2021年9月のローンチ以来、フェムテック&フェムケアについての情報収集と発信を続けてきたyoi編集部。2024年には、3月と9月フェムテック&フェムケアアワードを開催。人気アイテムの情報や市場の動向をいち早くお知らせしてきました。そんなyoi編集部がキャッチした、25年の先読み9トピックスをお届け!

フェムテック フェムケア トレンド 2025

フェムテック&フェムケアトレンド①小嶋陽菜さんによるブランド「ROSIER by Her lip to」から、フェムケアラインが新登場!

小嶋陽菜さんがプロデュースするランジェリーブランド「ROSIER by Her lip to」から、フェムケアライン「Versailles(ヴェルサイユ)シリーズ」が新登場! こだわりのあまり、予定より1年以上発売が遅れたという、小嶋さんの想いが詰まったプロダクトとは?

小嶋陽菜 ROSIER by Her lip to フェムケア

商品の発表会に登壇した小嶋さんは「自分自身も歳を重ねる中で、改めてセルフケアの大切さを感じていて、そのひとつがフェムケア。フェムケアになじみのない方々もトライしやすいように、自分が本当に使いたいと思えるものを開発しました」と語ります。

シリーズの第一弾として登場したのは、「ヴェルサイユ フェムローズオイル」と「ヴェルサイユ フェムローズウォッシュ」の2アイテム。どちらも、「繊細なパーツをケアするアイテムだからこそ、天然由来成分100%にこだわった(小嶋さん)」んだそう。キー成分には、フランスのヴェルサイユ宮殿の庭園で栽培されたダマスクローズのエキスを使用。天然精油のみで作り上げられた、華やかでありながらリラックス感のある香りも魅力です。オイルは¥4900、ウォッシュは¥3300と、手に取りやすい価格にも小嶋さんの想いが。「どんなにいいものでも、高級すぎて続けられなければ意味がない。自分が使っていて心地よいと感じたものを、手に取りやすい価格で届けたい(小嶋さん)」と、試作を重ねました。

2025年2月28日にCosme Kitchen、Biople by Cosme Kitchenの店舗とWEBサイトで先行販売を開始。3月1日に、ブランドの公式オンラインショップで発売開始予定です。

小嶋陽菜 ヴェルサイユ フェムローズオイル ヴェルサイユ フェムローズウォッシュ

(左)ヴェルサイユ フェムローズオイル ¥4900(右)ヴェルサイユ フェムローズウォッシュ ¥3300/ROSIER by Her lip to

「ROSIER by Her lip to」プロデューサー 小嶋陽菜さんコメント
私のまわりでも、フェムケアをしていない人や何を使ったらいいかわからない人はまだまだ多くいます。そんな方々の中にも「ROSIERのフェムケアアイテムを試してみたい」と思う人が増えていってほしいと思っています。私も、フェムケアについてはまだ知らないことがたくさんあります。これからも、私自身が等身大でたくさん学んで、発信を続けていきたいです。

フェムテック&フェムケアトレンド②セルフプレジャー界を牽引!「ウーマナイザー」と「iroha」が誕生から10年超え

yoiのローンチ当初からセルフプレジャーの話題は扱っていますが、2024年は特に、「セルフプレジャーに対する世間の空気が変化したのではないか」という声が、編集部・スタッフまわりで多く聞かれました。「恥ずかしい」「はしたない」というイメージが根強かったセルフプレジャーへの風向きを変えた2大ブランドが、10年の節目を迎えて感じた変化とは? 著名人とのコラボのニュースにも注目!

ドイツ発のセルフプレジャーブランド「ウーマナイザー」が渡辺直美さんとコラボ!

ウーマナイザー 渡辺直美 セルフプレジャー

“吸引型トイ”(クリトリスが吸われているような感覚の刺激を与えるセルフプレジャーアイテム)のパイオニアとして、世界で大人気のドイツ発セルフプレジャーブランド「ウーマナイザー」が、10周年を迎えた2024年に、タレントの渡辺直美さんとのコラボモデルを発表しました。「ウーマナイザー」と渡辺さんの、「女性が恐怖や罪悪感といったネガティブな感情やプレッシャーを感じることなく、自身の性に対する思いや悩み、感じていることを尊重し合える『“安心できる場所”をつくりたい』」という想いが合致して実現した本コラボレーション。渡辺さんのInstagram投稿にも、「みんなが安心してそれぞれのペースで自身の性と向き合うきっかけになってほしい」という思いが綴られています。

ウーマナイザー 渡辺直美 ローンチパーティ

「ウーマナイザー」日本PRマネージャー 小澤美優さんコメント
この10年で、「女性の自慰行為」というこれまでタブー視されていたテーマが、単なる性的快楽にとどまらず、ウェルビーイングと結びつけられるようになり、心身の健康を保つ手段として雑誌やテレビ、SNSなどで広く取り上げられるようになりました。セルフプレジャーに対するイメージは徐々にポジティブな方向へと変わってきているように感じています。 これまでがマイナス地点だったとすると、10年たってようやくゼロに達したような気持ちです。「ウーマナイザー」としては、セルフプレジャーを積極的に行おう!ということではなく、セルフプレジャーはいつでも女性に寄り添ってくれることを、これからも伝えていきたいですね。

日本のセルフプレジャーイメージを変えた「iroha」の功績

水原希子 iroha コラボ

株式会社TENGAから誕生した、女性向けセルフプレジャーブランドの「iroha」。「和」をモチーフとした洗練されたデザインのアイテムを続々発表し、セルフプレジャーの持つ「エロい・はしたない」イメージを一新した、日本のセルフプレジャー業界において草分け的な存在です。10周年を迎えた2023年の3月3日には、ブランドアンバサダーに俳優の水原希子さんを迎え、コラボアイテムを発売し大きな話題に。11年目となる2024年も引き続き、水原さんとのコラボアイテムの第3・4弾を発表しました。

iroha 水原希子 コラボモデル

「iroha」PR・広報担当 犬飼幸さんコメント
この10年で、セルフプレジャーに対する世間のムードは、かなり前向きなものになったのではないかと感じます。5年ほど前は新商品発売時に媒体への掲載や広告、イベントなどさまざまな手法を試そうにも「セルフプレジャー=エロいもの・はしたないもの」というイメージがまだまだ色濃くあり、実施できないことも多々ありました。イベントなどで直接お客様にお話ししても気まずそうに断られたり、ポップアップストアを開催した際にクレームが入ったりすることも…。ですが、2024年現在では、以前では考えられなかったようなことがたくさん実施できるようになりましたし、お客様からも「セルフプレジャーアイテムとは思えないほど可愛くて気になっていた」「一緒に選んでほしい」など前向きなお言葉をいただけることがとても多くなりました。

フェムテック&フェムケアトレンド③マツキヨココカラ&カンパニー、ロート製薬、牛乳石鹸…大手メーカーから、続々フェムケアブランドが登場!

誰もが知る大手メーカーから、続々とフェムケアブランドが登場した2024年。「フェムケア商品は売っているところが少ない」「価格が高め」というイメージはもはや過去のもの! なじみのあるメーカーのフェムケア商品が、いつものドラッグストアで購入できる時代がやってきました。

マツキヨココカラ&カンパニー発!フェムケア特化の新ブランド「matsukiyo FEMRISA(フェムリサ)」

マツキヨココカラ&カンパニーフェムケア matsukiyo FEMRISA フェムリサ

2024年10月11日に、ドラッグストアチェーンの最大手マツキヨココカラ&カンパニーから、フェムケアに特化した新ブランド「matsukiyo FEMRISA(フェムリサ)」がローンチ! デリケートゾーンウォッシュ、デリケートゾーン保湿ミルク、デリケートゾーンワイプなどの7商品が、初期ラインナップとして登場しました。

matsukiyo フェムリサ ルミナスシルキージェル

matsukiyo フェムリサ ルミナスシルキージェル ¥1320/マツキヨココカラ&カンパニー

マツキヨココカラ&カンパニー PR事務局コメント
開発時点で、上層部からは「すぐに開発すべき」、現場からは「やっとできるんですね!」という声があがったフェムケア商品。事前の消費者調査では、約70%もの女性が 現在過去含め 「VIOゾーンの悩みがあった」ことがわかり、第一弾の商品としては、VIOゾーンのアイテムを選定しました。今後は食品、サプリメント、日用品などさまざまなジャンルにおいて、女性課題を解決する商品の開発を検討していく予定です。また、今回のローンチに合わせて、マツモトキヨシグループ・ココカラファイングループの店頭でフェムケアに関して気軽にご相談いただける存在として、認定試験を受講・合格したフェムケア領域のプロフェッショナル「フェムケアスペシャリスト」の育成を順次開始しています!

ロート製薬から待望のフェムケアブランド「LABiOME(ラビオーム)」が登場

ロート製薬 LABiOME ラビオーム

ラビオーム バリアビオソープ(オープン価格)/ロート製薬

ロート製薬のフェムケアブランド「LABiOME(ラビオーム)」の第一弾商品となるラビオーム バリアビオソープが、2024年12月3日よりECサイトにて先行発売開始、2025年3月15日より全国のドラッグストア、ロート通販等にて一般発売予定。VIO脱毛、生涯生理回数の増加などを背景とする現代女性ならではのデリケートゾーンのトラブルに注目した、ロート独自配合の乳酸菌バリアケアウォッシュが完成しました。
※乳酸桿菌(保湿成分)配合のジェルソープでうるおいを守って洗うこと。

ロート製薬 広報部コメント
当社は、1985年に米国より妊娠検査薬「チェッカー」の輸入販売をスタートし、いち早くから女性の健康にまつわる商品提案に取り組んでまいりました。時代に合わせて必要な提案を続けてきた中で、現代では、2030代の女性の3人に1人はVIO脱毛を経験していること、生涯生理回数は過去最大になるなど、デリケート部位にトラブルを抱えやすい環境になっていることに着目し、商品の提案に至りました。発表会で「やっとロートから(フェムケア商品が)出たんですね!」という待望の声をいただいています。

フェムテック&フェムケアアワード保湿大賞2位受賞!牛乳石鹸発「&fem(アンドフェム)」

牛乳石鹸 &fem フェムケア

(左)フェムケア泡ソープ¥1540(右)フェムケア美白ジェル【医薬部外品】 販売名:&fem 美白ジェルa¥1760/&fem

2024年3月4日に、牛乳石鹸初のフェムケアブランド「&fem(アンドフェム)」が誕生し、弱酸性の泡ソープと、医薬部外品の美白ジェルの2品が発売開始しました。美白ジェルは、yoiの第3回フェムテック&フェムケアアワードのデリケートゾーン保湿大賞で見事2位を受賞。審査員からは「肌にやさしいイメージの牛乳石鹸から発売されているアイテムなので、安心感がある」「牛乳石鹸という老舗ブランドがいまの時代に目を向けて、確かな技術で製造しているというところが好印象」といった声が聞かれました。また、デリケートゾーンの気になるニオイを軽減する香料を使用しているということで「普段使いだけでなく、生理中にも使いやすい」というユーザーも。

※メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ。

牛乳石鹸 マーケティング部コメント
ありがたいことに、全年代の方から、「肌へのやさしさ」や「安心感」というイメージを持っていただいています。牛乳石鹸からフェムケア商品を発売することで、気になってはいるけど使ったことがないという人が、少しでも安心して使ってもらえるきっかけになればと思い、フェムケアブランドをローンチしました。反響は想像以上に大きく、発売から3カ月で想定の約3倍の出荷数量で推移し、生産体制を強化しています。

フェムテック&フェムケアトレンド④骨盤底筋はサロンで鍛える時代!「フェミゾンプラス®︎」登場

骨盤底筋を鍛えることの重要性が周知されつつあり、骨盤トレーニングに関心を持つ人が増えている昨今。しかし、「家庭でのトレーニングは続かない」「腟に挿入するタイプのトレーニンググッズに抵抗がある」という人も。そんな悩みを解消する、衣服を着たまま座るだけで骨盤底筋が効果的に鍛えられる機器「フェミゾンプラス®︎」に注目が集まっています

産婦人科医監修のHI-EMS機器「フェミゾンプラス®︎」

骨盤底筋 フェミゾンプラス トレーニング

EASE女性のクリニック院長・産婦人科医​である丸山真理子さんが監修した「フェミゾンプラス®︎」は、服を着たまま30分座るだけで、HI-EMS(高密度焦点式電磁波採用)が骨盤底筋群全体を刺激し鍛えてくれるという画期的フェムテック。EASE女性のクリニックをはじめとする医療機関や、エステサロン等でも体験することができます。ジムやサロンに行くような感覚で、骨盤底筋を鍛えに行く…という習慣が身近になるかもしれません

LOVE PIECE CLUB/有限会社アジュマ 広報 山本あやのさんコメント
実は、女性だけでなく男性にもおすすめしたいのがこの「フェミゾンプラス®︎」。骨盤底筋トレーニングというと、なんとなく女性のためのもの…というイメージがありますが、男性の尿もれ対策にも効果的なんです。腟に挿入するタイプのトレーニンググッズだと男性は使えないため、こういった技術が助けになりますね。

フェムテック&フェムケアトレンド⑤女性ならではの悩みに向き合った防災グッズや対策に注目

元旦から能登半島で大きな震災があり、南海トラフ地震の話題も連日メディアを賑わせていた2024年は、防災への意識も高まった1年でした。メディアやSNSでは、災害時に女性だからこそ直面するさまざまな悩みや危険についての議論が活発化し、危機感を持った人も多いのではないでしょうか

『Amcas』の災害用女性下着

Amcas 災害用女性下着

災害用下着 survival wear ¥6490/株式会社オカモトヤ

2024年4月14日にyoiで公開した、災害用女性下着の『Amcas』代表で、被災地でのボランティア経験が豊富な表早紀さんへのインタビューでは、被災地での女性ならではの困りごとが明らかに。衛生面だけでなく、性犯罪の防止や女性の尊厳を守ることまで考えた『Amcas』の災害用下着をはじめ、用意しておきたい「女性用防災セット」を、yoiと表さんとで考えました。

女性用防災セット

フェルマータCEO Aminaさんコメント
2024年は、技術的に新しいフェムテックがたくさん出てきた、というような年ではなく、それよりも以前からあるものを、女性の健康のために手段としてきちんと使っていくようにしよう、という意識が高まった年のように思います。防災グッズなどは代表的な例で、ナプキンや月経カップなどのこれまでにもあったものが、どう災害時に生かされるか、という点に注目が集まり、女性たちを取り巻く環境を改善する動きがあったのではないでしょうか。

フェムテック&フェムケアトレンド⑥セルフチェック系アイテムが増加中!

2024年に発売されたフェムテック&フェムケア商品についてyoiがリサーチを重ねる中で、特に印象的だったのは、病気のリスクや腟内環境をセルフチェックできるアイテムがぐっと増えたこと。

デザイン性も◎な乳がんリスクチェックキット「DearS」

乳がんリスクチェックキット DearS

中でも注目したいのは、自宅で乳がんのリスクチェックができるキット「DearS」。こちらの商品は、yoiの第3回フェムテック&フェムケアアワードのテクノロジー大賞で2位にも選ばれ、審査員からは、時間も費用もかからず、キットの配送や返送も不要という手軽さと、デザイン性の高さから、大切な人へプレゼントしたという声が多く聞かれました。そのほかアワードでは、腟内の善玉菌であるラクトバチルス菌を自宅で簡単にチェックするためのセルフ検査キット「フェムテスト ラクトバチルス」や、おりものの状態をセルフチェックできる「selfem(セルフェム)」など6つのセルフチェックアイテムがノミネート。フェムテックやフェムケアが周知されるとともに、自分の体に目を向けることの大切さも語られるようになってきた今、病気のリスクなどを日常的に負担なくチェックできるアイテムやサービスは、どんどん増えていきそうです

フェムテック&フェムケアトレンド⑦働く人の生理や更年期問題を解決。「職場のロリエ」「ルナルナ オフィス」が拡大中!

2022年にスタートした「職場のロリエ」、2021年にスタートした「ルナルナ オフィス」は、ともに従業員の健康課題を企業の福利厚生でサポートしようというプロジェクト。2024年はプログラムの認知度や導入企業数が増加し、「我慢せずに働く」のが当たり前の世の中に近づいていっています

280社(2024年11月現在)以上が導入。ナプキンの備品化プロジェクト「職場のロリエ」

職場のロリエ フェムテック

2022年に、全国の20~30代の働く女性500名を対象にロリエが行なった調査によると、「生理中は仕事の効率が下がる」と回答した人は約80%。「仕事中急に生理になって困った」「これから会議なのに」「買いに行く暇なんてない」…そういった悩みにこたえるべく、職場のトイレにナプキンを備品として設置する取り組みが誕生。スタートから3年目となった2024年、実際に利用した人たちからは「ちょうどナプキンを持っていなかったときに助かった」という声や、服に指定のある工場勤務の方や医療従事者の方からの「作業服が白いことやすぐにトイレに行けないことがあるので、ナプキンを常備してもらうことでストレスが減った」といった生の声が届いています

「職場のロリエ」担当者コメント
2024年は、初めてのイベント出展やセミナー開催などで今まで以上に「職場のロリエ」を知っていただく機会が増えました。イベントでも「ずっと気になっていました」とお声がけをいただくこともあり、徐々に認知が広がっていることを感じた1年でした。

男性更年期のプログラムもスタート! 手軽にオンライン診療ができる「ルナルナ オフィス」

ルナルナ オフィス オンライン診療 フェムテック

「ルナルナ オフィス」を提供するLIFEMの代表である菅原氏は、現役の救命救急医師でもあり、「忙しさを理由に、病院に行かず不調を見過ごしてしまう人が多い」ということに以前より問題意識を感じていました。そんな思いが、手軽に受けられるオンライン診療を企業の福利厚生として導入する、というサービスにつながったのが「ルナルナ オフィス」です。現在は、女性従業員向けに「月経プログラム」「妊活相談プログラム」「更年期プログラム」の3つのプログラムを提供しており、導入企業は順調に増加中。2024年3月からは、男性従業員の健康課題もサポートするべく、「男性更年期プログラム」の実証導入が開始され、参加者からは「自身の体と向き合う時間が増え、体調もよくなってきていると感じる」「男性更年期が存在することを知るよい機会となった」など前向きな声が聞かれます。

LIFEM 広報担当コメント
LIFEMが目指す「誰もが働きやすい社会の実現」のため、女性だけでなく男性の健康課題改善にも取り組んでいこうという思いから、働き盛りである45歳以降が一般的に発症しやすいとされ、症状によって仕事のパフォーマンスにも影響を与え得る男性更年期のプログラムを実証的にスタートしました。2025年以降も、企業が従業員の健康をサポートすることが当たり前になることを目指して、変わらず導入企業の促進に注力していきます。

フェムテック&フェムケアトレンド⑧新技術! セルフプレジャーは“音波”で感じる時代に!?

挿入型、吸引型、振動型…セルフプレジャーグッズのタイプは数あれど、“音波”を発するグッズは史上初! 新時代の快感が体験できるかも…?

セルフプレジャーの常識を変える!「LELO」の「ENIGMA ダブルソニック」

LELO セルフプレジャー ENIGMA ダブルソニック ブラック

LELO ENIGMA ダブルソニック ブラック/LOVE PIECE CLUB ¥56,100

スウェーデンのセルフプレジャーブランド「LELO」から、画期的な新グッズが登場! ポイントは、新技術「音波振動(ソニック・エレクトロニック)」。大きなスピーカーの前にいると、ずんずんと体に振動が響いてきますよね? “あの感覚”がそのままバイブに使われているんだそう。強くバイブレーターを当てなくても、体の深いところまで届くような勢いの振動を感じられるのが最大の特徴。特にクリトリスのような繊細な部分には、強いバイブを当てると神経が麻痺し痺れるような感覚になってしまいますが、音波電動だと痺れることなく、オーガズムを引き出すことができるんだとか。

「ENIGMA ダブルソニック」は、腟の中と外両方から音波刺激を与え、「Aスポット」を刺激します。「Aスポット」とは、子宮頸部と腟壁の間にあるスポットのことで、この領域にクリトリスの根の神経が多くはりめぐらされているので、ここを刺激することによってオーガズムを得られるとされています。「Aスポット」は腟の奥にあり、触れて刺激することは負担になるため、触れないバイブレーション・音波振動を使って振動を届けるというのがこのグッズのすごいところ!

また、専用アプリでのスマホ操作も可能で、一人で楽しむのはもちろん、遠距離カップルが一緒に楽しむこともできます。まさに、未来のバイブ…!

LELO ENIGMA ダブルソニック 遠隔操作

LOVE PIECE CLUB有限会社アジュマ 広報 山本あやのさんコメント
音波がすごいのはもちろんですが、クリトリスに当てる部分は吸引もできるので、「吸引型が好き」という人も満足できるはず!

フェムテック&フェムケアトレンド⑨“賢活”って何? 男性も女性も助けるサプリメント「賢者の時間」が発売

セルフプレジャーグッズやフェムケアグッズの専門店「有限会社アジュマ」が新たに開発したのは、なんと男性向けのサプリメント! 男性・女性どちらからも寄せられた、“男性の性欲悩み”をサポートするための、画期的商品です。

自然由来の成分で性欲の悩みをケアするサプリメント「賢者の時間」

賢者の時間 サプリメント

賢者の時間 ¥3960/有限会社アジュマ

「有限会社アジュマ」を運営するなかで、男女の性欲ギャップに悩む声を多数聞いたことがきっかけで生まれたサプリメント。「妊娠・出産・子育て期に、妻が体の不調や育児などで大変な中、夫が変わらず求めてくることで、夫婦関係に亀裂が入ってしまう」という悩みは、女性側だけでなく男性側も抱えているということがリサーチによりわかりました。また、男性からは「受験勉強や仕事など、集中しなければいけないときに邪魔になる」という声も。

「賢者の時間」は、中世ヨーロッパの修道院でも飲まれていたハーブ「チェストベリー」を使い、安全性の確立された方法で穏やかに調整するサプリメントです。

性欲ギャップに悩むカップルや、自身のケアをしたい男性のサポートになる本商品。2025年1月10日から発売開始です。

LOVE PIECE CLUB有限会社アジュマ 広報 山本あやのさんコメント
商品名は男性たちにとって伝わりやすく、イメージしやすい「賢者タイム」から取りました。充実した社会生活を送り女性との関係を豊かに築くための現代人の“賢活”の助けになる商品です。

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“フェムテック元年”といわれた2020年から、早5年が経過した2024年。少しずつ、でも着実に、社会は変化してきていると感じます。“流行りもの”としてのフェムテックやフェムケアではなく、もっと身近で切実な問題として、自身や身のまわりの人の心身をケアする意識が浸透しつつあり、そのためのサービスや制度が広がりを見せる年となったのではないでしょうか。

また、女性の健康課題だけではなく、男性が抱える問題についても複数のトピックスで触れましたが、2025年はさらに、ジェンダーを問わずあらゆる人々の心身を健康を考えられる社会になっていくことを願っています。

企画・構成・取材・文/木村美紀(yoi)