自分の体について、どのくらい知っていますか? 自分をケアするためには、自分の体をよく知ることが必要です。また、他者とコミュニケーションを取る上でも、自分とは違う体について正しい知識をもっておくことが欠かせません。yoiでは、男性同士でも話題に上る機会が少ないという男性の体や性器にまつわる悩みやギモンを聞き込み調査。プライベートケアクリニック東京・東京院の院長である小堀善友先生にお答えいただきました。 

男性器のギモン41

Q41.男性器のことで悩んだら何科に行けばいい?

41個目のギモンは、【男性器のことで悩んだら何科に行けばいい?】。発熱は内科、胃の不調は胃腸科、捻挫は整形外科…のように、医療機関にはそれぞれ専門とする診療科目が。なかなか人には相談できない男性器や生殖機能について悩んだ場合、何科にかかるのが正解?

A41.悩んだら、まずは泌尿器科へ!

小堀先生:いきなり大きい病院へ行く必要はなく、まずは開業医のクリニックや診療所に行ってみてください。かかる診療科目は男性器のどこに&どのような症状が出ているかによりますが、ペニスや生殖機能について専門知識のある泌尿器科にかかるといいでしょう

泌尿器科…と聞くと排尿や膀胱のように排泄器官系のイメージが浮かぶかもしれませんが、男性器は生殖器でもあります。デリケートゾーンの皮膚トラブルはもちろん、勃起や射精、性感染症など性器に関する症状全般を診察してもらえますよ。外性器のブツブツや赤み・かゆみだけなら皮膚科でも対応してくれるはず。もし専門外の症状だったとしても別の診療科を紹介してくれるので、気兼ねなく相談してみてください。

プライベートケアクリニック東京 東京院では、男性不妊や性のお悩みを中心に診療しています。そういったことでお困りの方は、相談にいらしてください。

泌尿器科

小堀善友(こぼりよしとも)先生

プライベートケアクリニック東京・東京院 院長

小堀善友(こぼりよしとも)先生

日本泌尿器科学会専門医、日本性感染症学会認定医、日本性機能学会専門医、日本性科学会セックスセラピストなど多数の資格を保有。金沢大学医学部を卒業後、獨協医科大学越谷病院(現・ 獨協医科大学埼玉医療センター)の泌尿器科に勤務したのち、アメリカ・イリノイ大学に招請研究員として留学。2021年より、プライベートケアクリニック東京 東京院の院長を務める。主に男性性機能障害、男性不妊症、性感染症を専門にしており、ホームページのブログやSNSではメンズヘルスについての情報発信にも取り組む。著書に『泌尿器科医が教えるオトコの「性」活習慣病』(中公新書ラクレ)、『妊活カップルのためのオトコ学』(メディカルトリビューン)、『泌尿器科医が教える「正しいマスターベーション」』(インプレス)などがある。

取材・文/井上ハナエ 企画・構成/木村美紀(yoi)