正しい情報を知ることで、性暴力被害を減らし、ケアにつなげる。『mimosas』のお茶が教えてくれること

これは『mimosas』のグッズのひとつである「MIMOSAS tea」。私はこれを、みたらし加奈さんから「自分の大切な人や、性被害にあった友人に贈れるようなお茶を作りたいという思いを込めてブレンドされたお茶です。カフェインレスなので妊婦さんでも安心して飲めますし、孤独や寂しさを感じやすい夜のつらい時間帯にも飲める仕様にしています」というメッセージとともに教えていただき、その開発背景や思いに感銘を受けました。お茶の箱には以下のメッセージが。

フレーバーは、和菓子にも洋菓子にも合う「アールグレイほうじ茶」。国産の有機栽培された茶葉にこだわって開発したそう。ティーバッグになっているので手軽で、ホットで飲むのはもちろん、今の季節は水出しで氷を入れてアイスで飲むのがとってもおいしい♡　カフェインレスなので、水分補給にごくごく飲めちゃうのもうれしいです。

「買い物は投票と同じ」と言われることがありますが、このお茶を購入することが『mimosas』の活動を支持することにつながり、性暴力被害を減らすためのアクションのひとつになる。大切な誰かにギフトとして贈れば、さらにサポートの輪を広げることにつながるんです。

私が性暴力や性的同意について学んでいて感じることは、「正しい情報や知識を得ることは自己肯定力を高める」ということ。お茶以外にも『mimosas』のポストカードやステッカーなどのグッズには、「No means No」や「KNOWING IS OUR POWER」といったエンパワメントワードが記されています。性的な場面において同意は絶対に必要であり、被害にあったことを自分のせいにしたり自分を責める必要はまったくない。そして、「#知ることで変えられる未来がある」という『mimosas』発のハッシュタグにもつながる、“知ることの大切さ”がメッセージとして込められています。

そして、性的な場面以外でも「断ったら相手が嫌な思いをするんじゃないか」と不安になったり躊躇することは日常的にあるけれど、そんなときに「違うと思ったら違うと言う、断りたいと思ったら断ることは、自分を大切にするために必要なこと」と心に刻むことで、日々コツコツと自己肯定力を高める訓練ができているように思います。

ひと息つきたいときや寂しさを感じたとき、ゆっくりお茶をいれて飲みながら、自分の体や心と向き合う時間をつくる。そんな習慣に、ぜひおすすめです。