美とか健康にかかわる仕事をしておりながら非常に情けないことですが、「健康にいい食べものや飲みもの」が苦手です(笑)。なぜかといえば、ひとえに「おいしくない(ものが多い)から」。きれいになれる! 健康になる!…と思って食べたり飲んだりしても、どうも長く続かない。体にいいとはわかっていても、「やっぱりおいしいものが食べたい(飲みたい)!」という食いしん坊魂のためについつい挫折してしまうのです。

そんな私が最近、会社のデスクに常備してほぼ毎日、飲んでいるのがこちら。

今日のEditor's Pick!

『トレスマリア』から10月に発売されたお茶2種。

(左)トレスマリア ティー ウェルネス・(右)トレスマリア ティー クレンズ 各¥1,375/バルドゥッチ 03-6804-8744

今年10月に発売された「トレスマリア ティー ウェルネス」と「トレスマリア ティー クレンズ」。2017年に日本発のデリケートゾーンケアブランドとして誕生した『トレスマリア』から、新たなカテゴリとして発売された“美と健康のための”お茶です。

最初に知ったときは「美と健康…う~ん、キケンなにおいがする…(-_-;)」と警戒していた私ですが、リリースに書かれていたこんな文章に興味をひかれました。いわく、「健康茶のイメージは、“体にいいけどまずい、渋い、苦い、おしゃれじゃない、面倒、だから続かない”。しかしお茶は毎日飲むから、もっと手軽に飲めるものがほしい。美につながればなおうれしい。そんなお客さまの声をかたちにしました」。そう!まさにそうなんですよ! と激しく共感。

このお茶は、そうしたコンセプトのもとで佐賀県の老舗製茶会社とコラボし、佐賀に昔から伝わる野草や樹木、穀物を煎ったり煮出したりした伝統の製法をベースに開発。実際飲んでみると、“ウェルネス”のほうは最初にシナモンやオレンジの香りが心地よく感じられ、深みのあるほのかな甘味があとからじんわり。ドクダミやクマザサ、ハトムギ、ハブ茶といった日本古来のお茶に、シナモンや陳皮(オレンジの皮)などをブレンドしているそうで、気持ちが張り詰めたときに飲むとふ~っと緩むのがわかります。こちらはカフェインゼロなので、寝る前にいただくのもよさそう。



もうひとつの“クレンズ”は、発酵プーアル茶やドクダミ、ハブ茶、スギナや桑の葉などにショウガやトウガラシをブレンド。口に含むとショウガやトウガラシのすっきりしたスパイシーさとプーアル茶のコクがあいまって、ダレた気分がシュッと引き締まります。私はこちらの味のほうが好みですが、なにより、どちらも「健康にいい」ということを忘れるくらい(笑)おいしい。“毒を清める”デトックス効果のあるドクダミや、“目をよくする種子”から「決明子(ケツメイシ)」ともいわれるハブ茶など、最近、眼精疲労や巡りのわるさを実感している私には、まさにもってこいのブレンドです。

どちらも香料・保存料・着色料・甘味料は無添加。ヒモなしのテトラ型ティーバッグで、マグカップに入れてお湯を注ぐだけなので、デスクでも気軽に飲めちゃいます。お湯をつぎ足せば2杯ぐらいはOK。寒さに向かうこれからの季節、体を温めてくれるおいしいお茶で健康増進、続けてみます!

写真・文/浅香淳子(yoi) 製品画像/伊藤奈穂実