いま発売中の11月号『りぼん』のとじこみ別冊「生理カンペキBOOK」が、「女の子とか男の子とか関係なく、一家に一冊あるといい」とSNSで話題に。
産婦人科医の高橋幸子先生とユニ・チャーム監修の丁寧な解説付きで、「生理って何⁉︎」などの基礎知識をはじめ、生理用品や便利アイテム、みんなの疑問Q&Aまでを網羅。生理が来ている人も、これからの人にも読んでほしい情報が、ぎゅっと詰まっています!
イラストは、星屋ハイコさんの描き下ろし
『りぼん』だから伝えられることがある。担当編集の思いとは?
この企画を担当したのは、編集の汪さんとライターの藤井さん。『りぼん』だからこそできることがある、と企画にかける思いもひとしおだったそう。
––「生理カンペキBOOK」が企画された経緯を教えてください。
実はこれまでも『りぼん』では数年に一度、生理をテーマにした別冊や記事がありました。編集部として決められていることではなかったのですが、「読者が知りたいことはなんだろう?」と考えた時に、自然とそうなったんだと思います。特にここ数年のフェムテックや性教育に対する世の中のアップデートはめざましく、編集部員である我々も日々学ぶことばかりです。
今回の企画は、大人になった今だからこそ“子どもの頃に知りたかったこと”を伝えられたらと思い、実現に至りました。
––別冊をつけるにあたり、難しかった点、工夫した点を教えてください。
ネットで手軽にさまざまな情報が手に入る時代だからこそ、内容に少しでも誤りがないよう、また最新の正しい情報を届けられるよう、最前線で活躍されている産婦人科医の高橋幸子先生やユニ・チャームさんに監修をお願いしました。
人によってはハードルが高く感じられるテーマでもあるので、なるべく読んでもらいやすいようにかわいいイラストやデザインで構成したこともポイントです。
––『りぼん』で生理BOOKを別冊としてつける意義とは?
ありがたいことに「りぼん」は幅広い年齢層の方に読んでいただいています。その中でも、読者のメイン層を構成するのは小学校高学年〜中学生、ちょうど初潮を迎える時期の子どもたちです。
学校や家庭など、さまざまな環境要因によって触れられる情報量が違う中で、「初めて生理になる子」や「急に生理が始まって困っている子」に幅広くこの別冊を届けられることは媒体としての強みだと感じました。
『りぼん』は親子2代にわたって読んでいただいているという声も多く、これを機会に、保護者の方々と生理について話すきっかけになったらうれしいです!
––発売後の実際の反響を教えてください。
毎号、読者の皆さんからハガキで内容についてのアンケートを行なっています。今回の別冊は漫画連載にくいこむ勢いで上位にランクインしていて、関心の高さを感じました。
別冊とは別に「りぼんっ子保健室」という身近な身体や心の悩みにこたえる記事連載もあるのですが、こちらにも熱心な相談ハガキを多数いただいています。今後も、多様な読者層に寄り添える記事を作成していけたらと思っています。
11月1日(月)まで好評発売中! デジタルでは2022年3月31日まで購入可能
近くの書店や、インターネット書店、デジタル版で発売中。ぜひチェックしてみてください!
編集/種谷美波(yoi)