「フェムテック協会認定資格2級(認定フェムテックエキスパート)」を取得している伊藤千晃さんが普段から愛用しているあらゆるジャンルのフェムテックアイテムをご紹介。第7回目は、この夏ハワイで過ごしたという伊藤さんが、現地のフェムケア事情をレポートしてくれました。
ウェルビーイングなハワイで、フェムケアは当たり前に
伊藤さん:息子のサマースクールの関係で3年連続、夏はハワイのオアフ島で過ごしているのですが、今年のハワイも最高でした! 気候がいいだけでこんなにも心穏やかになれるなんて、と改めて実感し、1カ月半たっぷり満喫してきました。
ハワイのフェムケア事情はというと、盛り上がっているというよりは、もはや当たり前という感じ。日本だと“女性のために”的なニュアンスで新たなフェムテック製品が続々と発売されているけれど、ハワイでは語るまでもないベーシックなこととして存在している印象を受けました。
そもそもウェルビーイングな社会なので、ヨガなどセルフケアにつながる習慣を日常に取り入れている方が多く、私も今回はハワイでピラティスのレッスンについていろいろと調べたりしてきました。
棚にズラリ。とにかく種類が豊富で見た目もお洒落で文句なし
伊藤さん:ベーシックなフェムケアアイテムの品揃えは、どこのドラッグストアでも圧巻。私がいつも必ずのぞくLongs Drugs(ロングスドラッグス)もそうですが、大型スーパーの中にもきちんとフェムケアのコーナーが設置されています。夜ご飯の買い物ついでに……といった気楽な感覚で、抱負なラインナップから選ぶことができるのはうらやましい限りです。
日本だとオンラインショップで探す必要があったり、デリケードゾーン用のソープはここ、ナプキンはここ、といった感じで、売り場がバラバラに設置されていることが多いように思いますが、ハワイだとそういったアイテムに加えて、妊活向けアイテムから更年期用のサプリまで、すべて“フェムケア”のコーナーにまとまっているからすごく見やすいし、新しい製品と出合ったり、試すきっかけにもなりますよね。
伊藤千晃さんが購入した、ハワイのフェムケアアイテム
伊藤さん:パッケージもどれもおしゃれで可愛いので、去年はハワイでフェムケアアイテムを買いすぎてしまいました(笑)。今年は本当に使ってみたいなと思うものだけをセレクトしてみたのでご紹介します。皆さんもハワイを訪れた際は、ぜひチェックしてみてくださいね。
デリケートゾーンのかゆみをおさえるジェル
good clean Love/約14ドル(伊藤さん私物)
伊藤さん:ハワイだとデリケートゾーンのかゆみや痛みに、とはっきり書いてある(笑)。そんなストレートな訴求に惹かれて購入してみました。海外に行くときはいつもそうなんですが、生活リズムが変わって不摂生になるからなのか、かゆみが気になったり、おりものも多くなったり。年々腟トラブルも増えているので、そこに対応できるように購入しました。
貼るだけで生理痛が和らぐらしいパッチ
THE GOOD PATCH/約11ドル(伊藤さん私物)
伊藤さん:ハワイでは、禁煙したい人用、二日酔い用などのパッチシールが流行っていて、一時期ABCストアなんかにもずらっと並んでいましたが、ついにフェムケア用のパッチも発見! 生理痛を和らげるための局所パッチで、好奇心で購入してみました。生理痛が重くても薬を飲むほどでは、という場合にも、経皮吸収で治まるのであればなんだかうれしいなと思って。
お腹に貼って緩和。生理痛用の温活アイテム
BIG HUG/約9ドル(伊藤さん私物)
伊藤さん:日本でも下着に貼るタイプの温活アイテムはみたことがあるのですが、こちらは直接おなかに貼るタイプ。どんな感じか試してみたくて買ってみました。私も生理の1〜2日目は痛みを感じることが多いのですが、そういうときは冷やさないのがいちばん。じんわり温めることで痛みが緩和されたので、これはすごくいいアイテムだなと思いました。
ハワイで気になった新スポット「The Souce Natural Foods」
カイルアにある「The Souce Natural Foods」。なんでも知っていそうなおばあちゃんがやっている薬局で、そこがすごく面白かった!
高麗人蔘などたくさんの種類の漢方や薬草、スパイスがずらっと並んでいて、それを症状に合わせてお店の方に相談したり、自分で選んだりして購入することができるみたい。
CHASTE TREE/約18ドル(伊藤さん私物)
私がプロデュースしているハーブティー「femme CHEERS tea」にも入れている、チェストベリーのオイルも発見。チェストベリーはホルモンのゆらぎを抑えるハーブで、PMSでイライラしているときなんかに取り入れるとすごくいいです。
画像デザイン/前原悠花 取材・文/通山奈津子 構成/渋谷香菜子