yoi読者から寄せられた生理にまつわる疑問や悩みに、専門家がアドバイス! 今回は、生理用ナプキンの「羽」について伺いました。
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Q.生理用ナプキンの「羽」って何のためにあるの?
「ナプキンの羽の役割がイマイチわからず、買うときにいつも迷ってしまいます。羽つき・羽なしの違いはなんですか? また、横モレや後ろモレをしないように、ショーツのどの辺りにつけるのがいいのでしょうか」
ユニ・チャーム
ユニ・チャーム ESG本部 広報室。「#NoBagforMe」プロジェクトの「ソフィみんなの生理研修」の広報活動に携わる。誰もが自分らしく生きることができる社会の実現を目指し、国や地域・性別や年齢を超えて生理にまつわる知識向上と、相互理解の促進を目指している。
A.ショーツにナプキンを固定し、横モレを防ぐ役割があります
ナプキンの両脇に羽があると、ショーツにしっかり固定できるので体を動かしてもズレにくくなり、横モレを防ぐことにつながります。経血量が多いときや体を動かしたりするときにおすすめです。ただ、経血量などには個人差があるので、例えば経血量が少ない場合などは、かならずしも羽が必要とは限りません。生理や体の状況にあわせて、好みで選んでいただければと思います。
ショーツにナプキンをつける位置ですが、サイズ感も含めてショーツによってちょうどいい位置が微妙に異なるので、ここでは基本的なつけかたのポイントをご紹介します。
●羽なし
ショーツのクロッチ部分(デリケートゾーンに触れるところ)の中央にナプキンをつける。夜用などの大きなサイズの場合は、ナプキンの前後を間違えないように注意。
●羽つき
羽つきナプキンは、クロッチ部分のいちばん幅が細い位置に羽がくるように合わせる。クロッチ部分が二重になっているサニタリーショーツの場合は、クロッチの二重部分の間に羽をしまうように貼りつける。
モレが気になる人はサニタリーショーツがベスト
生理中に普通のショーツを使われる方もいますが、生理用のサニタリーショーツはナプキンがフィットしやすい形に工夫されていて、羽の位置も安定しやすいのでズレにくく、モレにくいというメリットがあります。特に夜用は、大きな夜用ナプキンもぴったりフィットしてモレに強いという特徴があります。ズレやヨレによる隙間はモレの原因になるので、ほどよいフィット感のサイズを選びましょう。
多い日やどうしてもモレが心配なときは、デリケートゾーンに挟むように使うことで約2時間分の吸収力がプラスオンされるソフィの「シンクロフィット」を合わせると、より安心です。
構成・取材・文/国分美由紀