いつもyoiをご覧いただきありがとうございます。9月28日にyoiがスタートしてから約2カ月半が経ちました。多種多様なコンテンツを配信していくなかで、皆さんからコメントや反響をいただき、少しずつではありますが、yoiが目指す「私たちの場所」がつくられはじめているのを実感しています。
yoiでは毎日新着記事や動画を更新しているため、コンテンツをあますことなく皆さんにお届けできるようSNSも頻繁に発信していますが、今回はさらに、yoiエディター自ら「このコンテンツのココにグッときた!」というハイライト集をお届けしたいと思います。企画背景などの裏話もありますので、もし、まだ読んでいない記事や、観ていない動画で気になるものがあれば、ぜひ今からでもチェックしてみてください。
【からだ】どうして血が出るんだっけ? 「可愛くてわかりやすい生理のしくみ動画/Vol.1」
生理がある or ないにかかわらず、あなたは生理についてどこまで知っていますか? 実は、yoiが始まるずっと前から「これをつくりたい!」と話していたのが「生理のしくみを楽しく、わかりやすく知ることができる動画」でした。ただ、どんな動画なら楽しくなるか、より多くの人に見てもらえるかに長い間頭を悩ませていて、いろんな手法を考えた末にたどりついたのが、Instagramのリールを使うという手法。「生理のしくみ」とひと口に言ってもいろんな情報があるからこそ、一問一答形式でわかりやすく、ショート動画でサクッと観やすく、そして、SNSという場所を使うことで年齢性別問わず生理について理解を深めるきっかけになればという思いからです。
つい見入ってしまう、クセになるアニメーションを手がけているのは、前田豆コさん。yoiチームもここまで素敵な動画になるとは想像していなかったくらいの世界観をつくってくれました。そして、15秒〜30秒という短い尺の中で、生理について正しい情報をわかりやすく伝えるために監修してくださったのは産婦人科医の高橋幸子先生。すでにVol.5まで公開されているので、「生理ってどうして血が出るの?」にすぐ答えられなかった方は、ぜひご覧ください。
【からだ】聴くYouTube。 長田杏奈さんの「ゆるぱわめんとコスメ/Vol.2」
長田杏奈さんといえば、「美容は自尊心の筋トレ」という名言が題された著書を持ち、SNSやポッドキャスト「なんかなんかコスメ」チャンネルなど、美容“ライター”という肩書を超えた多様な発信をされています。ゆるいエンパワメント=“ゆるぱわめんと”という企画を発案し、連載担当もしているyoiエディターは、長田さんのコンテンツの大ファンであり、長田さんの「声」に魅了された人のひとり。毎回、長田さん自ら活けてくださっている素敵なお花や、長田さんが連れてくる愛らしいぬいぐるみたちも見どころですが、動画でありながら視覚だけでなく聴覚まで癒される耳触りのいい語り口は、通勤電車の中やお風呂に入りながらなど、“ながら”でも楽しめるコンテンツになっています。
すでに♯5まで公開されていますが、15分〜20分の動画の中に詰めこまれた情報量には驚き! テーマごとに機知に富む長田さんの語りからはじまり、実用的なコスメレビュー、さらにはテーマに関連した書籍の紹介まで「ふむふむ」が止まりません。ハイライトとしてピックアップしたいのは♯2で語られた「自分(のからだ)を“減らせるモノ”としてみないで、生まれてからずっとこの体で生きていく、ひとりに一個与えられた大切なからだ」という言葉。「サイズアップして自己嫌悪に陥ったら?」というテーマに対して、「自分のからだを大事にしよう」という視点で選んだボディケアが必見です。
【こころ】トレンドワードの宝庫。「CHAISM/vol.2 CHAI会議」
“セルフラブ ”、“酵素ファスティング”、“フードロス”、“フレキシタリアン”、“アップサイクル”...ひとつでも気になったキーワードがあればぜひ、連載「CHAISM」を。バンド結成当初からコンプレックスやルッキズム、エイジズムなどといった固定概念からの解放をメッセージにして音楽を発信し、日本のみならず世界から注目と支持を集めているバンド・CHAIの人気連載です。
彼女たちが今いちばん気になっていることをたっぷり語ってくれたvol.2では、まさに体・心・性にまつわるキーワードがいっぱい。一見、「それって体・心・性にどうつながるの?」と思うような食の問題や環境問題のことも、すべて“自分を知る”ことにつながるんだと気づかせてくれるのは、彼女たちがこれまで自分と向き合ってきた過程を話してくれるから。実体験をもとに「今、こんなことが気になってるよ!」とシェアしてくれるから、「自分にもできるかも?」と興味をそそられるはず。「自分の体を大切にする責任は自分にある」(ユウキさん)、「食べたものが自分の体をつくって、“生きている”という実感を生み出してくれる」(ユナさん)など、グッとくる言葉がたくさん詰まっています。毎回、CHAIの楽曲のMVやプレイリストも盛りだくさんなので、読んで、観て、聴いて、楽しめます。
【こころ】メンタルヘルスをもっと身近に。みたらし加奈さんのマインドトーク「ちょっと甘いものでも。/1.」
みたらし団子のおいしそうなビジュアルで反響を集めたのが、臨床心理士・みたらし加奈さんと相談者さんが甘いものに扮して対話をするというちょっぴり風変わりな連載「ちょっと甘いものでも。」。「メンタルヘルスって自分には関係ないこと?」と難しく感じてしまいがちな心のことについて、からだの健康と同じように当たり前に、日常の中で自然に向き合えるように、みたらしさんがやさしく導いてくれるコンテンツです。
その初回の記事から、ハイライトとしてご紹介したいみたらしさんの言葉が「子どもの頃や学生時代に想像していた“将来の自分像”と“現在の自分”には違いがありますか?」と相談者であるマフィンさんに投げかけた一言。何度転職を繰り返しても“思っていたのと違う”とモヤモヤし続けているマフィンさんの話にじっくりと耳を傾けていたみたらしさんが、ふわりと投げかけたこの質問は、なにげないようでいて、対話の舵が切られた瞬間のように感じました。マフィンさんと内容は違えど、日常のなかでモヤモヤを少なからず感じている人は多いはず。そんなとき、ふと「子どもの頃の自分は、どんな未来の自分を想像していたんだっけ?」と立ち返ってみると、眠っていた本心に気づけたり、初心に返れるかもしれません。ぜひ、皆さんが抱えるモヤモヤと重ねながら読んでみてください。
【性】私も交ぜて!と言いたくなる。セックスについてシオリーヌさんとだべる「SAY(性)HELLO!/Vol.2」
きれいごとだけではうまくいかないセックスやパートナーとの関係について、性教育YouTuberのシオリーヌさんとみんなで話しながらアンサーを導き出す動画連載「SAY(性)HELLO!」。この企画を練っていくときにポイントにしたのは、シオリーヌさんのチャンネル視聴者さんにも新鮮に観てもらえる“だべり感”。「性についてオープンに話すロールモデルにしたい」という思いで、“みんなで話す”スタイルを採用しました。友達と話しているようなカジュアルな雰囲気のシオリーヌさんが観られるのも、この形式ならでは。「私の場合は…」「私はこう思うけど…」というかけあいを観ているうちに、「私だったら…」と思わず参加したくなってしまいます。この動画を観たうえで、実際に友達と“リアルだべり”するのも面白いかもしれません。
Vol.2では「セックスしたいときは、相手にどう伝えればいい?」というお悩みに対して語り合うなかで、「性的同意って、めちゃくちゃムーディーだと思ってるんです」というシオリーヌさんの言葉が出てきます。誘うことに抵抗を感じてしまうという悩みを分解してみると、私たちの中に潜むジェンダーロールの意識や性的同意の話題にまでつながっていく。性の話は個人的なことであり、同時に社会的なことでもあると気づかされる動画、ぜひYouTubeでチェックを。
【性】RHRって知ってる? 妊娠、出産、家族にまつわる「Stories of A to Z /Story2」
世界的に、RHR(Reproductive Health and Rights:生殖に関する健康と権利)の認知が広がっている今。ライフプランの選択は誰かから推奨されるものでも、まわりの価値観に左右されるものでもなく、自分で決める権利があるという、当然のことのようでいて意識されづらかった言葉が、私たちに浸透しつつあります。
そのうえで、そもそも選択に迷ったり、選択したとしても不安があったり、たとえ同じ選択をしたとしても体と心の変化は個人によって違うのが現実。一人一人のリアルな状況や心のうちにフォーカスして向き合うコンテンツをつくりたいという思いで生まれたのが、AさんからZさんまで実際の人物にじっくり取材をし、その疑問や不安に医療の立場からアドバイスをもらう、この連載です。
そして、今回ハイライトとして紹介したいのが、ライフプランに迷うBさんへの「(ライフプランの選択は)いろんなプレッシャーがあると思いますが、いちばん大切なのはBさんご自身がハッピーで元気でいられること」という、産婦人科医の月花揺子先生の言葉。まさにRHRにつながる、私たちが常に心に留めておきたい言葉だと思います。今後、Zさんまでさまざまな物語に寄り添っていきますので、ぜひご注目ください。