心地よさを求めて、yoiが考えるファッションストーリー。第3弾は、【スポーツ×共有】。定番化しているスポーツミックスも、2024年春夏シーズンはオンシーンにも適応する都会的なスタイルに進化。街ばきできるテック系スニーカーは、男女問わず共有できるジェンダーレス感も今っぽい。世界的に定着した健康志向が、ファッションにも影響を与えている。
ワードローブに1足投入するだけで、たちまち今っぽく見えるのがテック系スニーカー。ごつめのフォルムやスタイリッシュなルックスがY2Kブームの流れにマッチし、たちまち大ブレイク。「オン」や「サロモン」などの新興ブランドと並んで人気なのが「アシックス」。衝撃緩衝性に優れ、はき心地も快適なGELシリーズは、ルックスだけでなく機能も兼ね備えたスニーカーとして海外でも人気。男女で共有できるジェンダーレスなデザインは、互いに好きな色やデザインを選ぶだけでも楽しい。
健康的な印象を与えるビタミンカラーのオレンジは、「ザ・ノース・フェイス」のアウターや「ナイキ」のトップスで面積広く取り入れることでコーディネートの中心アイテムに。
機能性やデザインを妥協しない「ザ・ノース・フェイス」のアウターは、街にも溶け込む最強のアウトドアウェア。毎シーズン、サイズ感やデザインが見直されてアップデートされ、街着だけでなく本格的な登山やトレッキング、雪山シーンにも対応できる本格派でありながら、ファッション性も高いのが人気の理由。
「ナイキ」はスポーツやウェルネスという領域を越えて、運動、マインドフルネス、栄養、休息、つながりという5つの新しい領域にフォーカスしたホリスティック・フィットネスを提唱。これまで以上に女性をサポートすることを宣言しており、アイテムを身につけるだけで背筋がピンと伸びる気分。
最新のスポーツミックススタイルを実現するコツは、スポーツ濃度を半分程度に抑えること。オレンジのナイロンパーカにはホワイトのニットカーディガンやグレーのカーゴパンツを合わせて軽快に。ジャージー素材のオレンジのポロシャツはオーバーサイズのため、クラシカルなステンカラーコートを合わせれば、スポーツシーンだけでなく街中でも活躍してくれる。
Y2Kファッションからユニフォームライクなプレッピーファッションの流れを汲んで、大人だからこそモダンに着こなしたいスポーツテイスト。まずは、普段のワードローブに初心者でも挑戦しやすいテック系スニーカーやアウトドアブランドのアウターを取り入れることから始めてみて。
1枚目左(Paloma)
アウター¥45,000/コス(コス 青山店)
トップス¥8,030/ナイキ スポーツウェア(ナイキ カスタマーサービス)
中に着たハイネックカットソー¥6,160/ロサンゼルス アパレル(ロサンゼルス アパレル ジャパン)
パンツ¥27,500/ヤエカ(ヤエカ アパートメント ストア)
スニーカー¥14,300/アシックス(アシックスジャパン株式会社 お客様相談室)
ソックス/スタイリスト私物
1枚目右(Marco)
アウター¥33,000/ザ・ノース・フェイス(株式会社ゴールドウィン カスタマーサービスセンター)
カーディガン¥72,600/アンデルセン-アンデルセン(アンデルセン-アンデルセン)
中に着たタートルネックニット¥39,600/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー)
パンツ¥31,900/マスター&コー(マッハ55リミテッド)
スニーカー¥17,600/アシックス(アシックスジャパン株式会社 お客様相談室)
ソックス/スタイリスト私物
問い合わせ先
・アシックスジャパン株式会社 お客様相談室 0120-068-806
・アンデルセン-アンデルセン 080-4663-9406
・株式会社ゴールドウィン カスタマーサービスセンター 0120-307-560
・コス 青山店 03-5413-7121
・ナイキ カスタマーサービス 0120-6453-77
・マッハ55リミテッド 03-5846-9535
・ヤエカ アパートメント ストア 03-5708-5586
・リーミルズ エージェンシー 03-5784-1238
・ロサンゼルス アパレル ジャパン 03-5726-8717
フォトグラファー
1998年生まれ、秋田県出身。東京工芸大学写真学科中退。
2017年に発表された作品群「hill」を皮切りに、作品展示、パブリケーションを通して、実験的な作品を多数発表している。主な作品に「autonomy」(2019)、「project "cejitos"」(2023)など。
撮影/青木柊野(W) スタイリスト/小笠原夏未 ヘア&メイク/小嶋克佳(Tron) モデル/Marco(BRAVO MODELS)、Paloma(ASCEND MODELS) 構成・取材・文/多田綾子