エディターであり「uncrave WHITE」ディレクターの東原妙子さん。実は無類の温泉&サウナ好き!そんな東原さんの"ととのう"リトリート旅の連載がスタート。第1回は北海道・屈斜路湖の温泉宿、ワッカヌプリの旅です。
はじめまして! 東原妙子(ひがしはらたえこ)と申します。本業はファッションエディターや『uncrave WHITE』というブランドのディレクターの仕事をしているのですが、サウナや温泉が趣味、いやもはや生きがいでして。このたび女性が心身ともに“ととのう”コトやモノについて、ゆる~く連載していけたらと思っております。皆さま、生温かい目で見守っていただけたら幸いです♡
冬こそ行きたい! 国立公園内に建つ貸切温泉宿
北海道釧路市内から車で約1時間45分。広大な林を抜けて到着した「ワッカヌプリ」は、阿寒摩周国立公園の区域内、屈斜路湖に面してぽつんと建つお宿。一棟貸切の一日一組限定で、とてつもなく雄大な自然と、かけ流しの源泉を独り占めできるという何とも贅沢な場所です。
宿についてひと休みしたら、さっそく楽しみにしていた露天風呂へ!
凍てつく湖畔の絶景露天温泉で、大自然に溶け込む
屈斜路湖は日本最大、世界で二番目に大きなカルデラ湖で、真冬は全面結氷するのですが、建物を出たら目の前は、見渡す限り真っ白に輝く世界。庭に建つ露天風呂では、そんな絶景を眺めながら、加水も加温もしていないかけ流しの自家源泉を24時間楽しめます。
温泉に何も手を加えずかけ流すというのは意外と難しいらしく、温度が高すぎても低すぎてもダメ。こちらの46度というのは、真冬のキリっと冷えた空気のなかでも気持ちよく入ることのできる絶妙な温度とのことで、まさに大地の恵みに感謝。
さらに、そこから数歩階段を下りたところには、木桶で作られたワイルドな五右衛門風呂が。まわりには人っ子一人いないので、遠慮なく素っ裸でお湯にドボン!
特にニーズのない由実かおる的入浴シーンをご査収ください(笑)。
お湯が流れ出ることによって湖の氷が一部解けている箇所があり、温泉でのぼせそうになったら湖を水風呂代わりにしたり、雪の中にダイブしたり。これぞ温泉好きのロマン!「屈斜路湖、私の庭だっけ?」と大それた感覚を味わえてしまいます。
ひとしきり絶景温泉と雪遊びを満喫して疲れたら、暖炉にあたりながらソファでうたた寝。むにゃむにゃ幸せ…♡
毛ガニをリクエスト!北海道産にこだわった本格懐石
ちょうどお腹もすいたところで、お待ちかねのディナーの時間です。
こちらの食事は、北海道産の新鮮な食材にこだわった和食の懐石コース。この日は事前にカニをリクエストしておいたので、獲れたての釧路産毛ガニ料理をいただくことができました。おいしくて悶絶。そんな個人的なお願いを聞いてくれるのも、一日一組限定の宿ならではですよね。
ダイニングには本格的な炭火焼グリルもあり、メインの知床牛のステーキを目の前で焼いてくれました。
食後は、薪ストーブの炎を眺めながらワイングラスを傾けるという何とも優雅な時間。
夜中に庭で物音が…。その正体は⁉
そのあとは1階の和室に移り、プロジェクターで映画鑑賞。はい、もうぐうたらの限りを尽くしていますね。そうこうしていたら、外で何やらカサカサと物音が…!
恐る恐るのぞいてみると、野生のエゾシカの家族が庭でキャッキャと楽しそうに遊んでいるではありませんか。これぞ、大自然の中に泊まる醍醐味。
ちなみに2階建ての一軒家はどの部屋もレイクビュー。1階には洋室と和室がありそれぞれにかけ流しの内湯温泉がついているので、2家族で滞在するにもよさそうです。
翌朝、チェックアウト後はワカサギ釣りへ!
翌朝も、何かしら野生動物の気配を感じながら露天温泉に入って、朝食をいただき極楽気分♪ チェックアウト後は、近くの湖で氷上ワカサギ釣りを楽しんでから次なるお宿へ向かいました。屈斜路湖の氷が厚い時期なら、ワッカヌプリでも事前にリクエストしておけばワカサギ釣りができるそう。
プライベートな空間で道東の雄大な自然と親しむ、他ではできない唯一無二の経験ができる宿。季節ごとにまた違った魅力がありそうなので、ぜひ再訪してみたいと思います。
次回は、道東“ととのい”旅2泊目「流氷を望むサウナ」をレポートします!
画像デザイン/齋藤春香 イラスト/木村美紀 撮影・構成・取材・文/東原妙子