2024年、何が流行る? どんな価値観が社会を変える? 『世界と私のAtoZ』『#Z世代的価値観』など、「カルチャー×アイデンティティ×社会」をテーマに発信する、カリフォルニア在住のライター竹田ダニエルさんに、2024年に流行りそうな“10のキーワード”を予想してもらいました。今回のトピックは「コンテンツ」をフィーチャー。
「コンテンツ」の2024年流行予想
3. 「女性が中心」なストーリーの重要性にスポットが!
2023年は、映画『バービー』の世界的ヒットや『ミーン・ガールズ』のリバイバル、コメディ映画『ボトムズ』のヒット、『ゴーストワールド』の再上映など、女性中心のストーリーや女性が監督を務める映画が話題になりました。また、今年の11月からアメリカで公開が始まった『Priscilla』は、エルヴィス・プレスリーの元妻の自伝が映画化された作品で、ソフィア・コッポラが監督。
男性の視線からではない「女性性」が語られることの重要性が話題となり、認められはじめたことで、今後はより女性中心のコンテンツが楽しめるようになってくると感じます。
『ゴーストワールド』、20年以上前の作品なのに今見てもめちゃくちゃ響く!「大人の女性として扱われたいけど、大人にはなりたくない」イーニッドの葛藤と、車社会でどこにも行けないアメリカ郊外の閉塞的な雰囲気が怖いほどリアル。今リバイバルさせるセンスが最高!
pic.twitter.com/HiqVECUyCn
— 竹田ダニエル (『世界と私のA to Z』6刷突破) (@daniel_takedaa) October 22, 2023
4. 「韓国 × グローバル」コンテンツがさらに盛り上がる
2023年は、韓国のダンスバトル番組『STREET WOMAN FIGHTER 2』にめちゃくちゃハマって、TikTokに流れてくるBada Leeというダンサーの動画を延々と見ていました(笑)。Badaは『NCT』や『aespa』の振り付けを手がけてきたダンサーで、この番組でさらに人気に。番組自体は韓国語がわからなくてもちゃんとバズる仕組みになっているから、切り抜き動画に視聴者のリアクションをのせた動画が、アメリカでもすごく流行っていました。
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また、韓国の映画作品『ソウルに帰る』と『Past Lives』は、2023年にアメリカでも上映され、大変話題になりました。どちらも、移民として国外に移住した主人公が、自分が生まれた韓国に戻ってアイデンティティを探していくという内容。
2024年も、韓国とグローバルの視点がかけ合わさったコンテンツの注目度が上がると思います。個人的にもとても楽しみです!
取材・構成・文/種谷美波(yoi)