さまざまなホテルに泊まり一人時間を満喫してきた、まろさんが厳選!東京都内&横浜の“ひとリート”にぴったりなホテルを3つご紹介。 カフェ巡りやクラシックホテルの朝食、バーでのしっとりした時間など、贅沢なひとときを満喫できるホテルを1泊2万台からセレクト!週末のご褒美に、一人旅気分を楽しんでみませんか?
※宿泊価格は25年2月の取材時のものです。
おひとりプロデューサー
“おひとりプロデューサー”。自身で運営するメディア『おひとりさま。』や、執筆・メディア出演を通して一人時間の意義を伝え、すごし方を提案している。なかでも一人ホテルの発信は話題になり、漫画『おひとりさまホテル』(新潮社)の原案を務めるほか、著書『おひとりホテルガイド』(朝日新聞出版)を出版。企業の一人客向けの企画も手掛けている。
「ひとリート」とは…
yoiが提唱している「一人で楽しむリトリート体験」を表す造語。半日程度の体験や日帰り・1泊2日程度の旅を含む、心と体のセルフケアに役立つ時間の使い方です。
【東京/2.1万円】気ままな街歩きで思う存分ひとリート!「HAMACHO HOTEL」
東京・日本橋浜町にたたずむ「HAMACHO HOTEL」は、都会にいながら緑と調和した空間を楽しめるホテル。浜町駅から徒歩6分とアクセスも良好です。
コンパクトながら、窓の外には豊かな緑が広がり、落ち着いた雰囲気が魅力。客室はシンプルで温かみのあるデザインで、心地よくすごせます。

さらに、ホテルに隣接するチョコレート工房併設の「nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO」 では、契約農家のカカオ豆を使ったこだわりのチョコレートを味わえます。コーヒーとともに楽しむ甘いひとときもおすすめです。

まろさん的おすすめポイント
まろ 東京都内は、エリアごとに異なるカルチャーが根付いているから新鮮な発見があるんです。
このホテルは、周辺にカフェや雑貨屋が点在し、散策も楽しいエリア。一人だからこそ、普段見落としていた街の景色や空気をじっくり感じられます。チェックアウト前、朝の散歩で隅田川沿いを歩き、近くのベーカリーに立ち寄るのも最高です。
東京出身の方でも、育ってきた場所や仕事場以外のエリアでホテルステイしてみると新鮮に楽しめると思います。
HAMACHO HOTEL
住所:東京都中央区日本橋浜町3-20-2
電話番号:03-5643-1811
料金:1泊1室¥21000〜
公式サイト
【横浜/2.9万円】絶品朝食を楽しむひとリート。「ホテルニューグランド」
横浜の 「ホテルニューグランド」 は、山下公園まで徒歩1分、中華街まで徒歩2分の好立地。クラシカルな雰囲気が漂う本館と、横浜港を一望できるタワー館の2つの建物で構成されており、歴史あるホテルステイを楽しめます。

客室はひとリートにぴったりな非日常感あふれる空間。ベルベットの1人がけソファや、小ぶりなランプが配されており、上品で落ち着いたデザインになっています。

また、レストラン ル・ノルマンディでのみ提供している朝食「モンテクリストサンド」は絶品。自家製のフレンチトーストにとろけるチーズとカリカリのベーコンをサンドし、ふわふわに焼き上げた逸品で、甘じょっぱい味わいがクセになります。

まろさん的おすすめポイント
まろ わたしのお気に入りは、本館2階にある深夜の「ザ・ロビー」。日中はにぎやかだけど、深夜に訪れると静まり返り、昭和のクラシカルな雰囲気にタイムスリップしたみたい。格式あるホテルならではの装飾やこだわりを、一人だからこそじっくり味わえるのも魅力です。「こんなところに装飾が!」といった小さな発見や開業時から変わらない空間を楽しめるのも、クラシックホテルの醍醐味。
そして、朝食の「モンテクリストサンド」が本当においしい!ここでしか味わえないので、毎回楽しみにしています。窓際の席で横浜港を眺めながら味わう朝食は、最高の贅沢時間です。
ホテルニューグランド
住所:神奈川県横浜市中区山下町10番地
電話番号:045-681-1841
料金:1泊1室¥29000〜
公式サイト
【東京/3.3万円】クラシックなバーでひとリート時間を満喫。「グランドプリンスホテル新高輪」
品川駅から徒歩約5分の好立地にありながら、緑に囲まれている「グランドプリンスホテル新高輪」。建築家・村野藤吾氏が手がけた、歴史を感じる美しい空間が魅力です。
全室にバルコニーがついており、高輪の豊かな自然や都会の景観を眺めながらリラックスした時間がすごせます。

特におすすめなのが、 村野藤吾氏が設計したバー。丸みを帯びたカウンターや、計算し尽くされた照明が、ロマンチックな雰囲気を演出。低めにしつらえたソファから見上げると、吸い込まれるような奥行きのある天井など、ディテールにこだわり抜いた空間で、落ち着いた大人の時間をすごせます。

まろさん的おすすめポイント
まろ 名建築好きにはたまらない、村野藤吾氏の美学が詰まったバーが残っています。ホテルのバーは、一般のバーよりも気軽に立ち寄れるのが魅力。本を読んだり、ぼーっとしたり、静かな時間を楽しめます。
ちょうどいい感じに酔ってきたら、そのままお部屋のベッドへダイブ。こんな贅沢がかなうのも、ひとりのホテルステイならではだと思います。
グランドプリンスホテル新高輪
住所:東京都港区高輪3-13-1
電話番号:03-3442-1111
料金:1泊1室¥33584〜(二名利用時)
公式サイト
構成・取材・文/高浦彩加