2023年9月の第1回開催に続き、「第2回フェムテック&フェムケアアワード」を国際女性デーである3月8日からスタート。今回は25人の“フェムテック賢者”たちが、2023年3月以降に発売されたフェムテック&フェムケア商品の中でおすすめアイテムを選出しました。その中でも多くの支持を集めたアイテムを、フェムテック大賞としてピックアップ! 今回は【吸水ショーツ部門 BEST3】をご紹介します。

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吸水ショーツ大賞1位:吸水サニタリーショーツ/YOJOY

フェムテックアワード フェムケア 吸水ショーツ YOJOY 吸水サニタリーショーツ 大賞

YOJOY 吸水サニタリーショーツ ¥4,180/ワコール

吸水ショーツでもっとも多くの支持を集めたのは、ワコール発のフェムケアブランド『YOJOY(ヨジョイ)』の「吸水サニタリーショーツ」! きれいなカラーや楽なはき心地が人気でした。パッド部分の取り外しが可能で、お手入れがしやすいのが特徴。やわらかく伸びるフリーカッティングの生地を使用し、ウエストや足ぐりはゴムを使わないなど締め付けの少ない設計で、揺らぎがちな時期をここちよくサポート。

フェムテック賢者の推薦コメント

伊藤千晃さん:からだにやさしくピタッと密着してくれて、ストレスフリーでつけられるところがお気に入り。同シリーズのノンワイヤーブラも愛用中です。つけていることを忘れてしまうような軽やかな着け心地と、ホックが4段階で調節できるので、日によって苦しくない幅を選べるのもポイント高い!

鵜飼香子さん:鵜飼さん:レーヨン混のやわらかく伸びる生地で、締め付けが少なく肌になじむフィット感が素晴らしい! シームレスだからボトムスにひびきにくい設計もいいですね。かぶれにくく、心地よく過ごせそう。吸水パッドにもほどよい厚みがあり、取り外し可能で個別で洗えるお手入れのしやすさも◎。明るいカラーで、憂鬱な時期もハッピーな気分に。

高橋クロエさん:これまでいろいろな吸水ショーツを試しましたが、漏れ防止の為にピッタリとした素材のものが多く、生理痛が重い私には、締め付けによってお腹まわりの痛みや不快感が出てしまうことも…。『YOJOY』の吸水サニタリーショーツは、デザインもシンプルかつ落ち着いたカラーで手に取りやすく、何よりもウエストにゴムが入っていないので、体にフィットするのに優しいはきごこちがお気に入り。吸水パッドは取りはずし可能で、洗濯などお手入れがしやすい点も使い続けたいと思うポイントです。

ライター 堀越さん:吸水ショーツを数年使ってみて、最近感じるのは気分を上げてくれることの大切さ。安心感や気軽さ、吸水量など大事な要素はたくさんありますが、「はきたい」と思える可愛さがくれるトキメキを『YOJOY』が改めて感じさせてくれました。年齢を重ねるごとに、そけい部の冷えや締め付けも気になるようになってきたので、ふんわり伸びて締め付けにくい素材も大好きです!

yoi編集部 木村:可愛さ、着心地、便利さの全てを兼ね備えた、素晴らしいショーツ! お腹まですっぽり隠すタイプのショーツは、デザイン的に野暮ったくなることも多いけれど、これはカラーや縫い目のデザインが絶妙で、可愛さを失っていない…! 生地が柔らかくてよく伸びるのに、しっかりフィットするのも推しポイントです。パッドを取り外すと、普通のサニタリーショーツとしても使えるので、活躍の頻度が2倍になるというお得さもうれしい!

吸水ショーツ大賞2位:クロッチ肌面 無漂白オーガニックコットン 吸水ショーツ くろ/ファミリーマート

フェムテックアワード 吸水ショーツ ファミリーマート ファミマ コンビニエンスウェア

クロッチ肌面 無漂白オーガニックコットン 吸水サニタリーショーツ くろ ¥1,998/ファミリーマート

第2位は『ファミリーマート』のコンビニエンスウェアに加わった吸水ショーツ! コンビニで購入できる手軽さと、ナプキンと併用しやすい軽やかな素材が人気でした。6層構造で、クロッチ部の肌面はオーガニックコットン100%の無漂白・無染色の生地を使用しているため、経血で日々の体調の変化を確認できる。羽根つきナプキンとの併用も可能。

フェムテック賢者の推薦コメント


ライター 海渡さん:『ファミリーマート』は店舗も多いし、そこで買えるなら急なタイミングでも安心ですよね。価格も2000円弱と手に取りやすい。基本はナプキンと併用した方がよさそうですが、生理が始まりそうな時期はこれ1枚で過ごせそうです。

エディター 渋谷さん:薄くて気軽に履けるうえ、しっかりと機能を満たしてくれる点がちょうど良い! 手軽にコンビニで24時間買えるというのもいいですよね。ナプキンとの併用に、羽が折り込める設計になっているのも便利。日中はナプキンを重ねてつけて使用し、夕方の大事な予定の前にナプキンを外して吸水ショーツのみで過ごすと、蒸れや摩擦がなくなり、ストレスフリーに過ごせます。

yoiエディターズ 編集T:コンビニですぐに買えるところと、低価格で手に取りやすいところがいい! ショーツの生地も吸水面も薄めなので、ナプキンと併せて使うのにすごくちょうどいいと思います。

吸水ショーツ大賞3位:スキニッシュサニタリーボックスショーツ/DANSKIN

フェムテックアワード 吸水ショーツ ダンスキン DANSKIN

スキニッシュサニタリーボックスショーツ ¥6,050/DANSKIN

3位は、女性のウェルネスに寄り添うアクティブウエアブランド『ダンスキン』が開発した、吸水型サニタリーショーツ! ボトムにひびきにくいストレッチ素材や、級水面をスナップで取り外せる機能性を支持する声が多く集まりました。ストレッチ性に優れ、体を締め付けずにフィットする素材を使用。ショーツのウエスト部分から背面までをカバーするハンモック型の吸水面は、ショーツ本体と分離させることでズレにくく快適な着用感に。

フェムテック賢者の推薦コメント

木下ココさん:なじみのあるブランド『ダンスキン』が販売しているものだと安心感があるし、運動中にVラインが擦れてしまうのが嫌なので、一分丈の形もうれしいですね。レッスン着の下につけてもひびかなそうなのも、『ダンスキン』らしいデザインだなと思います。吸水面を取り外して洗えるのも、吸水ショーツビギナーにはありがたい! もうすぐ生理が始まりそうなタイミングや、レッスン中にナプキンやタンポンをつけたくないときに使いたいです。

東原妙子さん:下着のラインがボトムスに響くのが苦手で、普段から装飾がないシームレスな下着を好んでつけています。生理中だとTバックなどタイトなものははけないですが、これは安心して使えるうえに、シームレスで軽く、アウターにも響かなさそう! ここ最近は、ナプキンの蒸れやすさが気になり、断然吸水ショーツ派になってしまいました。最初は手洗いが面倒くさく感じましたが、このサラサラ具合を体感してしまうと、手洗いの面倒さも気にならなくなるほどです。

吸水ショーツ大賞3位:ベア シグネチャーショーツ 04/ベア

フェムテックアワード ベア シグネチャーショーツ 吸水ショーツ

ベア シグネチャーショーツ 04 ¥7,480/ベア

同率で3位となったのが『ベア』を代表する「シグネチャー ショーツ」の最新モデル。圧倒的な安心感が好きで、愛用し続ける人からのラブコールが集まりました。03と比べ消臭効果がアップし、ウエストや足ぐりの食い込みや肌あたりのチクチク感は軽減。テラヘルツ波をプリントした生地を採用。おなかまわりをすっぽり包んで温める。

フェムテック賢者の推薦コメント

yoiエディターズ 松本:やっぱり安心できるのは『ベア』。毎回の進化ぶりに驚きます。これ一枚で安心できるのはもちろん、吸水性が高いので脱ぎはきしても不快感が少ないし、吸水面もサラサラが長続き。においも気にならないのですごく快適に過ごせます。ナプキンと併用したり、これ一枚で過ごしたりと、どんなシーンでも活用しています。

yoiエディターズ 石井:今はピルを飲んでいるのでだいぶ楽になりましたが、もともとは量が多いタイプでした。だから『ベア』のショーツは以前から愛用しています。新しい04も、寝るときや運動するときなど絶対もれたくないシーンではいてみたい。

伊藤千晃

アーティスト

伊藤千晃
2017年、男女混合のパフォーマンスグループ「AAA」を卒業。2018年よりソロ活動を開始し、現在はアーティスト、モデル、タレントとして多方面で活躍。2022年3月に「フェムテック協会認定資格2級(認定フェムテックエキスパート)」を取得し、フェムテックに関する情報を積極的に発信している。
鵜飼香子さん

美容ジャーナリスト

鵜飼香子さん
美容ジャーナリスト。マニアック且つユニークな視点とマーケティングに基づいた独自の美容情報を発信。豊富なフェムケアの知識で、ティーン向けに正しいフェムケアや美容を伝えるイベント『ティーンビューティゼミ』などの啓蒙活動を行っている。
木下ココさん

モデル

木下ココさん
1982年12月24日生まれ。東京都出身。2004年、大学生だった21歳でモデルデビュー。『PINKY』専属モデルほか、『美人百花』、『sweet』など、数々のファッション誌や広告などに出演。持ち前の凛とした雰囲気と、長年続けているダンスで鍛えたスタイルが支持されている。ダンサーとしても活動中。1〜2年前からフェムテックを意識し始め、自身のSNSでもおすすめのアイテムを紹介している。
高橋クロエさん

nakedfact ファウンダー

高橋クロエさん
国内外のファッションブランドのPR、ショールームの立ち上げ事業に従事し2018年に長女を出産。2020年よりフリーランスのPRとして活動する。育児と仕事の両立をする中で、日本でのジェンダーギャップの大きさやセクシャルウェルネスのハードルの高さを感じ、女性が自身の心と体の健康と楽しく向き合えるきっかけ作りをしたいと考え、2021年からフェムテックブランド事業に携わり、2023年、自身のブランドを開始。
東原妙子さん

ファッションエディター・「uncrave WHITE」クリエイティブディレクター

東原妙子さん
1977年、東京生まれ。大学卒業後は銀行OLを経て出版社に転職。現在はフリーのファッションエディターとして、女性誌を中心にブランドの広告やウェブコンテンツ製作などで幅広く活躍。2020年にECブランド「アンクレイヴ」を立ち上げ、2022年からはコレクションライン「アンクレイヴ ホワイト」のクリエイティブディレクターを務める。ファッション以外にも、趣味はサウナ、温泉、旅行、漫画、グルメ(主に鮨)など多岐に渡り、飾らないキャラクターが人気のInstagramはフォロワー6万人超え。
海渡理恵さん

ライター

海渡理恵さん
女性誌を中心に活躍。音楽・アジアのエンタメに詳しく、K-POPを中心に、国内外のアーティストインタビューの経験が豊富。また、ライフスタイルやフードなど、カルチャー関連の記事も数多く執筆している。2019年頃からフェムテックに関心を持ちはじめ、なかでも吸水ショーツマニア。10枚ほど所持。
渋谷香菜子さん

エディター

渋谷香菜子さん
モード誌編集部にてビューティ担当を経てフリーに。編集・ライターとして活動中。yoiでは、タレントや俳優、モデルのインタビュー企画を中心に担当。フェムケアを通じて、心地のよいウェルネスライフを提案していきたい。最近はピラティスにハマり中。
T(BAILA編集部所属)

集英社yoiエディターズ

T(BAILA編集部所属)
女性誌、文芸誌、少女漫画など、各編集部から選出されたyoi委員会メンバーの一人。入社以来BAILA編集部に勤務し、今年で7年目。BAILAでは主にビューティや読み物、インタビュー企画を担当。自立心の強い長毛さび猫と暮らしている。
松本(MORE編集部所属)

集英社yoiエディターズ

松本(MORE編集部所属)
女性誌、文芸誌、少女漫画など、各編集部から選出されたyoi委員会メンバーの一人。入社5年目で、現在はMORE編集部に勤務。主にビューティやライフスタイル系、エンタメ、インタビューなどを担当。連載を持っていることもあり、SDGsにまつわる情報は常にチェック! 
石井(non-no編集部所属)

集英社yoiエディターズ

石井(non-no編集部所属)
女性誌、文芸誌、少女漫画など、各編集部から選出されたyoi委員会メンバーの一人。入社2年目で現在はnon-no編集部に勤務。主にファッションやカルチャーページを担当。基本インドア派のため、インテリア探しに余念がない。だが旅行は好き。47都道府県制覇が目標で、現在43都道府県を攻略済み。最近のブームはクレーンゲームとちいかわ。
堀越美香子さん

ライター

堀越美香子さん
主にwebメディアで活動。文化女子大学(現・文化学園大学)でファッションを学び、ショップスタッフとして5年ほど勤務経験あり。yoiでの執筆を機にフェムテックに触れる機会が増え、今はとにかくいろいろなものを試して自分に合うアイテムを探求している。
木村美紀

yoiエディター

木村美紀
2022年の6月にyoiに異動してきた、11年目エディター。yoiでさまざまなフェムテック&フェムケア情報に触れることで日々関心が高まり、いまや吸水ショーツやデリケートゾーンソープは手放せない存在に。

画像デザイン/坪本瑞希 取材・文/木土さや・堀越美香子 企画・構成/木村美紀・種谷美波(yoi)