昨年、コロナ禍のなかで外出自粛が続いていたアメリカでヒットした商品のひとつが「みつろうラップ」。ミツバチの体から分泌されて巣をつくる蝋(ビーワックス)とオイル、樹脂を布にしみこませることで耐水性をもたせ、プラスチックラップの代わりに食品の保存などに使えるアイテムです。日本でも、はちみつやプロポリス製品の老舗「山田養蜂場」から天然のみつろうを使用したみつろうラップが発売されるなど、持続可能な製品として徐々に注目を集めています。
この10月には、ファッションブランドの「EQUALAND - TRUST AND INTIMATE -」(イコーランド - トラスト アンド インティメイト - )が、洋服をつくる過程で生まれた余剰生地を再利用して、キュートなプリントのみつろうラップと、食品を入れて保存できるみつろうバッグを発売。
![EQUALANDのみつろうラップとバッグ](https://img-yoi.hpplus.jp/common/large/image/ae/ae294865-9068-41ae-8fa9-8c74ca8cceb1.jpeg)
(左)みつろうバッグ¥3,000、(右)みつろうラップ¥1,600/EQUALAND SHIBUYA 03-6805-0903
EQUALAND - TRUST AND INTIMATE - 公式オンラインストアで発売中
使われているのは、2021年夏にタトゥーシールアーティストのopnner / Kaho Iwayaさんとのコラボレーションで販売されたプリントコレクションの生地。小さな端切れもムダにしたくないという思いから、このみつろうラップ&バッグが企画されたのだそう。
![みつろうラップに包まれたアスパラガスと、みつろうバッグに入れた果物](https://img-yoi.hpplus.jp/common/large/image/2d/2d65c9c8-6248-45dc-8986-720e95e7403c.jpeg)
オーガニックコットン生地に、みつろうと植物由来の樹脂、オーガニックホホバオイルをしみこませて、ひとつひとつ手作り。みつろうは、タスマニア島の農薬のない環境にあるハチの巣から採れたもの。樹脂も食品添加物として認可されているものを使用しています。
手の体温で柔らかくなるので、野菜や果物などを包んだり食器を覆ったりして保存。水洗いすれば通常1年ほどは繰り返し使えるほか、みつろうの保湿・抗菌作用で食品を衛生的かつ新鮮に保つことができるといいます。
海洋などの環境保全のためにプラスチック製品の使用を減らすアクションが盛り上がるなか、こんなかわいいプリントラップやバッグなら、楽しみながらSDGsな暮らしができそうです。
![手でやわらかくしながらみつろうラップで食品を包む](https://img-yoi.hpplus.jp/common/large/image/20/202c8ccb-8b09-4794-86a6-e222251e60aa-1149x1309.jpeg)