「注目のブランドは?」「どんなアイテムが取り入れやすい?」「そもそもどんな効果が期待できるんだろう…」

すでに活用している人も、基本のことをおさらいしたいアナタにも、お役立ちのCBD関連記事をランキング形式でまとめてお届け!

1位 ◆ CBD、実際に使った人のおすすめはこれ! 信頼できる製品の選び方から「CBD製品の効果」まで【CBDブランドまとめ】

近年、すっかり日本でも生活に浸透してきたCBD(カンナビジオール)、あなたは活用していますか? 精神を落ち着かせるリラックス効果、痛みや炎症を軽減する作用などから、愛用している人が増えているよう。yoiエディターや連載「SELF-CARE RELAY」に登場いただいた方々のあいだでも、リピート決定となった愛用品はオイルやロールオンのみのみならず、コスメ、食品、サプリメントまで多岐にわたります。そんな「実際に使った人がすすめるCBDの人気アイテム」を、ブランド別にまとめてご紹介。

さらに、CBD研究の専門家による基礎知識から、最新の臨床研究でわかったCBDの驚くべき効果、「信頼できるCBD製品の選び方」まで、CBDについて知っておきたいこと、全部まとめました!

※ご紹介の順番はブランド名のアルファベット順です。

CBDのイメージビジュアル

日本生まれの『CBDAYS(シービーデイズ)』

『CBDAYS(シービーデイズ)』は日本発のCBDブランド。緊張を緩めたいときの”DEEP SILENCE”、不安を払い、前向きになりたいときの”POSITIVE FLOW”、愛しい気持ちを高めあいたいときの “EROTIC POETRY”と、3つのオケージョンに合わせて自分の心と体を整えるプロダクトがそろいます。

▼シービーデイズ モーメント ロールオンオイル DEEP SILENCE

シービーデイズ モーメント ロールオンオイル DEEP SILENCE

シービーデイズ モーメント ロールオンオイル DEEP SILENCE (5ml) ¥5,390/クオルス 088-678-9015

「『COSMOS Organic』というオーガニック認証を取得し、濃度5%、含有量225mgの高配合なCBDとナチュラルな植物原料を組み合わせたロールオンは優しい使い心地です。とはいえ、CBD初心者の私にとっての決め手は、なんといってもこの香り! ネロリとローマンカモミールの精油を配合した香りで、自然と深呼吸したくなるんです。

うなじや首、腰 、手首などに塗ると書いてあったとおり使ってみたところ、私にはうなじや手首がいい感じ♪ 特に、仕事中に首や肩がガチガチになっているところに、ロールオンのボールを転がしながら塗り込むと、すーっと緊張がほぐれていくのを実感できました。「CBDの魅力ってこれか!」と体感できてから、すっかり毎日持ち歩くように。

深呼吸して、無になる。新しい習慣をサポートしてくれているアイテムです」(yoi編集・高戸)

2位 ◆ 睡眠にも月経トラブルにも! 睡眠美容のエキスパートが語るCBDの効果とは【最新・CBDの基礎知識 Vol.1】

健康や美容に“睡眠“が大事というのは、誰しも一度は耳にしたことがあるはず。質のよい睡眠で得られる効果はさまざまで、細胞の再生や血行改善、自律神経の調整などがあります。でも、睡眠が大事、とわかってはいても、日々忙しく過ごす中で、十分な睡眠時間や質のよい睡眠をとれている人は少ないのではないでしょうか?

yoiは、北欧発のオーガニックCBDブランド「ENDOCA」が支援する「臨床CBDオイル研究会」が4月に開催したセミナーを取材。その中から興味深いテーマをピックアップして3回にわたりご紹介します。今回は、日本カンナビノイド学会認定登録医、日本睡眠学会会員で皮膚科専門医でもある岩本麻奈先生の講演から、先生が提唱する“睡眠美容”に役立つCBDオイルの活用方法について。

OECD加盟国でも最下位! “寝不足”国家日本にはCBDが効く?

夜と時計のイメージ写真

OECD(世界38の先進国が加盟する経済協力開発機構)の「世界一の睡眠貧者の国はどこか?」という統計によると、日本人の1日あたりの平均睡眠時間は約440分(7時間半ほど)。世界平均の約500分(約8時間半)を大きく下回り、日本は最下位レベルの“睡眠貧者”国家でした(ちなみにアメリカは約520分、イギリスは約510分、日本に次いで下位の韓国は約460分でした)。

さらに、「各国の1日あたりの男女別睡眠時間比較」では、欧米の主要国やOECD加盟国の平均は女性のほうが睡眠時間が長いのに対し、日本は男性より女性のほうが睡眠時間が短い傾向に。昨今、睡眠不足は健康や美容だけでなく、経済効果にも影響があるとの見方もあるそう。日々のQOL向上のために、短い時間でも質のよい睡眠をとるにはどうすればいいのでしょうか?

各国の1日当たるの男女別睡眠時間比較のグラフ

体内環境を整える「ECS(エンドカンナビノイドシステム)」

岩本先生によれば、人間の体には“ホメオスタシス”を司る「エンドカンナビノイドシステム(ECS)」というマスターコントロールシステムがあり、これが生命の存続、健康維持にとって非常に重要なのだとか。

“ホメオスタシス”とは日本語では「生体恒常性」といい、体温や血液量、血液成分など、生物の内部環境を一定の状態に保ち続けようとする能力のこと。ECSは、人間が本来持っているホメオスタシスを維持するために、神経伝達物質である体内のカンナビノイド(エンドカンナビノイド)が受容体に作用して細胞に適切な指示を与えるネットワークシステムです。近年は、加齢やストレスによってECSの働きが低下することや、その働きが弱るとカンナビノイド欠乏症になり、さまざまな病気にかかる可能性があることが研究により明らかになっています。

一方、医療や美容業界など、近年さまざまな分野で注目されている成分「CBD(カンナビジオール)」は、100種類以上あるフィト(植物性)カンナビノイドのひとつで、日本では麻(大麻草)の茎や種子から抽出される成分のみが流通しています。CBDには精神を高揚させる作用や中毒性がなく、ストレス緩和やリラックス効果があることが知られています。

ECSを向上させるためには、運動や食事、鍼灸、マッサージ、呼吸法、瞑想に加えてやはり質のよい睡眠がもっとも効果的。そして、体外から摂取する植物性カンナビノイドも、ECSの働きに作用することがわかっています。CBDの摂取によってもたらされる深い睡眠は、ECSの働きを活性化させ、健康維持や美容にも効果を発揮すると岩本先生は言います。

3位 ◆ kemioさんと植野有砂さんが応援! 新CBDブランド『hu』のプロダクトで取り戻す「本来的なじぶんらしさ」って?

yoiでもたびたびその効果やおすすめのアイテムについてお伝えしている、注目の成分「CBD(カンナビジオール)」。世界じゅうで市場を広げており、日本でもすでに400以上のブランドがあるといわれていますが、まだまだ「使い方がわからない」「自分に合ったものが見つからない」という声も。

「そんな現状を変えたい!」と、過去にCBDの効果によって自身の体調が改善した経験があるという代表の山﨑水葵さんが立ち上げたのが、新トリートブランド『hu(フー)』。ビジュアルもコンセプトも、これまでのCBDのイメージを覆すようなプロダクト全21種を、2月3日にいっせいローンチ! 発売当日に行われたイベントには、ブランドのご意見番として商品開発時にアドバイスも行なった、クリエイター・モデルとして若い世代を中心に絶大な支持を誇るkemioさんと、モデル・プロデューサー・アーティストと幅広く活躍する植野有砂さんが駆けつけ、CBDについてのトークセッションが開催されました。

どんな人でもCBDを楽しめる、充実のプロダクトバリエーション

huのCBDアイテム

ブランドのコンセプトは、「本来的なじぶんらしさを取り戻す“ひと息の余白”を、CBDプロダクトを通して提供する」こと。「初心者からCBD愛用者まで、どんな人でもCBDを楽しめるように」という代表・山﨑さんの思いから、バリエーションとクオリティにとことんこだわって製作しています。

イベント会場には、CBDを配合したリキッドを蒸気化して吸うデバイス「CBD VAPE」全7色、ベイプにセットするリキッド「CBD POD」5種、舌下摂取して楽しむ「CBD OIL」3種、CBDを配合した入浴剤「CBD BATH FLAKE」3種×2サイズがずらりと並び、来場者がその場でプロダクトを試していました。ジェンダーレスでミニマルなデザインが可愛く、どれも思わず手に取りたくなるものばかり!

kemioさん、植野有砂さんと『hu』の出合いは?

huイベントに登壇したkemioさんと植野有砂さん

(左から)山﨑水葵さん、植野有砂さん、kemioさん。

代表の山﨑さん、kemioさん、植野有砂さんによる発売記念トークセッションは超満員! 海外でも活躍するお二人が見た欧米のCBD市場の動向や、商品の開発秘話などについて、息の合ったトークで来場者を楽しませてくれました。クローズドで行われたイベントでしたが、特別にトーク内容の一部をレポートします♡

4位 ◆ CBDオイルってどんな症状に効くの? 依存性は? 臨床例をドクターが解説【最新・CBDの基礎知識 Vol.2】

近年、医療や美容など幅広い分野で注目されているCBD。大麻草やヘンプの茎と種から抽出される抗精神作用のない物質で、オイルや食品、サプリメントなどに使用されています。日本では医療用としては認められていないものの、神経症性障害、不安、慢性ストレスなどに悩む人の健康維持への効果を期待されています。

CBDオイルの正しい知識や使用の普及を目指す「臨床CBDオイル研究会」が4月に開催したセミナーでは、医療の現場でCBDを扱っている医師たちが講演。その中から今回は、実際の医療の現場での効果や臨床結果についてピックアップ。教えてくださったのは、内科・心療内科・精神科・オーソモレキュラー療法(食事やサプリメントで栄養バランスを整え、人が本来持っている治癒力へアプローチする治療法)を行う「ナカムラクリニック」院長の中村篤史先生です。

依存性の心配がないのがCBD

CBDオイルの画像

中村先生がセミナーで紹介したのは、まず、帯状疱疹を発症して治療をしていた50代の女性の臨床例。塗り薬と飲み薬で皮膚症状は治まりましたが、足の痛みが強く、ひどいときは歩けないほど。歯の痛みと頭痛もあり、神経内科を受診したところ、帯状疱疹後神経痛(皮膚症状が治ったあとも続く痛みで、最も発症頻度の高い帯状疱疹の合併症)との診断で、痛みの原因は神経節に潜んだヘルペスウイルスでした。処方された薬はあまり効果がなく、神経ブロックの注射を打てば少し痛みはラクになるものの、注射での治療が一生続くのかと思うと暗い気持ちに…。ビタミンやサプリメントで痛みを軽減できないかと、中村先生のクリニックを訪れたのだそう。

クリニックの処方で、CBD 2700mg含有のCBDオイルを1回0.5ml、1日2回服用したところ、1週間で明らかな効果が見られました。「驚いたことに、飲んで数分で痛みがすっかりなくなっていることに気がつきました。3年間悩みつづけた痛みが、3分で消えたんです」とその女性。でも、痛みが消えるうれしさが手伝って、CBDオイルに依存してしまうおそれはないのでしょうか?

この懸念について、「CBDには依存性の心配はありません」と中村先生は言います。

「そもそもCBDオイルには、“ハイになる”といった劇的な精神活性作用のある大麻草の成分、THC(テトラヒドロカンナビノール)が含まれていないので依存性はなく、お酒やタバコ、砂糖、コーヒーなどのほうが依存度は高いといえます。CBDオイルは、むしろアルコール依存など依存症に対する治療薬として使える可能性もあるのです」(中村先生)

5位 ◆ 正しく知っておきたい! CBDの歴史と体に働くしくみ【最新・CBDの基礎知識 Vol.3】

CBDオイルなどに使われている近年注目の成分「カンナビジオール(CBD)」は、植物の麻(大麻草)から採取されるもの。CBDの効果や安全性は世界保健機関(WHO)も認めており、日本でも、茎や種子由来のCBDであれば合法です。大麻取締法の規制がある日本で正規に流通しているCBD製品は違法物質を含まず、税関や厚生労働省など関係各所から許可を得たものなので、海外から独自で輸入するよりも安心して使用できます。

とはいえ、CBDについてはまだまだわからないことが多い…というのが本音では? 今回は、CBDの歴史と、効果的に使用するための健康法について、メディカルストレスケア飯塚クリニック・院長で精神科専門医、臨床CBDオイル研究会代表の飯塚浩先生の講演からピックアップ。

CBDが採れる大麻草の歴史とは

CBDの化学記号とオイルのボトル

1万年以上前から、人類は大麻草を多くの目的で利用してきました。茎から繊維をとって縄・布・紙などに利用したり、種子から油を取ったり、食用にしたり。花や葉、種子、根を薬用として利用したりもしています。麻の種子(麻の実)は栄養が豊富で、脂質25~35%、タンパク質20~30%、食物繊維20~30%のほか、鉄・亜鉛・マグネシウム等のミネラル、ビタミン類も豊富に含んでいます。

そんな大麻草は、世界中で医療に使用されてきた歴史があると飯塚先生は言います。インド医学では、紀元前1000年頃から、鎮痛、抗痙攣、抗菌、下痢、胃腸炎、食欲刺激、気管支炎や喘息などに用いられ、欧州では1839年にアイルランドの医師が、その医療的な知見を欧米に紹介しました。さまざまな臨床結果は欧州に大きなインパクトを与え、大麻草の効能に関する医学論文が多数報告されたり、イギリスでは女王の生理痛の治療に主治医が大麻を用いた記録もあるのだとか。その後、アメリカ、南米やアフリカなどにも普及。日本では、明治期から終戦までは、繊維や油をとるための主要な工芸作物として奨励され、教科書に栽培方法まで載っていたそう。

しかし、国際的に薬物を規制する「麻薬に関する単一条約」により、1961年から60年ものあいだ、大麻草は「最も危険で医療的な価値がない」カテゴリーに分類されることに。日本でも1948年に「大麻取締法」が制定され、規制が始まりました。そうした時期を経て、改めて大規模な科学的検証が行われた結果、2019年にWHOが大麻の医療的価値を認定したのです。

アメリカではそれ以前から、てんかんや多発性硬化症などの難病への効果が知られており、2010年代には医療大麻の合法化が進んでいました。日本では大麻製剤の治験が2019年に認められ、多々条件はあるものの、現在は大麻から採れた主成分を使用しての抗てんかん薬の治験が可能に。それにともなって、現在は大麻取締法の改正の動きもあります。

現状の大麻取締法では、大麻草の成熟した茎や種子からの製品は取締対象ではありませんが、それ以外の大麻草の成分や精神作用のあるTHC(テトラヒドロカンナビノール)を含むものは違法なので、CBDの海外製品を購入する際には十分な注意が必要です。