毎日何気なく使っていたタオルを“ちょっといいもの”に変えたことでQOLも気分も急上昇したというタオルラバーなyoiスタッフの二人が、今注目しているブランドをご紹介! 極上の肌触りと評判の無地タオルにフォーカスした前編に続き、後編はインテリアの一部としても成立しちゃいそうな、アーティな柄タオルをピックアップしました。もちろんデザインだけじゃなく、使い心地も折り紙つき!タオルを新調する前に、ぜひチェックを!

福井

yoi編集部副編集長

福井

yoi編集部副編集長。ポップな色みや、おしゃれなデザインのタオルを見つけるとついつい買ってしまうので、最近は収納方法を模索中。子どもが生まれてからは肌に優しい素材にもこだわるように。

鈴木

ライター

鈴木

素肌に触れるものは心地よさが最優先! 数年前にプレゼントでいただいた高級バスタオルの触感に感激して以来、タオルにこだわるように。寒い時期はループ長めのふわふわ甘撚り系、夏は薄手のドライタイプが好き。

みんながこぞって沼落ちするおしゃれタオルといえば、「テクラ」でしょ

鈴木:今、最もトレンディなブランドと言っても過言ではない「テクラ」デンマーク・コペンハーゲンのテキスタイルブランドで、デビューは2017年。誕生から10年にも満たないブランドながらも、世界中で人気ですよね。

昨年ソウルに行ったときも、おしゃれなインテリアショップでかなりのスペースを割いてディスプレイされていました。そうだ、福井さんもかなり愛用歴長いですよね?

福井:かれこれ6年くらい愛用しています。Instagramで見つけたのですが、当時は日本ではまだあまり取り扱いがなかったので、テクラの公式サイトから大判バスタオルをポチッと。このおしゃれがすぎる色使いや柄のパターンにベタ惚れしちゃって…。以来リピーターです。

無地タオル編でお話しした「ヒポポタマス」と同様に、私にタオルで幸せになる感覚を教えてくれたブランドですね!

タオル図鑑 柄タオル編 テクラ TEKLA

(右)ハンドタオル『TEKLA  オーガニック コットン ハンドタオル』(30×30cm)¥2420・(左)バスタオル『TEKLA オーガニック コットン バスタオル』(70×140cm)¥12100/トゥモローランド 渋谷本店(TEKLA)

鈴木:このストライプ柄も白地部分がアイボリーっぽかったりベージュだったり、組み合わせる色によって微妙に違うんですよね。こういうちょっとしたところに弱いです、私。

福井:同感です!このタオルのおかげで殺風景な脱衣所も一気に可愛くなったし、使うたびに気分が上がるんですよ〜。もちろん、肌触りも拭き心地もバッチリ。素材はオーガニックコットン100%。目が詰まっていて、ふわふわとは違う柔らかさ。水分をしっかり吸ってくれます。

おしゃれなタオルの聖地はデンマークなのかもしれない

タオル図鑑 柄タオル編 ボングスタ

バスタオル『GUEST towels.』(52×80.5cm))4950Firsthand RAYARD MIYASHITA PARK(ボングスタ)

鈴木「テクラ」無地タオル編で紹介した「ヘイ」と同じく、この「ボングスタ」もコペンハーゲンのブランドなんです。どのブランドも色使いが北欧らしいというか。おうちの中がパッと明るくなるカラーリングが印象的。

福井おしゃれな人たちの旅先としても脚光を浴びている街ですよね。デンマークはテキスタイルでも有名だし、もしかしたらおしゃれタオルの聖地なのかも!?

鈴木:実はこの「ボングスタ」のタオル、最近使いはじめまして…。

福井:おっ、どうでした?

鈴木:いつもは“甘撚り&パイル長めのふわふわ系”を使うことが多いんですけど、これは海外タオルらしい“短いパイルで目がぎゅっと詰まったふかふか系”。体についた水分を面で吸収するような感覚が、とーっても心地よかったです。

ベビーピンクとベージュの配色も気に入っているし、ロゴ入りのタグにもさりげなくお花や雲のステッチが施されていて、目にするたびに小さくときめいています♡

とびきりポップな柄タオルならNYブランドの「デューセン デューセン」

タオル図鑑 柄タオル編 デュセンデュセン

ハンドタオル(右)『Ring Hand Towel』・(左)『Yellow Weave Hand Towel』(50×76cm)()5060THE MOTT HOUSE TOKYO(Dusen Dusen)

福井:最近スタイリストさんに教えてもらった、ニューヨーク・ブルックリンのライフスタイルブランド「デューセン デューセン」は、ファインアートがインスピレーション源だそうで、色使いがめちゃくちゃおしゃれで斬新! 

鈴木:今回紹介するものの中でも特にアート感が強いタオルですよね。マルチカラーの織り柄も、いろんな大きさで構成されたドット柄も、タオルではなかなか見ない凝ったデザインだし、表裏で配色パターンを変える遊び心もたまらない! 

洗面台の横にかけてあるだけでも空間が明るく楽しげになりそう。

福井:ですよね! そのうえ素材は世界最高水準の安全性を証明するOEKO-TEX®︎<エコテックス®︎>認証のコットン100%。吸水性のいいふかふかとした肌触りもよき♡ 

この写真にある2枚は「ハンドタオル」というモデルですが、いわゆるフェイスタオルよりも少し大きめ。体を拭くのにも使い勝手がいいサイズ感です。

まるでアートポスター!? 今治発の「ロイヤル-フェニックス オブ ザ シーズ」で発見!

タオル図鑑 柄タオル編 ロイヤルフェニックスオブザシー

(上)バスタオル『AMBIENT TOWEL BATH TOWEL Henri Matisse CHARCOAL×CREAM』(60×110cm)7150・(下)フェイスタオル『AMBIENT TOWEL FACE TOWEL Henri Matisse SIENNA×CREAM』(34×80cm)3080楠橋紋織株式会社(ROYAL-PHOENIX OF THE SEAS)

福井:続いて紹介するのが、今治で90年以上続く老舗タオルメーカーのプライベートブランド「ロイヤル-フェニックス オブ ザ シーズ」。鈴木さんはここのタオルの大ファンなんですよね!

鈴木:そうなんです。私がいいタオルに目覚めたきっかけが、まさにここのタオルでした。7、8年くらい前にプレゼントで『CABIN TOWEL』というシリーズの無地のバスタオルをいただいて。高密度に織られた長いパイルのパウダータッチがタイプすぎて…♡

福井:私もインテリアショップで気になって触ってみたことがあったんですが、そのとんでもなく優しくてふかふかな触感にびっくりしました。好きな肌触りって人によって違うけれど、これは誰もが癒されるはず!

鈴木アンリ・マティスのドローイングを施した、まるでアートポスターのようなこのタオルは、『AMBIENT TOWEL』(写真)というシリーズ。インテリアに溶け込むデザインがコンセプトだそうで、柄物とはひと味違う存在感がありますよね。使わないときも、しまっておくのがもったいない(笑)。

福井:こんなふうに椅子の背もたれとかにバサっとかけておいても絵になる! (タグをチェックして)あ、これはコットンとシルクの混紡なんですね。しっとりしていて心地よい重量感があって、なめらか〜。この肌触りもクセになります。

アートやインテリアが好きな人への贈り物としてもよさそう。

気軽に“アートな暮らし”を叶える「マイトン」のグラフィカルタオル

鈴木:ラストは空間デザインなどを手がける、東京のデザインスタジオから誕生した「MYTONE(マイトン)」。その名前のように“毎日の暮らしを自分の好きな色合い(トーン)に彩ろう”というのがコンセプトのホームグッズブランドで、ここのタオルも視界に入るたびに心躍るものばかり!

福井:InstagramなどのSNSでもよく見かけていて、私も可愛いなぁと思っていました。国内外のアーティストとのコラボによるデザインパターンは、これまたアートポスターのようなおしゃれさ。種類も豊富なので、よりパーソナルな視点で選べます。

タオル図鑑 柄タオル編 マイトン

バスタオル(右)『BATH TOWEL:Rose』・(左)『BATH TOWEL:Smith』(60×125cm)()6050and Supply(MYTONE)

鈴木:おうちだけでなく、キャンプやビーチといったアウトドアシーンでも映えそうだし、ブランケット代わりに車の中に常備しておいてもいいかも! “拭く”以外にもにいろんなアレンジがきくから、コスパ面も◎。

福井:今治で生産されているのも魅力的ですね。ふっくらとほどよい厚みがあって、表面はベロアのようになめらかな肌触り。贅沢な気分にも浸れちゃいます。

さて鈴木さん、前・後編にわたりいろんなタオルを紹介してきましたが、どうでした?

鈴木:大好きなタオルについて語れたり、新たに知ることができたり。これが仕事でいいのか?と思うほど(笑)いい時間でした。気になったタオル、片っ端から試してみようと思います!

撮影/田村昌裕(FREAKS) スタイリスト/小西沙良 構成・取材・文/鈴木絵美 企画/福井小夜子(yoi)