けなきゃ意味がない」ということ。だからハーブティーに対して、変なプレッシャーがあったのかもしれません。そしてそれが苦しくなって続けられない...。一方、柿沼さんにとってハーブティーは、「心強い気持ち」をくれるもの。だから気負いなく、むしろ楽しんで生活に取り入れられているのです。
柿沼さんの真似をして、私も水筒に入れて持ち歩いてみることに
「健康になるために」「心地よい生活のために」が先にくると、どうしても肩に力が入ってしまいます。そして、そうできない自分を責めてしまったり、落ち込んでしまったり。そういうことにこだわるよりも、お湯を沸かし、カップを温め、ゆっくり座ってお茶を飲む...そんな豊かな時間に目を向けてみることが、まず大事なのかもしれない。そう気がつきました。
朝日が差し込むキッチンでコポコポとお茶を淹れていると、心身がほぐれていくよう。まずは、「ゆったり過ごすのがいい」といわれる生理前の時期だけでも、自分のためにこうしてお茶を淹れる時間をつくってみよう。それだけで、憂鬱な時期の過ごし方が大きく変わるような気がしています。
写真・文/秦レンナ(yoi)