自然やリラックスを求めて一人で出かけたものの、結局、出かけた先も混んでいて疲れてしまった……なんて経験、ありませんか?今回は、東京・関東近郊のリトリートスポットを巡ってきたTRさんに、“時間・場所・過ごし方”をほんの少し“ずらす”ことで、混雑を避けながら快適に過ごせるコツを教えていただきました。
「ひとリート」とは…半日~日帰り・1泊2日程度の「一人で楽しむリトリート体験や旅」を表す造語。yoi発の、心と体のセルフケアに役立つ時間の使い方です。
- 【“ひとリート”で混雑を避ける3つの法則】夏こそ時間、場所、過ごし方を“ずらして”快適に!
- 【TR流】“ずらし”テクニック3つ!
- Technic 1. 時間をずらす
- Technic 2. “泊まり”から“日帰り”にずらす
- Technic 3. 目的地をずらす
- 【東京のひとリート穴場カフェ&レストラン4選】定番からちょっと“ずらして”静かな癒し時間を堪能!
- 1. 【外苑前駅】薪火のぬくもりと緑の風を感じる「natuRe tokyo」
- TRさん的おすすめポイント
- 2. 【恵比寿駅】都会で見つけた、和菓子が楽しめる古民家カフェ「SISIRI」
- TRさん的おすすめポイント
- 3. 【目黒駅】都会の森で深呼吸、美術館の余韻に浸る「TEIEN Restaurant comodo」
- TRさん的おすすめポイント
- 4. 【鳩ノ巣駅】本と珈琲と、渓谷の絶景「KIKORI CAFE TOKYO」
- TRさん的おすすめポイント
- 【都内から日帰りひとリート】東京からちょっと“ずらして”出合う、自然派温泉&リゾート&カフェ3選
- 1. 【鎌倉】海辺のカフェと温泉で、心と体をほぐす半日ひとリート
- TRさん的おすすめポイント
- 2. 【日光】自然と美食をめぐる癒しの日帰りひとリート
- TRさん的おすすめポイント
- 3.【那須塩原】自然と一体になる、静寂の日帰りひとリート
- TRさん的おすすめポイント
【“ひとリート”で混雑を避ける3つの法則】夏こそ時間、場所、過ごし方を“ずらして”快適に!

——まず、TRさんが“ひとリート”を始めたきっかけを教えてください。
TR 都会での生活や仕事って、毎日がスピーディで刺激的ですよね。私もそういう環境が嫌いなわけじゃないんですけど、ふとした瞬間に「自分や、大切なことと向き合う時間」がなくなっていると感じることがあったんです。
そんな時に目が向いたのが、日本の風景や、昔から大切にされてきた文化でした。もともとスノボや登山、サーフィンが好きで、自然の中にいるときは、自分の呼吸がゆっくりになるのを感じていたんです。いちばん素直な自分に戻れるというか……気がついたら、そこにある“静かな豊かさ”や、“本質的な心地よさ”を求めていました。
今は、そんな自然を愛する人や、自分の心の声をもう一度ちゃんと聞いてみたいと思っている人に向けて、リトリートの魅力を少しずつでも伝えられたらいいなと思ってInstagramで『Tokyo Retreat』を発信しています。

——混雑していない素敵な場所を見つけるのは大変じゃないんでしょうか?
TR そうですね。最初は「素敵だなぁ」と思って訪れた場所でも、やっぱり混雑していて。ゆっくり過ごすというよりは、コーヒーを飲み終えたらすぐ出ちゃう、みたいな少し忙しない感じがあったんですよね。
でも、いろんな場所に足を運んでみるうちに、時間・場所・過ごし方を少し“ずらす”だけでできる「混まない法則」みたいなものが、だんだん見えてきた気がします。
もちろん、遠出ができれば素敵でのんびりできる場所もたくさんあると思うんですけど、そうそう頻繁には行けないじゃないですか。
だからこそ、「あ、都内でもこんなにリラックスできる場所があるんだ」「日帰りでも十分満喫できるじゃん」ってわかると、それだけでふっと肩の力が抜けるというか。そういう安心感が、自分に穏やかさを与えてくれると思います。
【TR流】“ずらし”テクニック3つ!
Technic 1. 時間をずらす
私がおすすめしたいのは、「オープン時間に合わせて行く」昼間のひとリート。自然光のやわらかい光に包まれた昼間ならではの景色は、本当に美しくて、心がほぐれていくのを感じます。自然の豊かさや造形の美しさを、まっすぐに味わえる時間だと思うんです。
オープン直後の時間帯なら、予約なしでふらっと立ち寄れるお店も多く、混雑を避けられるのがうれしいポイント。ランチタイムなら価格もお手頃なので、気軽な“ひとリート”にもぴったりです。

Technic 2. “泊まり”から“日帰り”にずらす
最近はホテルの価格がかなり高騰していますよね。以前なら気軽に泊まれた場所も、今はためらってしまうことが増えてきて。そんな時に見つけたのが、「日帰りでちょっとだけ贅沢をする」という選択肢でした。
例えば、軽井沢のラグジュアリーホテルのラウンジでお茶をしたり、景色のきれいなレストランでゆっくりランチをしたり。泊まりに行くと思えば、日帰りでその分の予算をかけると、十分にリッチな時間が過ごせるんですよね。
何より、泊まるとなると準備や翌日の予定も気になってしまうけれど、日帰りならその日の気分でふらっと出かけられる気軽さもある。無理なく、自分のペースで楽しめる“プチ贅沢”って、実はすごく今の気分に合ってるなって思います。

Technic 3. 目的地をずらす
通勤ルート内の距離ではなくて、ひとリートのときは、あえて日常とちょっと距離をとってみるのがおすすめです。
例えば都内で働いているのであれば、普段の生活圏から電車で30分ほど離れている場所など、通勤途中や仕事では訪れないエリア。時間がある日は、関東近郊へ1〜2時間かけて小さな旅気分で出かけるのもいい。“少し遠い”たったそれだけなのに、不思議なくらい意識がふっと切り替わるんですよね。
だから、「このカフェ、素敵だな」と思ったら、たとえ周りに何もなくても、あえてそこに行ってみる。その場所だけを目的にして出かけることで、何にも急かされずに、ゆったりと流れる時間や空気をじっくり味わえるんです。
【東京のひとリート穴場カフェ&レストラン4選】定番からちょっと“ずらして”静かな癒し時間を堪能!
1. 【外苑前駅】薪火のぬくもりと緑の風を感じる「natuRe tokyo」
外苑前駅から徒歩9分。都心にありながらも喧騒から離れられる、都立明治公園の中にひっそりとたたずむ一軒家レストラン。ハワイ発の“サステナブル・アイランド・フレンチ”をコンセプトに、薪火で仕上げるライブ感あふれる料理や、石や木など自然素材に囲まれたあたたかな雰囲気が魅力。カウンター席でじっくり火のぬくもりを感じたり、公園の緑を眺めながらテラスで風に揺れる木々に癒されたり──気分に合わせて過ごし方を選べるのもうれしいポイント。

2階席からは都立明治公園の豊かな緑を見渡せて、都会の真ん中にいることを忘れてしまいそう。テラスには海洋性プラスチックをアップサイクルした椅子が置かれ、テーブには色彩豊かなロスフラワーが飾られている。

TRさん的おすすめポイント
TR オープン時間の11時、特に平日の昼間は比較的ゆったり過ごせるので、“ずらし”ひとリートにぴったり。のんびりと自分のペースで過ごしたい方にこそおすすめしたい時間帯です。
都立明治公園の中にあるお店なんですが、都心とは思えないほど静かで、落ち着いた雰囲気が本当に心地よくて。外の緑を眺めながら、一人でゆったり過ごせる時間が、なんとも贅沢なんです。
natuRe tokyo
住所:東京都新宿区霞ヶ丘町5-7 E棟
営業時間:平日 ランチ11:00~15:00(LO.14:00)、ディナー17:00~23:00(LO.22:00)、土日祝 11:00〜23:00(LO.22:00)
定休日:不定休
電話番号:03-5860-5288
公式サイト
2. 【恵比寿駅】都会で見つけた、和菓子が楽しめる古民家カフェ「SISIRI」
恵比寿駅から徒歩10分ほど。閑静な住宅街にひっそりとお店をかまえる、北海道産の素材を生かした“北和菓子”が楽しめる甘味処。古民家の暖簾をくぐると、そこには都会の喧騒を忘れさせてくれる静かな癒しの空間が広がる。

喫茶で提供されるのは、北海道の恵みを感じる「雪もち」「おはぎ」「季節のおもち」「餡蜜」などの北和菓子。それぞれ、北海道天草の甜菜糖蜜寒天と焼羅臼昆布、飲み物がセットになっていて、素材の滋味をじっくりと味わえるのが魅力。繊細で美しい菓子の姿には、“引きの美学”が息づき、目でも心でも楽しませてくれる。

TRさん的おすすめポイント
TR オープン時間の10時頃に行くのが“ずらし”ひとリート。駅からは少し歩くんですけど、その分、都会の喧騒からふっと離れられる場所なんです。歩いた先にこんなに静かで心がゆるむ場所があるなんて……ちょっと感動します。
こぢんまりとしたお庭を眺めながら、ゆっくり和菓子をいただけるんですが、これが本当に美しくて。そして、見た目だけじゃなくて、ちゃんとおいしいんですよ。いろんな種類の和菓子があるんですけど、なかでも「おはぎ」と「雪もち」はぜひ一度、味わっていただきたいです。本当に、一口で虜になります。
SISIRI
住所:東京都渋谷区恵比寿3-38-25 1F
営業時間:10:00〜17:00(LO.16:30)
定休日:平日(土日祝 営業)
公式サイト
3. 【目黒駅】都会の森で深呼吸、美術館の余韻に浸る「TEIEN Restaurant comodo」
目黒駅から徒歩7分。東京都庭園美術館に併設されたガーデンレストランは、美術鑑賞の余韻にそっと寄り添う一軒。東京の真ん中にいながら、まるで森の中に迷い込んだかのよう。店内は全面ガラス張り。席に座ると、窓の外いっぱいに広がる木々の緑が目に飛び込んできて、思わず深呼吸したくなる心地よさ。

平日限定のパスタランチは、季節のサラダに選べるパスタ、デザート盛り合わせ、コーヒー又は紅茶が付いた満足感たっぷりの内容。美術館と合わせて訪れれば、アートと自然の両方に癒される、贅沢なひとときを楽しめる。

TRさん的おすすめポイント
TR 美術館の中にある、まさに隠れ家的なレストラン。お店の扉を開けて中に入ると、外の喧騒はすっと消えて、その代わりにジャズがふんわりと流れてきます。まるで別世界に迷い込んだような、不思議な静けさ。
私が訪れた日はちょうど雨上がりで、雲の合間から差し込む光が店内を優しく照らしていて……もう、それだけで癒されるというか、まさに“ひとリート”な時間を過ごせたんです。
平日に訪れるならランチがおすすめですが、土日なら15時から16時半までのカフェタイムがおすすめ。軽く立ち寄りたいときにもぴったりなんです。
TEIEN Restaurant comodo
住所:東京都港区白金台5-21-9
営業時間:ランチ 11:00〜15:00(LO.14:00)、カフェ 15:00〜16:30(LO.16:00)、ディナー 17:30〜21:00(LO.20:00)
定休日:月曜日(祝日の場合はその翌日)
電話番号:03-6450-3089
公式サイト
4. 【鳩ノ巣駅】本と珈琲と、渓谷の絶景「KIKORI CAFE TOKYO」
鳩ノ巣駅から徒歩2分。奥多摩の渓谷を見下ろす高台に、静かにたたずむ一軒のカフェ。川のせせらぎと鳥のさえずりが心地よく響くその場所は、自然とともに過ごす贅沢な時間を届けてくれる。

本棚には、ブックカフェ「おくたま文庫」の古本がずらり。小説やエッセイ、ノンフィクション、絵本、実用書など幅広いジャンルがそろい、気になる一冊を手にとって、読書の時間を楽しむこともできる。

TRさん的おすすめポイント
TR 鳩ノ巣駅へは、このカフェを目的に足を運びました。少し“秘境”感のある場所で、人通りの落ち着きも含めて、まさに“ずらし”ひとリートにぴったりのスポット。
目の前には渓谷が広がっていて、本当に息をのむようなロケーションなんです。カフェでコーヒーを飲みながらぼんやりしていたら、ふと耳に入ってきたのが、鳥のさえずりと風の音。それがまるで自然が奏でるBGMみたいで……なんとも言えない心地よさに、じんわり癒されました。
KIKORI CAFE TOKYO
住所:東京都西多摩郡奥多摩町棚澤403
営業時間:10:00〜17:00(LO.16:30)
定休日:不定休
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【都内から日帰りひとリート】東京からちょっと“ずらして”出合う、自然派温泉&リゾート&カフェ3選
1. 【鎌倉】海辺のカフェと温泉で、心と体をほぐす半日ひとリート
片瀬江ノ島駅から、江の島大橋を渡って歩くこと約10分。ヨットが静かに揺れる江の島マリーナの一角に、まるで秘密の隠れ家のようにたたずむ『SUNCAFE PARADISE』。4台のトレーラーハウスをつなげた遊び心あふれるつくりと、木のぬくもりに包まれたインテリアは、すべてオーナーの手づくり。グリーンに囲まれた空間はまるでボタニカルガーデンのよう。

料理は、地魚・地野菜、無添加、手作りにこだわった体を労るメニューばかり。なかでも、野菜とスパイスをふんだんに使用した「タコライス」はクセになる美味しさ。季節の果物をたっぷり使った自家製ジュースやスイーツも人気。

そして、SUNCAFE PARADISEから少し足をのばして訪れたいのが『稲村ヶ崎温泉』。鎌倉から江の島へと続く海岸線沿いに位置する、鎌倉で唯一の天然温泉。晴れた日には、湯船から海と空、そしてその向こうに富士山までも見渡せる贅沢なロケーション。

こだわりの湯は「モール泉」と呼ばれる希少な泉質で、松の有機質を含み、殺菌作用も高く、肌にも優しいのが特徴。湯上がりの肌はしっとりしながらも、驚くほどすっきりと軽やか。朝は静かな海の水平線に心を預けて。夕暮れどきには、江ノ島に沈む夕陽にそっと癒されながら。日常のすぐそばにありながら、深く心と体を整えてくれる場所。

TRさん的おすすめポイント
TR 鎌倉エリアは、半日からサクッと楽しめる、ひとリートにぴったりのスポット。遠出の旅はちょっと難しいな、というときに訪れると旅気分が味わえるんです。
ただ、鎌倉駅周辺はいつもにぎやかなので、“ずらし”たいときにおすすめしたいのが、江ノ島の隠れ家カフェと稲村ヶ崎の温泉。ちょっと足をのばすだけで、落ち着いた雰囲気になるのが魅力です。
SUNCAFE PARADISE
住所:神奈川県藤沢市江の島1-2
営業時間:11:00~18:00(LO.17:30)
定休日:なし(メンテナンス休業あり)
電話番号:0466-90-4446
公式サイト
稲村ヶ崎温泉
住所:神奈川県鎌倉市稲村ガ崎1-16-13
営業時間:9:00〜21:00(最終受付20:00)
定休日:不定休
電話番号:0467-22-7199
公式サイト
2. 【日光】自然と美食をめぐる癒しの日帰りひとリート
都心から約2時間半。中禅寺湖のほとりにたたずむラグジュアリーホテル、ザ・リッツ・カールトン日光。その美しい中庭の先にある中禅寺湖を臨むガストロノミーレストラン『レークハウス』は、宿泊者以外も利用できる、知る人ぞ知る特別な場所。湖面に映る光の揺らめきと、自然の静けさに身をゆだねながら、栃木の大地が育んだ食材と向き合う時間が待っている。

「Farm to Table」をコンセプトに、地元の野菜や農産物を主役にしたコース料理は、ひと皿ごとに四季の息吹を感じられる繊細な仕立て。気軽に楽しめるパスタ中心の「エンカウンター」(5000円)から、地産地消の魅力を堪能できる「ハーヴェスト」(14000円)まで、旅の気分に合わせて選べるラインナップも魅力。

お腹を満たしたあとに訪れたいのが「華厳の滝」。中禅寺湖から流れ出た水が、高さ97メートルの岩壁を一気に落下するその姿は、自然がつくり出すアートのよう。春の新緑、夏の清涼、秋の紅葉、冬の凍滝──四季それぞれの表情が楽しめる。

TRさん的おすすめポイント
TR 『レークハウス』の料理は、味はもちろん、目でも楽しめる美しさに感動しました。大きなガラス窓の向こうには、中禅寺湖と男体山の雄大な景色が広がり、ただただ見惚れてしまいます。静かな湖面を眺めながら、一人でゆっくりと味わうランチタイムは、心がほぐれるような豊かさがありました。
ランチは、『レークハウス』の魅力がぎゅっと詰まったコース「ハーヴェスト」がおすすめ。14000円と少し贅沢ですが、一泊二日の旅をギュッと凝縮したような満足感があって、「今日ここに来てよかった」と心から思える時間になります。
ガストロノミーレストラン レークハウス
住所:栃木県日光市中宮祠 2482 ザ・リッツ・カールトン日光
営業時間:ランチ11:00〜15:00(LO.14:00)、ディナー17:00〜22:00(LO.20:30)
定休日:なし
電話番号:0288-25-5776
公式サイト
3.【那須塩原】自然と一体になる、静寂の日帰りひとリート
那須塩原駅から無料送迎車で約30分。深い緑と静けさに包まれた地に位置する、「自然とともに在る」ことを大切にしたリゾート施設『那須 無垢の音』。その中心にあるのが、建築家・石上純也氏が手がけたランドスケープ『水庭』。
緻密な設計と繊細な感性から生まれたこの空間は、視覚的な美しさだけでなく、深呼吸したくなるような庭園。水面の揺らめき、光の反射、風が通り抜ける音──すべてがひとつの作品として完成されている。この『水庭』は、宿泊者以外でも、1ドリンク付きの入場料で見学が可能。歩く、立ち止まる、ただ眺める。そんなシンプルな時間を過ごせる場所。

散策のあとは、敷地内にあるカフェテラスへ。「水庭」で整えた心を、優しく余韻へと導いてくれるような、静かで穏やかな時間が流れている。特におすすめなのが、自然に囲まれたテラス席。風がそっと肌をなで、木々のざわめきに耳を澄ませながら過ごす時間は、体の奥から緊張がほどけていくような感覚に包まれる。

数量限定の「とちぎ和牛の自家製ビーフカレー」や「季節のパスタ」などを提供している。心身を整えたあとの体に、すっと染みわたるおいしさ。

TRさん的おすすめポイント
TR ここは、一見すると自然の森。でも実は、建築家・石上純也さんが手がけた、緻密にデザインされた"造形空間”なんです。池の形や木々の配置まですべて計算しつくされていて、自然と人工の境界線がわからなくなるような、不思議な世界が広がっています。
コナラ、モミジ、ブナなど、さまざまな種類の樹木と、曲線を描く池のバランスが本当に美しくて。「絶景」というより、「異世界に入り込んでしまった…」という感覚。
森の中は歩けるようになっていて、一歩足を踏み入れると風が抜け、音が消え、時間の流れまでゆっくりになるような感覚になります。静かで穏やかな空気に包まれて、自分の呼吸の音だけが聞こえるような、そんな特別なひととき。
水庭
住所:栃木県那須郡那須町高久乙 2294-3
営業時間:10:00~16:00(最終受付 15:00)、水庭ガイドツアーは11:00と14:00に開催
定休日:不定休
公式サイト
カフェテラス
営業時間:10:00~16:00
定休日:不定休
公式サイト