ひやりとした風に身を震わす、本格的な冬シーズンが到来。コートやニット、マフラーなど定番の冬物以外に、今季チャレンジしてほしいのが冬用のバッグ。ふわふわと柔らかなキルティングや、滑らかなベルベット、毛足の長いニット素材などを採用したアイテムをセレクト。ひと目見るだけで朗らかな気持ちになれるバッグとともに、厳しい冬の寒さを乗り越えて。
「オールドフォークハウス」のプードルバッグはもはや服の一部
バッグ¥33000/オールドフォークハウス ケープ¥52800/スタジオラボ404ドットコム(ルオハン) パンツ¥44000/モットハウス・トーキョー(カミングオブエイジ) ネックレス¥19000/エスメラルダ サービスド デパートメント(ピエン)
「リラックス & ユーモア」というコンセプトを掲げ、快適さと面白さに焦点をあてた独自のコレクションを追求している「オールドフォークハウス」。ブランドを象徴する柔らかなボア素材を用いたバッグは、その名も「プードルバッグ」。まるで愛犬を抱えているかのようなサイズ感とテクスチャーが魅力です。
たっぷり入るビッグサイズながらも、軽いので身にまとうのも楽ちん。20センチのマチを備えているので、一泊二日の旅行用バッグとしても活躍しそう。フラップ付きなので、中身がこぼれ落ちにくいのもうれしいポイント。
ビジュアルと機能性を兼ね備えた、「ルオハン」のムーンバッグ
バッグ¥48400/スタジオラボ404ドットコム(ルオハン)
中国・上海発のファッションブランド、「ルオハン」は構築的なパターンを巧みに用いたウェアや小物が特長。その中でもアイコン的な存在の「ムーンバッグ」は、その名が示すとおり月の形をイメージしたデザイン。ウールの温かさが、より表情豊かに演出しています。
トレンドの横長フォルムでありながら、マチもあるので意外と荷物が入るのもポイント。スマートフォンからリップ、ミニ財布など必要最低限のものは難なく収納可能。
意外なモチーフが着想源。「アンス・ドッツローヴナー」のハートバッグ
バッグ¥27500・トップス¥25300/ともにアンス・
バッグ選びにおいては機能面はもちろん、持っているだけで心躍るルックスであることも重要。デザイナーのhananomomoseが立ち上げた気鋭のファッションブランド、「アンス・ドッツローヴナー」の定番アイテムの一つである「ハートバッグ」は、まさにそんな一点。
もともとは耳の形にインスピレーションを得たコレクションが、今シーズンはハート型へとアップデート。濃淡のピンクドット柄で、ファンシーなムードにアレンジされています。ボディにはハート型の型抜きが施されており、キュートなたたずまいに。
ツートーンのキルティングが表情豊かな「オペラスポーツ」のハンドルバッグ
バッグ¥29600/カーブストア(オペラスポーツ) トップス¥37400/アモーメント パンツ¥57200/アンス・ドッツローヴナー イヤーカフ¥16000/エスメラルダ サービスド デパートメント(ベアトリス パラシオス) インナー/スタイリスト私物
コペンハーゲン発祥のブランド「オペラスポーツ」。リサイクル素材の使用や、過剰生産の制限を行なうサステナビリティに重点を置いたスタイルを提案しています。今回はブランドのシグネチャーのキルティングを用いたスクエア型のバッグをセレクト。PCやA4書類も楽に収納できるので、ワーキングバッグとしても活躍しそう。手持ちや肩掛けがしやすい長さのハンドルも便利。クラッチバッグのように、小脇に抱えて持つのも愛らしい。
重ね付けもキュート! 「アモーメント」のベルベットバッグ
ミニバッグ(ネイビー)¥23100・マイクロバッグ(ダークレッド)¥17600/
柔らかなベルベットが生む、控えめなシャーリングがエレガント。ジャケットやニット、ワンピースなどアイテムを問わず合わせやすく、コットンストリングで装いによってストラップの長さ調整もできるアイテムです。
二つのサイズを重ね付けして、バッグをアクセサリー感覚で持つのもおすすめ。マイクロサイズはリップや小銭を、ミニサイズは二つ折りの財布やイヤホン類を収納できる大きさ。「アモーメント」らしい、ダークブラウンとダークグリーン、ワインの3色展開。
フォトグラファー
新潟県生まれ、東京都出身。フォトグラファーのアシスタントを経て2013年よりフリーランスして活動を開始。ファッション誌、広告、ポートレートなど幅広い分野で活動をしており、10年目を迎えた2023年には化粧品ブランドのパッケージやアパレルのコラボなども行う。10年間世界各地を巡った、旅の軌跡をとらえた写真集が『Wanderlust』(UNION MAGAZINE)好評発売中。
スタイリスト
伊藤信子氏に師事し、独立。ファッション雑誌や広告等で活躍中。気をてらわないナチュラルな女性像の中にフェミニンさや遊び心を宿したスタイリングに定評がある。トレードマークは眼鏡とシュシュ。
問い合わせ先
・アモーメント cs@amomento.jp
・アンス・ドッツローヴナー @ansdotsloevner
・エスメラルダ サービスド デパートメント www.esdepartment.com
・オールドフォークハウス info@oldfolkhouse.jp
・カーブストア carvstore@rainbowshake.jp
・スタジオラボ404ドットコム info@studiolab404.com
・メイデンズショップ ウーマン 03-5772-5088
・モットハウス・トーキョー 03-6325-2593
撮影/Saki Omi スタイリスト/中井彩乃 ヘアメイク/Hiroko Ishikawa モデル/Xiaopei(BRAVO MODELS) 編集・構成・文/岡島みのり