パサつきやうねりなど、普段から何かと悩みの多い毛髪。梅雨に入るとその悩みはさらに深刻化し、毎日髪を整えるのが憂鬱…という人も少なくないのでは? そこで、髪や美容・健康のウェルネス事業を展開するアデランスがこのほど発表した、梅雨に多い髪トラブルの原因やおすすめの対策法をご紹介します。

梅雨の時期に髪がうねったり広がったりするのはなぜ?

雨の日に悲しそうな女性イラスト

梅雨になると決まって髪が思い通りにいかなくなり、ヘアスタイルがうまく決まらない…なんて経験はありませんか? こうした髪トラブルの原因は、“水分バランスの変化”と“髪のダメージ”にあるんです。

●髪トラブルの原因その1:水分バランスの変化
梅雨どきに髪がうねったり広がったりするのには、髪の毛の水分バランスが影響しています。3層になっている髪の大部分を占める「コルテックス(毛皮質)」には、健康な髪の場合、一定量の水分が蓄えられています。しかし、髪がより多い水分を得るとその隙間にさらに水分が蓄えられ、髪が中から押し広げられるようにふくらんだ状態に。また、髪を保護する「キューティクル(毛小皮)」も水分が多くなると広がりやすく、同様に髪が水分を蓄えやすくなります。これが、髪が広がりやすくなる原因です。

髪の構造

●髪トラブルの原因その2:髪のダメージ
水分バランスの変化に加え、梅雨時の髪トラブルに大きく影響するダメージは、カラーやパーマ、熱、摩擦などさまざまな要因で発生するもの。このダメージが蓄積すると、キューティクルが傷つき剥がれやすくなり、髪内部の繊維の隙間も増加。このような状態になると、上記の原因1と同様に髪が水分を吸収して、湿度の影響を受けやすくなってしまうのです。

あなたの髪悩みはどのタイプ? それぞれに当てはまる髪質の特徴とは

髪を見て頭を抱えているイメージ写真

梅雨に起こる髪トラブルは、特徴も悩みも髪質によって人それぞれ。3つのタイプのうち、あなたはどのタイプに当てはまる? 

●広がり髪タイプ
✔️毛量が多い
✔️髪の毛が太くて硬い
✔️もともとクセ毛である
✔️髪が傷んでいる

●ぺたんこ髪タイプ
✔️髪が細くて柔らかい
✔️髪にハリやコシが無い
✔️毛量が少ない

●うねり髪タイプ
✔️髪のパサつきが気になる
✔️髪が傷んでいる
✔️偏った生活習慣で頭皮環境が悪化している
✔️ドライヤーやヘアアイロンでスタイリングしている

髪の量が多かったりクセ毛の人に多い「広がり髪タイプ」は梅雨の時期になると髪が広がってまとまらなくなってしまうのに対し、髪が細くて柔らかい人やハリ・コシがない人に多い「ぺたんこ髪タイプ」は、髪がペタッとしてしまいボリュームが出ないという悩みが。

髪がうねってまとまりにくい「うねり髪タイプ」は、髪のダメージにより水分バランスが乱れることが原因。ドライヤーなどでスタイリングしても、水分によってうねりも復元してしまいます。また、先天性、または加齢で頭皮の筋膜が衰えることにより生じる“毛包の歪み”のために、生えてくる毛が歪んでしまうのも、うねりの原因のひとつとされています。

専門家が解説! 自宅でできる梅雨時のヘアケア

今回、梅雨の時期に特に意識したいケア方法を、アデランスの毛髪診断士®︎認定指導講師の伊藤 憲男さんが、3つのポイントに分けて教えてくれました! 先ほどご紹介した髪トラブルのタイプのうち、あなたが当てはまったタイプの特徴を思い浮かべながら参考にしてみて。

髪を乾かすイメージ写真

●ポイント1:乾かすときは根元→中間→毛先の順に
この順番で乾かすと、うねりや広がりを抑えられる効果が。先に毛先を乾かしても根元に水分が残っていると、徐々に水分が毛先に落ちてクセが出てきてしまいます。乾きにくい根元を乾かす際は、髪を持ち上げて根元に風を入れ、頭皮の水分をしっかりと飛ばし、襟足やサイドも念入りに乾かすと◎。

●ポイント2:キューティクルの流れに逆らわない
キューティクルは、毛根から毛先に向かって何枚も重なり合っています。この向きに逆らって下から風をあてると、キューティクルがささくれのように荒れてしまいダメージの原因に。クセが出やすい人は、上から下に髪を軽く引っ張りながら風をあてて乾かすのが効果的です。

●ポイント3:仕上げは冷風で髪を引き締める
冷風をあてることで髪の表面のキューティクルが引き締まり、乾かしたあとの湿気の影響を受けにくくなります。このときも、毛根から毛先に向けて風をあてることを意識して。

「髪の湿気対策において何よりも重要なのは、髪をしっかりと乾かすことです。生乾きのままだとクセが残るだけでなく、髪同士の摩擦や汚れの付着により傷みの原因にもなります。上記のポイントを意識しながら、クセを抑える乾かし方を心がけましょう」(伊藤さん)

さらに、+αの対策として、アウトバストリートメントや、水分量の少ないオイルタイプなどのスタイリング剤を使うという方法も。アウトバストリートメントには髪の表面のキューティクルを整える役割があり、キューティクルが整うことで余計な湿気を吸収しにくくなります。ツヤやまとまりのよさを持続させることが期待できます。


梅雨の時期に避けることのできない髪のトラブル。その原因や特徴を押さえて日々の対策やケアを行うことで、湿気に負けず美髪を保ちたいですね!

伊藤 憲男

毛髪診断士®︎認定指導講師

伊藤 憲男

内閣府認定公益社団法人日本毛髪科学協会認定「毛髪診断士®認定指導講師」を保有。1982年にアデランス入社後サロンで十数年にわたり技術者として勤務。その後本社勤務となり2011年より現在の研究開発部に着任。育毛関連商品の開発や研究成果の発信などを担当する傍ら、セミナーや、雑誌・TVなどマスメディアにも 出演し、育毛の啓蒙活動を行なっている。

構成・文/前原悠花 画像提供/アデランス Illustration by cosmaa / iStock / Getty Images Plus

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