yoiが注目するHOTなアイテムをセレクトし、約1カ月間使用した感想をお届けする連載『Try & Report!』。第12回は、ブランド誕生から3年を経て、今年10月にリニューアルした『MEGURIE(メグリエ)』の国産和漢スキンケアをお試し!

『メグリエ』の国産和漢スキンケアをTry&Report!

バランシングスキンケアアイテム

(左から)MEGURIE バランシングセラム(30ml)¥7,480・同 バランシングオイルウォーター(60ml)¥5,610/メグリエ https://megurie.net/

日毎に寒気が加わる季節となりました。冷え症の私は、年の瀬が近づくと冷えにより胃腸機能が低下する傾向にあるので、体調管理を徹底しなくては…と意識しはじめる時期でもあります。そこで役に立っているのが、“五臓六腑の循環を整え、血と気と水を全身に巡らせれば心身の健康につながる”という東洋医学の考え方です。食事の時間をなるべく一定にしてみたり、薬膳酒や漢方薬で内部から温めてみたり、日常的な試行錯誤のおかげで風邪をひかず、胃腸の調子も大きく崩さずに過ごせています。

そういった背景もあってもともと東洋医学への信頼感があり、和漢植物の力で心地よいスキンケアを提案する『メグリエ』は兼ねてより注目していたブランドのひとつでした。代表の瀬戸みゆきさんが自身の体調不良が漢方により改善した経験から3年前に立ち上げたセルフケアブランドで、漢方医学や薬学、農学の専門家の協力を得て肌や身体に有効性が確認できている機能性植物を高配合。

今年10月にリニューアルしたタイミングでブランドロゴを刷新するだけでなく、100%国産の和漢原料を使用することや、環境に配慮した製造にもこだわったのだそう。そして全製品に水を使わず、ホウショウ(クスノキ)の蒸留水をベースにしているというから驚き。ボトルの中身すべてが有効成分でできてる…ってこと⁉︎

オイルウォーターは振り混ぜて使用

スキンケアの最初に使用する「バランシングオイルウォーター」にはトウキ、シャクヤク、オウギ、センキュウ、カンゾウ、クコといった和漢成分が配合されており、肌にハリとツヤをもたらし、透明感を与えてくれるそう。シャカシャカと振り、オイルと化粧水の2層を混ぜて使用します。

オイルウォーターの使い方

ワンプッシュで細かいミストが顔全体にまんべんなく広がり、サラッとしたテクスチャーで肌なじみ抜群。ごわついた肌がオイル成分によってほぐれ、うるおいキープ力を高めてくれます。使用量は顔全体でだいたい5プッシュ程度がおすすめ。またお風呂上がりには、顔だけでなく全身に使っても乾燥対策によさそう!

バランシングセラムのテクスチャー

次に使う「バランシングセラム」はぷるぷるのジェル状美容液。紫色は、古くから肌トラブルの改善や美容効果があるとされてきた、シコンエキスによるものです。塗り広げるとみずみずしくも、とろ〜んと伸びのよいテクスチャーに驚かされます。浸透させたあとはムッチムチな肌触りになり、これはかなり保湿力が高いことがうかがえる…。

この保湿力の正体は、白キクラゲ多糖体の成分! 水分を大量に抱え込む性質を利用しているため、オイルフリーながらもリッチなうるおいを実感できるんだとか。こちらにもオイルウォーター同様の和漢成分を配合しており、使いつづけていると、複合作用によって肌のきめが整っていくように感じました。

1ヶ月使用したBefore&After

(左)使用前 (右)使用から1カ月後

朝晩のスキンケアとして使用しつづけたところ、頬のあたりに大きな変化が。肌ダメージを受けてできた毛細血管による赤みが引いて、ツヤにあふれた印象に♡  また肌本来のうるおう力を引き出してくれたのか、「今日はものすごく肌が乾燥している」と感じることが減りました。スキンケアをこの2品で完了させれば時短にもなるので、忙しいときでも手軽に使えます。

ただ、肌がかなり乾燥している人は仕上げとしてクリームをプラスしたほうがいいかもしれません。私の場合、朝は日焼け対策も兼ねて日中用美容液を、夜は小ジワをケアしたい目元と口元にナイトクリームをプラスして使っていました。

Try&Report 後記

"和漢の力でご自愛ケア"をテーマに、製品を通じて自分を労わるためのセルフケアを提案している『メグリエ』。漢方においては気=元気、血=栄養、水=うるおいの3つが体を支える大黒柱であり、「気血水(きけつすい)」がバランスよく巡っているのが心身の健康な状態であるという考え方が、ブランドの根幹としてあるのだそうです。

実際に今回使いつづけてみて、シンプルなステップでも「気血水」のバランスが整っていれば、肌状態は健やかでいられるのだという発見につながった気がします。自分本来に備わっている力を引き出す"ご自愛ケア"をぜひご堪能あれ!

撮影・文/井上ハナエ