食べることと飲むことが大好きなアラサーyoiエディターの木村とライター海渡が、同い年のグルメ雑誌エディター・嵩倉さんをゲストに迎え、「ウェルネス酒場」について五月雨トークを展開! 今回のテーマは、近年注目度が高まっている「薬膳」。ノンアルも充実しているから、お酒を控えている人にもおすすめ!

♡メンバープロフィール♡
エディター嵩倉:1991年生まれ。グルメ情報誌「東京カレンダー」の編集者。仕事柄、リサーチのために週7で外食。ラグジュアリーレストランから大衆居酒屋まで知り尽くしている。
エディター木村:1992年生まれ。yoi編集部員。食べることと飲むことが生きがい。主な飲食エリアは品川区・大田区・新宿区。
ライター海渡:1991年生まれ。どんなに忙しくても、三食必食。渋谷〜中目黒、新大久保周辺のごはん屋に出没しがち。最近は、オーガニックレストランを開拓中!

体調に合わせた薬膳料理で、体を内側からケア

ライター海渡:コロナ禍以降、免疫力アップや体調管理への意識が高まったことで、体を内側からケアしてくれる薬膳への注目度がアップしているよね。お店も増えている印象!

エディター木村
:そう思う。薬膳に対するハードルが下がっているイメージはある。

ライター海渡:私も最近、薬膳にハマっているんだけど、そのきっかけが表参道にある薬膳レストラン10ZEN 青山店。漢方で有名な薬日本堂が手がけていて、自家製の漬け込み薬膳酒や、それを使ったカラフルなカクテル、火鍋などがいただけます! 『気血水』のチェックシートが用意されていて、それに答えると自分がどこに滞りがあるのかを知れるし、体質に合わせてメニューを選べるのもいいんだよね。

エディター嵩倉
:自分の体を知るきっかけになりますね。
私もチェックしたい!

エディター木村:ここはミュージアム内でショップなども併設されているから、漢方について深く学べて、お土産を買って帰ることもできるのも魅力ですよね。

薬膳レストラン10ZEN 青山店 酒
薬膳レストラン10ZEN 青山店 ドリンク
薬膳レストラン10ZEN 青山店 料理
薬膳レストラン10ZEN 青山店 お粥
薬膳レストラン10ZEN 青山店 外観

エディター嵩倉:私のイチ押しは、恵比寿のやくぜん酒場 甘草(かんぞう)。旬の野菜をたっぷりと使った薬膳料理や、希少な生薬で作られた自家製漬け酒がそろっていて、約8種類の青菜が入った名物「やくぜん草鍋」は必食!

ライター海渡:恵比寿にこんな素敵なお店があったとは。おばんざいも充実しているみたいで最高ですね。




エディター嵩倉:あと、代々木と日本橋にある古民家火鍋 ひなべねこもおすすめ。ここは、体の不調を伝えると、20種以上の食材から生薬とスパイスを調合して、オーダーメイドの薬膳火鍋を作ってくれるんです。

エディター木村
:何それ〜めちゃくちゃいい。元気を出したいなってときに、まさに駆け込みたいお店だ。

ライター海渡:今すぐ行きたい。私は火鍋だと、先日友人に連れて行ってもらった築地にある一軒家レストランらかんかがおすすめ。オーガニック野菜や自然派肉を使った薬膳火鍋とナチュラルワインが楽しめます。とても上品な味わいで、大満足でした。火鍋は時々食べ疲れすることがあるけど、こちらのはまったくそんなことなく、養生鍋という感じでした。

エディター木村:ほかに薬膳酒場というと、渋谷の自然派中華料理店「月世界」。薬膳酒と、自家製醤を使った料理はどれも絶品! 特に、名物の「よだれ鶏」はお酒がすすむすすむ。絶対に注文してほしいひと皿です。

自分の体を見つめ直せるユニークな薬酒バー

エディター木村:薬酒バーといえば、神宮前の木馬®︎が最近のイチ押し。どの薬酒も飲みやすくて、約40種類の漢方やハーブが入ったキーマカレー「植物最高カレー」も絶品! ここのノンアル、梅のジュースもおすすめです。

ライター海渡:約40種類‼︎ それはすごい。

エディター木村:あと、浅草にある浅草薬酒バーもおすすめ。自家製の薬酒が常時50種類ほどそろっていて、それぞれの効能を確かめながら選ぶ時間がとても面白かった。

エディター嵩倉
:お味は?

エディター木村:おいしいですよ。独特な味のものもあるけど、スパイスの味が好きな人は絶対にハマると思う。

ライター海渡:三軒茶屋にある薬酒バルTrad Grasも人気ですよね。100種類ほどの薬酒や、薬膳ワインなどがそろっていて、体調や好みに合わせてぴったりの一杯を提案してくれるんです。




ライター海渡:あと、東京・清澄白河にあるクラフトジンとスピリッツの蒸留所「深川蒸留所」の系列店、ニコ酒店。ここでは、漢方に詳しい薬剤師でもある番頭さんが、体調や気分に合わせた養生酒を選んでくれます! 

エディター嵩倉
:薬剤師さんが提案してくれるとは。それは信頼できる。年始は何かと疲れがたまりやすいから飲みに行ってエネルギーチャージをしよう。

エディター木村:いいね、行きましょう〜!




取材にご協力いただいた嵩倉さんが編集担当!

東京カレンダー

取材・文/海渡理恵 企画・編集/木村美紀(yoi)