突然ですが、二の腕の内側の経皮吸収率を1とした場合、
・手のひら:0.83倍
・頭皮:3.5倍
・わきのした:3.7倍
・ほほ・あご:13倍
・背中:17倍
・デリケートゾーン:40〜50倍(!)
なんだそうです。(※LIP Intimate CareのHPより)

デリケートゾーンケア群雄割拠の時代、「pH値が低い弱酸性のもので洗わないといけない」みたいな話はよく聞くのですが、この数値を見て、デリケートゾーンがいかに¨デリケート¨であるか、とても具体的に理解することができました。

一度知ってしまうと、やはり化学物質や界面活性剤が含まれるボディソープで洗い続けるのは気が引ける…ということで、私もこれまでいろいろなデリケートゾーンウォッシュを試してきました。しかし最近、その中でもかなり個性的なアイテムに出会ったのでご紹介させてください!

今日のEditor's Pick!

“デリケートゾーンも顔と同じようにクレンジングする”という発想。『LIP Intimate Care』の新感覚オイル_1

(左)クレンジング モイスチャライジングオイル 75 ml ¥3,520・(右)シェービング モイスチャライジングオイル 75 ml ¥2,970/LIP Intimate Care https://www.lipjapan.com/

それは『LIP Intimate Care』の「クレンジング モイスチャライジングオイル」。

100%ナチュラル、ケミカルフリー、ヴィーガンの、スウェーデンで生まれたブランド
で、このオイルは製品名の通り、メイクを落とすクレンジングオイルのようなテクスチャーなんです。これまで「泡でしっかり洗う」みたいなデリケートゾーンウォッシュを使ってきた方は、ちょっと戸惑うかもしれません。それでも慣れてくると、洗い上がりのしっとり感が心地よく感じるように。

使い方としては…
①シャワーで体を濡らす
メイク落としのクレンジングオイルのように、乾いた状態につけるわけではないので注意!
②2プッシュを手に取り優しくなじませる
量が少ないとなじませるとき摩擦が生じるので、たっぷり手に取る。
③2〜3分放置してから洗い流す

デリケートゾーンに優しくなじませる。2~3分そのままにしている間に全身を洗い、同時に流すとちょうどいいそう。ゴシゴシ擦ったりせず、すすぐように軽く流します。

正直、すっきり・さっぱり! みたいなあと肌ではありません。どちらかというと、オイルでしっとりコーティングされている感じ。きちんと洗えているのかな…?と不安になるかもしれませんが大丈夫◎。抗菌、抗酸化作用のある100%ナチュラルオイルが、デリケートゾーンを清潔に保ち、ニオイもしっかり防いでくれます。さらに、クレンジングとしてだけではなく、水で流さない保湿オイルとしてもOKな2ウェイタイプなんだそう。新しすぎる…!

シェービングオイルもめちゃくちゃ秀逸!

同じシリーズで、アンダーヘアのお手入れに使えるシェービングオイルもあります。こちらは、モイスチャライジングオイルよりもさらっと軽めのテクスチャー。使い方はほぼ同じで、シャワーで濡らしたあとになじませてから剃毛し、軽く洗い流します。
アンダーヘアを自分でお手入れすると必ずチクチクしたり赤いぷつぷつができてしまうので、最近はもはや自分でお手入れすることはあきらめていたのですが、今回はまったくそれがなかった…! これにはかなり感動しました。

ではなぜシェービングにオイルがよいのか。洗浄力の強い石鹸やボディソープなどを使うと乾燥や膣内の細菌バランスの乱れを招くことがありますが、保湿力が高くデリケートゾーンに近いpHのオイルならその心配なし。また、オイルで肌を柔らかくしながらなめらかにシェービングができること、泡でシェービングしたい部分が見えない問題がクリアできるのも大きなポイント。

個人的には、ペパーミントオイルでほんのりスーッとする感覚も気持ちよくて好きです。こちらも洗い流さなくても使える2ウェイタイプのため、お風呂上がりにもう一度なじませて保湿してもOKです。

“デリケートゾーンも顔と同じようにクレンジングする”という発想。『LIP Intimate Care』の新感覚オイル_2

水のようにさらっとライトなテクスチャー

どちらもクレンジングやデリケートゾーンケアとしてはもちろんですが、体全体に使うこともできるそう。お風呂上がりに保湿がてら、このオイルで膣マッサージをしてみるのもいいなと思いました!

写真・文/種谷美波(yoi)