2000年に初回の第一作が大ヒットして以来、毎年リリースされて多くの人々を癒しつづけているリラクゼーションコンピレーションCD『image』シリーズ。その『image』が、音楽アプリ『life image』として新たに話題を呼んでいます。20年以上ものあいだ愛されつづけてきた『image』の曲たちを、アプリ内で「睡眠」「集中」「リラックス」の3つのテーマごとに編成。再生しながら好みの曲を選択していくと、AI機能によって、よりパーソナライズされた自分好みのプレイリストが作成されるという人気のアプリなんです。

今回yoiは、この『life image』アプリの効果を体感できるワークショップイベントに参加。内容は、リラクゼーション音楽に加え、“香り”の力でさらにリラックス効果を高める「お香づくり」を体験するというもの。五感をフルに使い、体と心の癒しに向き合ったイベントの様子をレポートします。

まずは、アプリ『life image』を初体験!

life imageのアプリ画面

スマートフォンで『life image』アプリを起動し、「睡眠」「集中」「リラックス」のいずれかのモードで音楽を再生。再生ボタンのすぐ下にあるサムズアップマークで各曲を「like」もしくは「dislike」していくと、自分の好みにパーソナライズされたプレイリストが完成。

『life image』お香作り体験、スタート!

お香を入れるための布袋と紐

撮影/岩下秀徳

本日のメインイベント、和の香りを自分好みにブレンドして作るオリジナルのお香作りがスタート。まず、お香を包む布袋と、巾着のように結ぶ紐を選びます。好きな柄や色の組み合わせを選ぶだけで、なんだかワクワク♡

今の自分の気分を香りで表すと…?

音楽×香りで眠りの質が向上!? リラクゼーションミュージックアプリ『life image』体験レポート_3

撮影/岩下秀徳

そして、目の前にはずらりと並んだ香原料の数々が! “和の香りを創ることは、五感で感じたことを香りで表現する一つのアート”という考えのもと活動されている、今井麻美子先生が手ほどきをしてくれます。

すると、先生から参加者に「自分が作りたい香りを、言葉で表現して紙に記入してください」とのお題が。む、難しい…! 抽象的でも単語の羅列でもいいということで、私は「緑が見えるくつろげる場所」「懐かしい」「すっきりきれい」「柔らかい麻や綿の服」と記入してみました。

香原料を調合している

撮影/岩下秀徳

それを見た先生は、「なるほど…それでは『老山白檀』を1.5、『新山白檀』を1.5、『龍脳』を0.1、『丁子』を0.3、『桂皮』を0.3…」と、メモが追いつかないほどの速さでどんどん香原料の種類と量を教えてくれます。その通りに調合し、よく混ぜてから嗅いでみると…求めていたイメージどおりの香りになってる‼︎ 「もう少し甘さがほしかったら、『安息香』を0.05足してみてください」とのアドバイスをいただき、実際に足してみると…自分でも想像していなかった好みの香りにたどり着いた‼︎ 

香りのプロフェッショナルのすご技を目の当たりにするという貴重な経験とともに、自分の気分やイメージを香りで感じることで、心が満たされるのを体感できました。今井先生のお店『ゆらすかおり』では、香りのアイテム販売やワークショップも行なっているそう。

音楽と香りがもたらすリラックス効果のほどは…?

スマートウォッチをつけた腕

お香作り体験ができたところで、今度はリラクゼーション効果を数値化してみるという実験! まずは、『life image』アプリで「睡眠」モードの曲を聴きながら、スマートウォッチで実際にEDA(皮膚電気活動反応)と心拍を測定してみることに。どちらも、数値が低いほうが、よりリラックスできている状態です。

①何もしていないとき
②『life image』で音楽を聴いているとき
③『life image』で音楽を聴きながら好きな香りを嗅いでいるとき

以上の3パターンのシチュエーションでの数値を比較し、リラックス効果の増減を確認していきます。

ちなみに私の数値がこちら。
①EDA:15、心拍:103→102
②EDA:15、心拍:90→103
『life image』の音楽を聴いただけで、心拍がかなり落ち着いたことがわかります。

ホットアイマスクをつけて香りを嗅いでいる

撮影/岩下秀徳

ここで、先ほど作ったお香の出番。
③音楽を聴きながら香りを嗅ぐ
という状態で再び数値を測定していきます。

結果は、
③EDA:13、心拍:88→95
と、①と比べてどちらも数値が下がり、すなわち③の状態が最もリラックスできた、ということがわかりました。ただ個人差があるので、同じように計測しても数値が変わらない人も、逆に数値が上がる人もいるとのこと。自分のベストなリラックス法を見つける手段として、実際に数値を計測するという面白い実験となりました。ちなみに、この日は「花王 めぐりズム 蒸気でホットアイマスク」をサンプリング配布いただき、めぐりズムを装着して「life image」とお香を楽しむ時間もありました。目元が温まって、さらに気分もリラックス♪

匂い袋とimageアプリ

このイベントに参加して以来、ベッドに入ったら『life image』で音楽を再生(音量最小)・枕元にお香を配置、というナイトルーティンを続けてみました。私はもともと寝つきが悪いほうなのですが、徐々に寝つくまでの時間が短くなっている気が! 寝る前のルーティンを決めたことで、寝るモードに入りやすくなった実感があります。

「睡眠」モード以外の「リラックス」と「集中」も、仕事中に活用しようとプレイリストを作成中。自分のモードを切り替えるひとつの手段として、音楽アプリ『life image』や香りの使い分け、おすすめです!

取材・文/堀越美香子 企画・編集/高戸映里奈(yoi)