このEditor's Pick連載では、「体・心・性」のウェルビーイングに役立つ愛用品をご紹介する…というのがルールなのですが、今回はあえて、ちょっと範疇外のメイクアイテムをご紹介させてください。

私の眉毛、はっきり言って「麻呂眉」です。眉尻に向けてあと3センチは欲しいよな~…というところで毛流れがか細く消え失せ、全体的にもそれほど毛が多くないので、外出時の眉メイクは絶対的必須。なんですが、週に1回通っている整体でうつ伏せになれば、必ず帰るときには元の麻呂眉。朝しっかり描いたつもりでも、帰宅して夜にメイクを落とすときにはすでに眉メイクの痕跡なし。

もちろん、ありとあらゆるメイクブランドのアイブロウアイテムを、値段の高低を問わず試してきましたが、「一日中消えない!」を謳うものは星飛雄馬みたいにがっつり濃い眉毛になりがちだったり、「ふんわり自然」を謳うものは、毛のない皮膚のところに描こうとするとしっかり色が乗らず、何度も何度も重ねて描くために肌が赤くなってしまったり、昼すぎには跡形もなく消えてしまったり…と、なかなか理想のアイテムに巡り合えずにいたのです。

今日のEditor's Pick!

アクセーヌのアイブロウ

アクセーヌ アドバンスト アイブロウ 全3色(ライトブラウン、ナチュラルブラウン、グレーブラウン)本体各¥3,300、リフィル各¥2,200/アクセーヌ 0120-120783 www.acseine.co.jp

もはや遠い記憶でしかないのですが、幼い頃はもっとちゃんと「最後まで」あったはずの私の眉毛。それが、時代時代の流行に飲まれて細くしてみたり太く描いてみたり、眉下眉上の細かい毛を毛抜きで抜いたりしているうちに、知らず知らず貧相な眉毛となり果てていました。若い人には「眉毛は抜いちゃだめ!」と心からお伝えしたいです(涙)。

それはそうと、そんな私が最近愛用しているのが、4月に発売された「アクセーヌ アドバンスト アイブロウ」。『アクセーヌ』といえば、敏感肌やトラブル肌の救世主として名高いブランドですが、私は近年、「スキンカラーコントロール」という名品(ほんのちょっと肌にのせるだけでシミやくすみを自然にムラなくカバーしてくれる部分用ファンデーション!)をめっちゃ愛用しております。ユーザーメリットにとことん寄り添った製品の数々は、私のような頑丈岩のごとしな肌の持ち主にも本当にありがたい存在なのです。

アイブロウペンシルでラインを描いたところ

こちら↑は、今愛用しているナチュラルブラウンのアイブロウでするするっとラインを描いたところ。このアイブロウペンシル、なにがすごいって、本当に軽~く柔らかくラインが描けること。しかも、普通は色が乗りにくい、毛のない皮膚の部分にも、摩擦レスでふんわりしたラインが引けるんです。これは、体温に反応して溶ける(!)サーモメルティ処方という技術のたまものなんだとか。

色をのせる着色顔料と、透け感のある顔料、2タイプの顔料の配合バランスを研究し尽くした結果、柔らかい感触なのに“のっぺり”平坦につきすぎない仕上がりに。このあたりが、さすが『アクセーヌ』! もちろん、ペンシルのもう一方には、自眉の毛流れを整えたり描いたラインをぼかしたりするのに便利なスクリューブラシ付き。これもワタシ的には欠かせないアイブロウペンシルの条件です。

描いたラインを指でこすったところ

描いたラインは、1~2分ほどでしっかりした薄膜を形成して密着するので、ご覧のとおり、指でゴシゴシこすっても消えることはなく、少し擦れる程度。試しに朝メイクしたときと夜(9時)に家に帰ったときの眉を撮影してみました。ちなみに、この日は日中30度越えで、汗だくになって会社の洗面所でジャバジャバ顔を水洗いしたりしたのですが(笑)、ご覧のとおり、ほとんど眉尻が消えてませんでした!(ちょっとシワは増えてるけど…)

朝と夕方の眉毛

ウェルネスとかウェルビーイングという言葉は、なんとなく体の健康のことのように思われがちですが、一日「自分に自信を持って過ごせるマインドであること」も確かなウェルビーイングなんじゃないかと思うこの頃。眉毛レスになることを気にせずアクティブに毎日を過ごせるのもまた、私にとってはとても大事なウェルビーイングなのです。

そんなわけで、このアイブロウ、世の多くの「麻呂眉」さんにも自信を持っておすすめしたい、頼れる1本です!

写真・文/浅香淳子(yoi)