【伊藤千晃のフェムケアライフ vol.17 腟ケアの悩み】恥垢が気になるときのデリケートゾーンケア

「恥垢がたまりやすいので入浴時にきちんと洗うことを意識したり、日中トイレで拭くようにしています。おすすめのケア用品などあれば教えていただきたいです」（23歳・フリーター）

伊藤さん：私も同じ悩みを抱えていたことがあります。10年以上前はネットで調べてもなかなかいい対処法に出合えなかったし、“そもそも恥垢が気になるのは私だけ？”なんて、悩んだことも。デリケートな問題ですよね。

——どうして恥垢ができるのでしょうか？ 

伊藤さん：私が調べた限りですが、恥垢は主に皮膚の老廃物や皮脂、汗、おりものなどが混ざり合ってできるものだそう。放置すると雑菌が繁殖してにおいや炎症の原因になり、ストレスや睡眠不足にも関与しているとか。まずは清潔に保つことが大切のようです。 フェムテックに出合って知識をつけてからはデリケートゾーンを清潔に保つということを徹底しているので、そういった悩みはほとんどなくなったのですが、生理前は少し気になることもあります。 

——伊藤さんはどんなケアをしていますか？

伊藤さん：私が習慣にしているのは、デリケートゾーン用のソープで洗うことです。相談者さんもこういったことをされているとのことですが、もしかしたら洗い方が間違っているのかも？ 正しい洗い方、ケアの仕方はyoiでも紹介しているので、今一度ケアの仕方を確認してみると新たな発見があるかも。

——ほかにはどんなケアをしていますか？

伊藤さん：症状が気になるときは清潔なデリケートゾーン専用シートで拭いたりもします。トイレットペーパーだと拭いた後に繊維が残ってしまうこともあり、それが恥垢の原因につながるかもしれないので、市販の専用ワイプを使ってみるといいかも。

あとは私の場合は、腟の中の健康を守るためにサプリメントで補ったりもしています。もしも恥垢がかなり気になるのであれば、こういったことのほかに生活習慣の見直しも視野にいれるとよさそう。さらに、早いうちに専門医に相談することをおすすめします。 

伊藤さん：インドネシアで古くから伝わる民間伝承「ジャムウ」を厳選。さらに消臭成分も搭載された低刺激＆無添加のソープ。私の場合は泡立てネットでしっかり泡立ててから使います。デリケートゾーンだけでなく全身にも使えるのが魅力で、デリケートゾーン・バスト・ワキには泡パックするのもおすすめなんだそう。手に取りやすい価格です。

伊藤さん：特許成分「ナノダイヤモンド」配合、雑菌を吸着しイオンの力で中性無力化し抗菌消臭するというこれまでにないデリケートゾーン用シート。保湿成分ヒアルロン酸と抗菌消臭天然成分カキタンニンも配合。オーガニックやナチュラル成分に特化したフェムケア製品が多い中、このテクノロジー感が気になる！

伊藤さん：腟の常在菌のバランスがいいとトラブルが少ないといわれていて、その菌のバランスをサポートするサプリメント。乳酸菌を生きたまま腟内に届けることにこだわった製品で、腟の乾燥やにおい、かゆみなどのトラブルを体の内側からケア。私も摂取しているのですが、調子がいい気がします。 

シアートップ￥22000／SIMONE WILD（Filg Showroom 03-5357-8771）つけ襟￥38600／GUNIA PROJECT（H3O Fashion Bureau  03-6712-6180）スカート￥29700／ë BIOTOP（BIOTOP ジュンカスタマーセンター 0120-298-133）ピアス￥14300／Sisi Joia （Filg Showroom 03-5357-8771）リング（右手）￥14810／LOWOOL（nug pressroom 070-9356-9822）その他／スタイリスト私物

撮影／松岡一哲（人物）、田村伊吹（静物）　ヘア&メイク／松永奈巳　スタイリスト／藥澤真澄　画像デザイン／前原悠花　取材・文／通山奈津子　構成／渋谷香菜子