食べること飲むこと大好きなアラサーyoiエディターの木村とライター海渡が、同い年のグルメ雑誌エディター嵩倉さんをゲストに迎え、「ウェルネス酒場」について五月雨トークを展開! 今回のテーマは、「アート&お花」とともに楽しめるお店。ノンアルで楽しめるスポットも多数紹介!
♡メンバープロフィール♡
エディター嵩倉:グルメ情報誌「東京カレンダー」の編集者。仕事柄、リサーチのために週7で外食。ラグジュアリーレストランから大衆居酒屋まで知り尽くしている。
エディター木村:1992年生まれ。yoi編集部員。食べることと飲むことが生きがい。主な飲食エリアは品川区・大田区・新宿区。
ライター海渡:どんなに忙しくても、三食必食。渋谷〜中目黒、新大久保周辺のごはん屋に出没しがち。最近は、オーガニックレストランを開拓中!
幸福度がアップ! 美しい花や植物を愛でながら美酒に酔う
エディター木村:やっぱりアートや植物といった美しいものは眺めるだけで癒されますよね。
ライター海渡:ドーパミンやセロトニンが分泌されるらしいですよ。
エディター嵩倉:眺めるだけでも幸福度が上がるのに、そこに美食と美酒が加われば、それは間違いなくウェルネスにつながりますね。
ライター海渡:私のおすすめは、2024年7月に祐天寺にオープンした「babajiji house」。以前、神宮前にあった野村友里さん主宰のレストラン「eatrip」と花屋「The little shop of flowers」が移転し、一軒家を拠点にした施設です。グローサリーショップ「eatrip soil」や、ギャラリー&ショップ「YES SHOP」も入っていて、見どころ満載なんです!
エディター木村:こんなお店があるとは!
ライター海渡:ここに置いてあるお酒はどれも素晴らしいんです。なかでも、「nondo」のどぶろくは絶品! 飲むというより、食べると表現したくなるくらいドロッと濃厚で、バナナようなフルーティな味わいです。
エディター嵩倉:食事もおいしそう。色とりどりの野菜たっぷりで体によさそう!
ライター海渡:どれも体が喜ぶお味です。エントランスにある切り株スペースで、花を眺めながらサクッと立ち飲みするだけで疲れが吹き飛びます〜。
エディター嵩倉:素敵ですね! お花が楽しめる場所といえば、私のおすすめは恵比寿にある会員制バー「EBISU FLOWER PARK」。お花を使ったカクテルを楽しみながら、世界各国の花々を堪能できるんです。ダイナミックに飾られたお花の迫力にきっと圧倒されるかと。しかも、そのお花は購入できて、花屋として利用することもできるんですよ。
エディター木村:(店内の写真をチェック)まるで花園!!
エディター木村:私のおすすめは、蒲田にある「JUURI(ユーリ)」かな。花屋さんの隣にワインバーが併設されていて、ごはんもすごくおいしいんです。ノンアルコールのぶどうジュースもおいしいですよ!
ライター海渡:洗練された雰囲気で素敵! 蒲田の銭湯帰りに行ってみようかな。
観て、作って。アートに出合える酒場
エディター木村:飲みながらアート鑑賞ができたり、制作体験ができたりするスポットも増えていますよね! 例えば、新徒町にある、廃材を使ったものづくり体験ができる「Rinne Bar」や陶芸バー「ろくろと米 ととと」とか。
エディター嵩倉:あ〜たしかに。「ろくろと米 ととと」は向島にありますよね?
エディター木村:そうそう、ミニろくろ体験と食事がセットになっていて、所用時間は2時間程度。土に触れたり、土鍋ごはんを味わったり、日本酒を飲んだり…楽しいことづくし!
「Rinne.bar」はオリジナルのカクテルがすごくおいしいんだけど、同じものをノンアルでも楽しめちゃいます!
ライター海渡:料理もそうだけど、何かに没頭するってセラピー効果がありますよね。だから、今アート体験が流行っているのかなと。
エディター嵩倉:手を動かすことで、幼少期のことを思い出して心が満たされるということもありますよね。私の友人も最近、代官山や神宮前などにある「ArtBar」で、ワイングラスを片手にお絵描きを楽しんでいました。
ライター海渡:楽しそう〜。そういえば高校生のとき以来、絵の具に触れてなぁ。久しぶりにパレットを握りたくなってきました(笑)。
エディター嵩倉:“作る”ではなく“観る”なら、中目黒にある「3110NZ by LDH Kitchen」。鮨の名店「鮨さいとう」と現代美術ギャラリー「NANZUKA」がコラボレーションしたお店で、異世界に迷い込んだようなクリーンな空間でアートとお鮨を堪能できるんです。
エディター木村:本当だ! 近未来的。
ライター海渡:麻布台ヒルズに入っている 「ギャラリー&レストラン 舞台裏」も素敵ですよ。展示エリアの裏にレストランがあって、鑑賞後にワインを飲みながら語り合う時間は至福です。店内のほの暗さもよくて、心静まるひとときが過ごせるんです。
「ギャラリー&レストラン 舞台裏」
Photo by Ryo Yoshiya
エディター嵩倉:大正4年創業の老舗酒屋が倉庫をモダンにリノベーションして始めた角打ち「桑原商店」もいいよね。店内奥の巨大ショーケースには約200種類の日本酒がずらりと並んでいて、その光景はまるでアート作品のよう。そこから宝探しのように気になる一本を探す時間は、たまらなく幸せ!
エディター木村:ここ、すごく楽しいですよね。お酒はもちろん、アート関係の仕事もされているオーナーが、全国各地から集めた食品やアート作品も購入できるんですよね。どの商品もユニークで、物欲が止まらなくなるんですよ(笑)。
エディター嵩倉:わかります(笑)。店内では、週替わりで約40種類の日本酒が飲めるうえ、おつまみも充実しているため、日本酒好きにはたまらない空間ですね。
エディター木村:今度みんなで飲み比べしに行きましょう〜!
エディター嵩倉&ライター海渡:最高。行きましょう〜!
「桑原商店」
Photo by Kenta Hasegawa
取材にご協力いただいた嵩倉さんが編集担当!
取材・文/海渡理恵 企画・編集/木村美紀(yoi)