「コアラマットレス」「ヨギボー」のやみつき枕をお試し！【最新眠テック（ネムテック）】

私が普段使っている枕は、通気性よりも頭部と首を支える設計に特化したアイテムなので、蒸し暑い日本の夏には不向き！ 熱がこもり目覚めてしまうということもしばしば起こり、昨夏は冷えピタをおでこに貼ったものでした。このような熱気による寝苦しさを解消したい人には、オーストラリアの寝具家具ブランド・コアラマットレスの「コアラリフレッシュピロー」がおすすめ！ ひんやりと快適な寝心地で、気持ちよく眠ることができます。

最適な睡眠温度を叶える「コアラリフレッシュピロー」の肝であり、温度調整をしているのがメモリーフォーム。表面に塗布されたP C M素材は熱の吸収・蓄熱・放熱に優れ、頭部をのせた時にほどよい冷感を感じます。こもった熱を逃しているので、冷たすぎるということはなく、心地よい清涼感はまるで森林浴をしているような気分。

不眠の理由は蒸し暑さだけでなく、脳が覚醒しちゃってなかなかコロリといけない夜もありますよね。そんな時も、枕がひんやりしているとクールダウンされてすっと睡眠モードへ。何よりも寝つきの改善が期待できそうです！

枕全体に開いているさまざまな大きさの通気口は熱を放出しつつ、頭の形や重さに合わせて適度に沈む役割もあり、仰向けでも横向きでもフィットして安定感抜群！ 横向き寝がデフォルト、ゴロンゴロン寝返りを打つ私にもちょうどいい弾力性と大きさでした。また、メモリーフォームに竹炭を配合することでバクテリアの繁殖を抑制し、枕をクリーンに保つことができるのも嬉しい！

ソフトメッシュ地のカバーは吸湿性が高く、サラサラの肌触り。中材と同様に通気性がよく、枕の特長がより発揮できるのも高ポイントです！

東洋医学の健康法のひとつ“頭寒足熱”でも、頭を冷やし足元を温めることで血液の循環が良くなるといわれています。夏はもちろんオールシーズンで、自分を含め脳がオーバーヒート気味の現代人にはぴったりだと思いました。

・サイズ：H11xW63xD41cm
・お試し期間：120日間
・品質保証：1年

ステイホーム期間に再脚光を浴びたヨギボー。 “快適すぎて動けなくなる”と評判のソファと同じ素材を使った枕をお試ししてみました！

今回お試ししたのは「ヨギボーメガムーンピロー」。人気枕の特大サイズ、21cmの高さがあり、三日月のような独特のフォルムになるため睡眠用として使うかは好みがわかれそうです。私は普段高さ14cmの枕を使用し、寝返りも打つタイプなので、ブランドも推奨している別の使い方をトライしました。

まず最初は睡眠時のフットレストとして使用。当日は一日立ちっぱなしの仕事を終え、パンパンに浮腫んだ足は準備万端といったところ。外側のカーブに膝の裏側をフィットさせてのせてみると、足の重さを委ねられ、なんと楽ちんなんでしょう！ ビーズクッションにありがちなクタッと感は一切なく、元のフォルムを保ちながら心地よい形に。ヨギボーはムチっとした弾力感が特徴的なのですが、これは独自開発のカバーに秘密が。ハリと弾力性のある素材で、カバーが中材のビーズをぎゅっと圧縮しているのです。

体より足を高い位置にすることで血流が促進され、徐々にスッキリ。寝ている間に枕から足はずれ落ちていましたが、入眠時にリラックスできるので、寝つきのよさにもつながると思います。

休みの翌朝は、枕に頭をのせゴロゴロタイムを検証。仰向けはやはり、高さがあるため首の傾斜がきつく不自然な姿勢に。しかし横向きは最高でした。カーブに背中を委ね、逆サイドのカーブにスマホを持った手を置くと、どこも力まない。ストレスのない姿勢は無限に動画や漫画をを見られ、ある意味で危険！

ほかにも枕を縦向きにし、端に頭をのせ抱き枕のようにして30分ほど二度寝をしたところ、体に痛みなど違和感が出ることはなかったです。

さまざまな使い方をしてみて、どんな姿勢でも安定するところが「ヨギボーメガムーンピロー」のストロングポイントだと確信。枕に触れた体の部位にピタッとフィットする、しっくり感にツボる人は多いはず。一点で二度三度おいしく、家にひとつあっても損はないと思います！

・サイズ：H21xW57xD14cm

撮影／三浦晴（コアラマットレス）、田村伊吹（ヨギボー）　取材・文／横溝桃子