「フェムテック」という言葉が広がる今、改めてデリケートゾーンケアを気にし始めたという人も多いのでは?
医療・ヘルスケアに携わるアドバンスト・メディカル・ケアが、20代~50代の一般女性と、医療・介護事業に携わるヘルスケア業界の女性を対象に、それぞれデリケートゾーンケアについて調査を実施しました。日頃から体や健康に携わっているヘルスケア業界の女性たちのデリケートゾーンケアへの意識は、一般女性とどのくらい違うものなのでしょう?

<調査概要1>調査内容:デリケートゾーンケアに関する調査
調査方法:インターネット調査  調査対象:30~50 代の一般女性 調査期間:2021 年 9 月 調査回答数:362 名 調査実施:株式会社アドバンスト・メディカル・ケア

<調査概要2>調査内容:デリケートゾーンケアに関する調査
調査期間:2021年9月~10月 調査方法:製品使用と併せたアンケート調査 調査回答数:117名 調査対象: 20~50代の医療・介護業界に勤務する女性(株式会社アドバンスト・メディカル・ケア関連会社勤務)


ショーツから花やケアアイテムがはみだしているイラスト

一般より約2倍高いデリケートゾーンケア意識

一般女性への調査では、「顔・ボディ・デリケートゾーンのお手入れに気を使っている?」という質問に、気を使っている(非常にあてはまる、またはあてはまる)と回答した人は、顔が58%、ボディが35%なのに対して、デリケートゾーンでは22%でした。一方、気を使っていない人は40%で、気を使っている人の約2倍という結果に。

これに対して、日頃から自分や他人の体の健康に意識が向きやすい、医療や介護の業界で勤務する女性たちは、デリケートゾーンのケアに「大変気を使っている」「気を使っている」と答えた人が41%。割合としては約2倍、一般女性に比べて「デリケートゾーンケア」への意識が高いようです。「あまり気を使っていない」と答えた人も半数いましたが、そのうち22%はデリケートゾーン専用の洗浄剤を使用していました。専用のケア製品を使用することにハードルを感じず、日常的にデリケートゾーンをケアすることが習慣となっているといえそう。

デリケートゾーンの曲がり角って? 医療や介護にたずさわる女性たちのデリケートゾーンケア意識とは_2

調査出典:(株)アドバンスト・メディカル・ケア調べ 2021年10月

日常的に専用の洗浄剤を使用してケア

ヘルスケア業界の女性がデリケートゾーンに関して使用する製品は、洗浄剤が40%と高く、保湿剤が11%、美容液が1%でした。また、脱毛などデリケートゾーンのプロにお手入れを任せているという人は11%と、この調査でも意識の高さを感じます。

デリケートゾーンの曲がり角って? 医療や介護にたずさわる女性たちのデリケートゾーンケア意識とは_3

調査出典:(株)アドバンスト・メディカル・ケア調べ 2021年10月

とはいえ、一般女性も、デリケートゾーンについて「いつまでも美しく保ちたい」と答えた人は54%。顔64%、ボディ65%に比べても大差がなく、デリケートゾーンのお手入れ意識は今後ますます高まりそう!

他人のデリケートゾーンを見て気になるのは乾燥!

デリケートゾーンの曲がり角って? 医療や介護にたずさわる女性たちのデリケートゾーンケア意識とは_4

調査出典:(株)アドバンスト・メディカル・ケア調べ 2021年10月

ヘルスケア業界の職業に就く方ならではですが、自分だけでなく他人のデリケートゾーンを見ることもあります。調査対象者の約3割が自分以外のデリケートゾーンを見る機会があり、なんとそのうち94%は「自分以外のデリケートゾーンを見たとき、その状態が気になることがある」と回答。その気になる状態トップ3は、肌荒れ・乾燥(57%)、洗浄不足(39%)、アンダーヘアー(39%)でした。

アンケート調査に参加した看護師さんからは、「デリケートゾーンが気になって洗い流しすぎる人が多いのか、デリケートゾーンの乾燥が目立つ」というコメントも。また、一般のボディソープは洗浄力が強いので、洗浄過多には要注意。デリケートゾーンが乾燥していると、脱毛時にレーザーをあてたときに痛みが出てしまう可能性もあるといいます。

デリケートゾーンの曲がり角は50歳前後

デリケートゾーンの曲がり角に関するアンケート結果グラフ

調査出典:㈱アドバンスト・メディカル・ケア 調べ 2021 年 9 月

ちなみに、一般女性へのアンケートで「顔、ボディ、デリケートゾーンの曲がり角は何歳だと思うか」を聞いた結果が上のグラフ。顔のお肌の曲がり角は20代、ボディは30代と感じている人が多いよう。では“デリケートゾーンの曲がり角”って…?

産婦人科医の吉形玲美先生は、デリケートゾーンの健康状態には腟内のラクトバチルス乳酸菌の存在が関係しているといいます。本来、閉経前の健康な人のデリケートゾーンは、女性ホルモンのエストロゲンの働きで、腟内にいるラクトバチルス乳酸菌がpHを酸性に保ち、外的な細菌等から守る自浄作用を持っています。吉形先生の研究結果では、閉経後にラクトバチルス乳酸菌を持つ人は非常に少なく、そのため「閉経に向かう更年期、つまり50歳前後がデリケートゾーンの曲がり角といえるでしょう」とのこと。

「腟は女性の体にとって大切な場所ですが、女性ホルモンの影響を体内から受け、常に下着に覆われていることで外的にも過酷な環境にあります。さらに、デリケートゾーンは体のほかの部位よりも角層が薄いため不安定になりがち。デリケートゾーンを清潔で健康に保つためには、専用の洗浄剤を使い、洗い流し過ぎにも気をつけましょう」(吉形先生)

においやおりものが気になるからといって、洗浄しすぎると乳酸菌を流してしまい、大切な自浄作用を奪ってしまいます。専用ソープも、泡切れのいいものを選ぶことで、洗い流しすぎて善玉菌が失われるリスクを下げることができます。そして、ソープで洗浄したあとはさっとお湯で流し、洗ったあとは保湿することを習慣に! おすすめは、保湿とpH調整のできるラクトバチルス乳酸菌が配合された保湿剤でケアすることだそう。

広く一般化してきたデリケートゾーンケア。まだ何もしていないという人は、2022年こそ、日々のバスタイムとボディケアで、まさに“デリケート”な部位のお手入れを始めてみませんか?

構成・文/長岡絢子 イラスト/forest eternal

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