寒いときは暖かく、暑いときは涼しく、いつでも快適に過ごすためには、いちばん肌に近い下着の選び方がとても大事。実はアウトドアブランドのアンダーウェアがすごく使えるって知っていますか? 登山やスポーツ、アクティビティなど体を動かすシーンのために作られているので、体の動きをじゃませずにうまく体温調節ができる高機能アイテムばかりなんです。
そこでyoi編集部員&ライターがアウトドアブランドのプレスルームへ赴き、アンダーウェアを試着。着心地や機能性を体感してきました! 今回訪れたのは日本生まれのアウトドアブランド『モンベル』です。
『モンベル』のアンダーウェアの特徴は?
日本発のアウトドアブランドとして品質の高さで人気を誇る『モンベル』。日本の気候に最適化された設計のアイテムが多く、ウェアやシュラフ(寝袋)などは日本人に合うサイジングになっているのも特徴。製品の軽さや、独自で開発した機能性素材の豊富さに定評がある。手頃な価格のアイテムが多いのもうれしい。
暑がりライター&冷え性編集部員がお試し!
Profile
(左)堀越美香子:ライター。汗っかきで暑がり。冬でも室内や電車内に入ると汗をかいてしまい、暑くて気分が悪くなってしまうことも。そのため年中薄着で、周囲から「なんでアウター着てないの?」と心配される。
(右)木村美紀:yoi編集部員。かなりの冷え性で、夏でも電気毛布が手放せない。特に、末端の冷えが悩み。
スーパーメリノウール L.W. ソフトブラ
スーパーメリノウール L.W. ソフトブラ ¥4,950/モンベル
高い発熱量と冷えにくさを両立した、スーパーメリノウールのソフトブラ。薄手でレイヤードに最適な「L.W.(ライトウエイト)」。防臭効果もあり、パッドも通気性の高いものを採用している。
木村:まずはブラを試着。私はワイヤーの締め付けが苦手だから“365日楽ちんブラ派”だけど、これは楽なうえに、スーパーメリノウールのふんわりとした生地が気持ちいい!
堀越:同じくノンワイヤーで、ホールド力が高くカップ付きの『スポーツブラ』も展開されているみたい。『ソフトブラ』はパッドが縫い込まれているから、より楽な着け心地なんだね。
木村:うん、締め付け感も少ない。ウールって聞くと分厚い冬用の素材を想像しがちだけど、スーパーメリノウールだから薄手だし防臭力もあって、一年中使えそう。
ジオライン メッシュ 吸水サニタリーショーツ
ジオライン メッシュ 吸水サニタリーショーツ ¥4,840/モンベル
高機能素材「ジオライン メッシュ」を使用した吸水サニタリーショーツ。吸水部分は3層構造で、10〜20cc程度を吸水。
堀越:ショーツ類は自宅でお試ししてきました! 吸水面も肌にあたる部分はメッシュ素材なので、濡れている感覚がほとんどなくサラサラなはき心地。これがとっても快適なんです。しかもクロッチ部分の裏面は『ウィンドストッパー®︎ファブリクス バイ ゴアテックス ラボ』というハイテク素材で、衣服内にこもった汗の水蒸気をすばやく外に逃してくれる機能が。外側の面は耐久撥水加工されているので、もれの心配もなし!
堀越:仕事柄いろいろな吸水ショーツを試してきましたが、こんなに通気性のいいショーツは初めてです! この画像のとおり、ボディの部分は全部メッシュなのでとにかく軽いしムレない。すぐ乾くのもうれしいポイントです。
スーパーメリノウール L.W. ウエストウォーマーショーツ
スーパーメリノウール L.W. ウエストウォーマーショーツ ¥3,850/モンベル
ウエストウォーマー付きのショーツ。一体型なのでウエストウォーマーがずれにくく、冷えやすい腰まわりを効果的に温める。なめらかな肌触りのスーパーメリノウールを使用。
木村:薄いのにめっちゃあたたかい! 私はいつも寝るときに腹巻をしているのですが…寝てるうちにどんどん下のほうがめくれてきて、お腹が出てしまうのが悩み。これなら、絶対にずり上がってこない! しっかりフィットするけど、締め付けない着心地が心地いいです。
スーパーメリノウール EXP. ウエストウォーマー
スーパーメリノウール EXP. ウエストウォーマー ¥3,960/モンベル
『モンベル』では薄手の「L.W.(ライトウエイト)」、中厚手の「M.W.(ミドルウエイト)」、厚手の「EXP.(エクスペディション)」という3種類のスーパーメリノウールを展開しており、これは最も厚手な「EXP.」生地のウエストウォーマー。卓越した暖かさと吸水拡散性を両立している。縫い糸には不快な静電気を軽減するカーボン繊維を使用。
堀越:もちっとした厚みがあって、試着で短時間着けただけでも暖かいです。フィット感が強いからずり上がったりもしにくそう。
木村:丈が長いから、腰からおしりの上のほうまでカバーできるのもうれしいよね。
スーパーメリノウール L.W. ラウンドネックシャツ
スーパーメリノウール L.W. ラウンドネックシャツ ¥6,600/モンベル
薄手ながら高い保温性を備えた、スーパーメリノウール素材(L.W. ライトウエイト)のラウンドネックシャツ。ストレッチ性に優れ、インナーとして通年着用できる。
木村:スーパーメリノウールは水蒸気を吸収すると発熱する、天然の吸湿発熱素材なんだって! しかも湿気は吸収するけど水は弾く、というとても使い勝手のいい特性もあるそう。
堀越:スーパーメリノウールは、インナーに欲しい機能が全部備わっているスーパー素材ってこと…⁉︎
木村:本当にそう。ネックラインも広めだからどんなトップスにも合わせやすいし、ちくちくもしない。この薄さも素晴らしいよね。
ジオライン クールメッシュ タンクトップウィズブラ
ジオライン クールメッシュ タンクトップウィズブラ ¥5,940/モンベル
べたつきを感じにくい「ジオライン クールメッシュ」を採用したカップ付きタンクトップ。優れた通気性と速乾性を実現している。暑い季節も熱がこもりにくく、制菌効果でにおいを抑える。
堀越:最後は夏に活躍しそうな涼しいインナー。なんとカップ部分以外は全部メッシュ! 暑がり&汗っかきな私には願ったり叶ったりなカップ付きタンクトップです。
木村:この「ジオライン クールメッシュ」は、通気性も速乾性も高い高機能素材なんだって。しかもよく聞く“抗菌”ではなく、“制菌”加工が施してあって、においの元になるバクテリア自体を減らしてくれるらしいよ。
堀越:そもそも涼しくて汗をかきにくそうなのに、においの心配もしなくていいなんて…! 最近は肌が透けるシアートップスがトレンドだし、シャツからチラ見せするのもありですね。
こちらは一般的な夏用アンダーウェア素材(左)と、ジオライン クールメッシュ素材(右)に水を吹きかけ、その触り心地を比べたもの。
木村:濡れたときの肌触りが全然違う! 一般的なアンダーウェア素材は指先に張り付くけど、ジオライン クールメッシュはサラサラしてる。
堀越:たしかに夏用の機能性素材って、汗をかくとペタペタするイメージがある。ジオラインは肌に接する面積が少ないから、サラッと快適なのがよくわかるね。
撮影/中澤真央 取材・文/堀越美香子 企画・構成/木村美紀(yoi)