「ステイホーム」という言葉が浸透しはじめて久しい現在。私自身、在宅ワークをメインに切り替え、ようやくその生活に慣れつつあるところです。しかし、在宅勤務自体に慣れてもいまだに悩んでいることがあります。それは、仕事をしている瞬間と、プライベートの時間の境界線が曖昧になっていること!

出勤、退勤時間や、打ち合わせに向かって帰るまでの時間が省略できて、全体的な勤務時間は以前よりも短くなっているのですが、疲れが取れず、しゃきっとしない日々。休んでいるのか、働いているのかわからず、心がつねにざわめいているような状態なのです。ワンルーム、一人暮らしなので、部屋のどこで仕事をしていても、視界の端に布団が入ってくるという環境の問題もあるかもしれません。正直、「慣れたらじきにどうにかなるだろう」、「ささいなことだし、時間がたてば気にならなくなるだろう」と思い、モヤモヤを抱えたまま、数カ月が経過してしまっています。

すぐに引っ越すこともできなければ、部屋のインテリアを変えたところで、ワンルームなので、完璧な仕事場を作ることは難しい…。どうにかして、解決策を見つけたいと思っていた時に出合ったのが、このキャンドルだったのです。

今日のEditor's Pick!

ステイホーム時のリズムづくりにぴったり!フラワーショップ『whole』別注、『yenabell』のフレグランスキャンドル_1

whole オリジナル キャンドル ¥8,250/whole(yenabell) 問い合わせ:wholetokyo@gmail.com

代々木八幡にある素敵なフラワーショップ『whole』と、ハンドメイドキャンドルブランドの『yenabell』のコラボレーションキャンドルです。この『yenabell』、ニューヨーク発祥のサスティナブルブランドなのですが、2020年4月、日本に本格上陸。ブランドのシグネチャーとも言える「スリーピングレディ」という名前のキャンドルで注目されています(公式通販サイトなどで入手可能)。この話題のブランドが『whole』をイメージしてオリジナルで作ったのがこのキャンドルなのです。

ソイワックスとココナッツワックスをブレンドしたベースに、エッセンシャルオイルが用いられたナチュラルなレシピ。パロサントやヒノキ、セージなどをミックスした、品のよいウッディな香りです。サイズ展開は450g(写真・点灯可能時間90時間)と800g(wholeの方によれば、持ち運びやすい450gはバスルーム、大きい800gはリビングルームなどの使用がおすすめとのこと)、2種類あります。

そんなキャンドルをいつ使っているかというと、「仕事終了!」の合図として愛用中。この仕事を終えた瞬間に、キャンドルを灯し、仕事のときと環境をがらりと変えて(半ば無理やりに…)、オンオフを切り替えることに成功しました。自分の中の“スイッチング・アイテム”をつくり、習慣にすることが大切なのだと自覚。長引くステイホーム期間、息が詰まりそうなときもありますが、このキャンドルとともにのんびり、気負わず過ごしたいです。

写真・文/堀江ともみ(SPUR) 製品撮影/新谷真衣