yoiで提案しているファッションウェルネスを軸に、ライター堀越さんが今気になるアイテムを試着、リアルな使用感をお届けする連載『着心地のいい服 Dig&Report!』。第25回は、『ザ・ノース・フェイス』と『モンベル』の帽子をdig。
『ザ・ノース・フェイス/THE NORTH FACE』とは
1966年にサンフランシスコで誕生したアウトドアブランド『ザ・ノース・フェイス』。誕生からすぐに高い信頼を獲得することとなったスリーピングバッグをはじめ、テント、ウェア、バッグなど、さまざまな製品を販売。“自然や人との正しい関わり方、ものを大事にする気持ちを次の世代に伝えること”をミッションに、サステナブルブランドのパイオニアとして、支持を集め続けています。
『モンベル/mont-bell』とは
日本発のアウトドアブランドとして品質の高さで人気を誇る『モンベル』。日本の気候に最適化された設計のアイテムが多く、ウェアやシュラフ(寝袋)などは日本人に合うサイジングになっているのも特徴。製品の軽さや独自で開発した機能性素材の豊富さに定評があり、価格の手頃さも人気の理由のひとつ。
『ザ・ノース・フェイス』の帽子を試着!
近年のキャンプブームも相まって、アウトドアブランドの小物をファッションに取り入れるスタイルも定番になってきました。中でも『ザ・ノース・フェイス』はそのファッション性の高さから、定番アイテムを普段使いする人も多い世界中で人気を集めるブランド。今回は2種類のハットを試着してみました。
サンシールドハット(ユニセックス)
サンシールドハット ¥7590/ザ・ノース・フェイス
ウィメンズだけでなく、キッズも人気のサンシールドハット。
首の後ろから肩までを覆うシールドがついた「サンシールドハット」は、長時間屋外にいる野外フェスには欠かせないアイテム。でも個人的には、首の後ろに日焼け止めを塗り忘れることが多いので、毎日でも使いたい…! しかもこのシールド部分と、本体上部のメッシュ部分には虫除け加工が施してあるんだそう。
シールドがある分ハット本体は浅め&つば短めになっていて、全体的にコンパクトな印象で被れます。
環境に配慮したリサイクルナイロンを使用しているのも◎。
さらに、頭頂部とつば部分には遮熱効果が高いシートを内蔵しています。真上から日光を浴びる帽子は、中に熱がこもりがち。そんな熱をメッシュ部分で逃しながら、遮熱シートでシャットアウト! 長時間被っていても快適に過ごせる機能は、アウトドアブランドならではですよね。
シールドは大きめのスナップボタンで取り外し可能
ラフィアブレイドハット(レディース)
ラフィアブレイドハット ¥9900/ザ・ノース・フェイス
リゾートワンピに合わせて被りたい!
『ザ・ノース・フェイス』にラフィアハットがあるって知ってましたか? カンカン帽のようなフォルムと、柔らかく大きなつばのラインがリゾート感たっぷりです。天然素材ならではの通気性のよさも気持ちいい!
型崩れを防ぐため、保管するときは広げておくのがおすすめです。
しかも、持ち歩きたいときはこんなにコンパクトになるんです! ロゴ入りのバンドに面ファスナーがついているので、本体をクルクルと丸めてバンドで留めるだけ。
A4サイズの布トートにもすっぽり入るサイズ。
このデザインなら、旅行に持って行ってビーチで活躍させたいな。通勤時に被って、会社に着いたらクルクル丸めてバッグへ、なんてスマートな使い方もできそう。天然素材の魅力とアウトドアブランドの機能、いいとこ取りです。
『モンベル』の帽子を試着!
日本発のアウトドアブランドとして、その品質の高さからインバウンド需要もかなり上がっているという『モンベル』。折りたたみ傘やバッグなど普段使いできる隠れ名品も多く、どんどん注目度が高まっていますよね。今回はハットとキャップを1点ずつピックアップしてみました。
メドーハット Women's
メドーハット ¥4510/モンベル
今回試着した中でいちばん深く、しっかりと頭を覆うタイプ。
ウィメンズのハットはつばが広めで、少し内側に入るような形が特徴です。しっかりと日差しをカットできて、安心感がすごい! 本体も深めなので風にあおられても脱げにくいし、内側にある3点のループに、別売りのストラップやクリップ、日除けスクリーンなどを付けることもできるそう。普段使いならそのままで、旅行やキャンプではオプションを取り付けて、と使い分けるのも楽しそうですね。
サイドにはロゴ刺繍入り。
実はゴアテックス素材で、世界最高レベルの防水透湿性も備えています。生地表面には耐久撥水加工も施してあり、悪天候のフェスでも安心。普段から傘を持つのがあまり好きではないので、軽い雨ならこの帽子だけで出かけちゃおうと画策中です(笑)。
GORE-TEX O.D.キャップ
GORE-TEX O.D.キャップ ¥4620/モンベル
カジュアルなデニムコーデにすんなりなじむブラックカラー。
最後はキャップをご紹介。ツルッとしたナイロン素材で驚くほど軽く、被っていることを忘れてしまいそうです。丸みのあるフォルムで頭を包み込むようにフィット。締め付けないのに脱げにくそうな、絶妙な被り心地なんです!
キャップは正面にロゴ入り。
こちらも雨を気にせず過ごせるゴアテックス素材。そもそもカテゴリはトレッキング用なので、体を動かすシーンには最適なんです。フィット感に優れているので、ランニングにもよさそうですね。
つば以外の本体部分はナイロンの超軽量素材で折り畳めます
後ろには長さ調節もできる差し込みバックル付き。カチッとワンタッチで外せるので、被らないときはバッグやベルトループにぶら下げておけます。
今年の夏、どの相“帽”と過ごす?
『ザ・ノース・フェイス』と『モンベル』から、全4種類の帽子をご紹介しました。アウトドアブランドならではの機能性の高さはもちろんですが、それぞれに違う長所があって、もう全部欲しい…! 皆さんも今年の相棒帽子=相帽を探してみてください。
ライター
主にwebメディアで活動。文化女子大学(現・文化学園大学)でファッションを学び、ショップスタッフとして5年ほど勤務経験あり。身長が170cmあり、服のサイズ選びが難しい。プチプラファッションに目がなかったが、yoiでの執筆を機にウェルネスに開眼。ファッションウェルネスについて絶賛勉強中。
取材・文/堀越美香子 構成/種谷美波(yoi)