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裕福な家の専業主婦として、平穏な暮らしを送っていたジョイ。夫を若くして亡くした隣家のシングルマザー、ラナとは深い絆で結ばれているが……。女性同士の関係性をさり気なくも密に描いているのも、本作の見どころのひとつ。ジョイを熱演するのは、『スパイダーマン』シリーズや『ハンガー・ゲーム』シリーズに出演する俳優で、『ピッチ・パーフェクト2』や『チャーリーズ・エンジェル』の監督としても活躍するエリザベス・バンクス。ラナ役は、『ファンタスティック・フォー』やドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のケイト・マーラ。
自分の命を守る唯一の治療である人工妊娠中絶の手術を受けるためにジョイがたどる過程は、まるでスパイ映画でもあるかのよう。多大な労力とリスクを強いられながら、ジョイは正規ルートではないが安全な中絶手術を提供する活動団体「ジェーン」にたどり着く。
「ジェーン」の創設メンバーでフェミニストのバージニアとの出会いが、ジョイの人生を大きく変えていく。タフで強い信念を持つバージニアを演じるのは、『エイリアン』シリーズや『ゴースト・バスターズ』シリーズなど、長いキャリアを誇るシガニー・ウィーバー。