「yoi」読者のみなさん、こんにちは。集英社yoiエディターズ、MyAge/OurAge編集部のすぎです。今回は「MyAge」Vol.30、「脳細胞を元気にする方法」特集より、脳にまつわる気になるデータをご紹介します!【集英社yoiエディターズリレーvol.34】
集英社MyAge/OurAge編集部
40代からの美とからだを全力応援するムック「MyAge」編集長。Webマガジン「OurAge」とともに、医師や専門家に徹底取材した信頼度の高い記事をお届けしています。公式SNSもぜひチェックしてください!
脳は30代頃から少しずつ萎縮が始まります
「脳は通常、30代頃から少しずつ萎縮が始まり、60代中頃にはMRI検査の画面ですぐにわかるくらい、明らかな萎縮が起こっています。そのまま何も対処しなければ、脳は確実に老化していくはずです」(西剛志さん)。
脳の老化で誰でも自覚しやすいのは、記憶力や集中力の低下だと思いますが、ほかにも新しいことをするのが面倒になったり、人に会うのがおっくうになったら要注意! マンネリ環境は老化脳を促進させる大きな原因です。
脳の機能にはピークの年齢があります
集中力や相手の気持ちを読む力は年を重ねても伸びる脳。脳はまだまだ成長します。それをしっかり生かしたいですね
脳が持つさまざまな能力は、そのピーク年齢が異なります。
「ハーバード大学などの研究によると、情報処理、 名前や顔を覚えるといった短期記憶は若い頃がピークですが、年齢を重ねても伸びる脳があります。相手の気持ちを読む力は48歳、語彙力のピークはなんと67歳です。
言語力は最も遺伝に依存せず、後天的な環境で伸びる能力です。実際に語彙が豊富な人は認知機能の低下が起きにくいという研究結果もあります」
●脳の機能のピーク年齢
・18歳…………情報処理能力
・22歳…………人の名前を覚える力
・32歳…………顔を覚える力
・43歳…………集中力
・48歳…………相手の気持ちを読む力
・67歳…………語彙力
「片足立ち」は脳の老化のバロメーター
目を閉じて片足で何秒立っていられますか?
「たったこれだけで脳の老化度がわかります。視覚を遮断してバランスをとり続けるには、体の傾きを瞬時に察知して修正する力が必要で、脳が若いとより素早く行えるためぐらつきません」
年代別の平均
・58.8秒 → 脳年齢30代
・32.9秒 → 40代
・23.7秒 → 50代
・9.4秒 → 60代
・4.5秒 → 70代
(国立長寿医療研究センターより)
あなたの脳年齢、実年齢よりも老けていませんでしたか?
脳の活性化には「ダンス」が最強
「脳活に最も効果があるのはダンスです。多くのダンスは 音楽に合わせて体を動かします。さらに、複数の人と振りを合わせるものであれば、より効果はアップ。
振りを覚える → 音楽に合わせる → みんなと動きを合わせる…これはまさに脳の複数の分野を同時に働かせるコーディネーション運動の極みといえます。
一人でも、 YouTubeなどの動画の先生に合わせて行うのでもOK! ダンスは脳のさまざまな部位を活性化します」
「MyAge」Vol.30では、脳細胞を元気にする方法を詳しくご紹介
MyAge2023冬号 発売中
現在発売中の「MyAge」Vol.30の「脳細胞を元気にする方法」特集では、
・老化脳チェックリスト
・あなたの老化脳タイプ診断テスト
「やる気低下型」「記憶低下型」「客観・抑制低下型」「共感低下型」「聴覚低下型」のうち、なりやすいのはどれ?
・いつまでも脳が老化しない人がしている4つの考え方
・脳細胞を活性化する食事
・運動で脳細胞の効率アップ
・脳がよみがえる生活習慣
など、簡単にできることをたくさん紹介しています。
まだまだ先の話だなんて思わずに、ぜひチェックしてみてください!
イラスト/midorichan 取材・原文/山村浩子