「酔えない人のためのお酒の代用品」というかつてのネガティブな位置付けから脱却し、昨今、新ジャンルの飲みものとして存在感を増す「ノンアルコールドリンク」。コンビニやスーパーでも手に入る「手頃でおいしい」おすすめのノンアルコールビールを、日本初のノンアルコール専門商社アルト・アルコの安藤裕さんに選んでいただきました。
株式会社アルト・アルコ 代表取締役社長
1991年福岡県生まれ。一橋大学経済学部在学中にワーキングホリデー制度を利用して渡仏。本場のワインを学び、帰国後は英国最古のワイン商社「ベリー・ブラザーズ＆ラッド」日本支店でインターン勤務。大学を卒業後、ワイン商社勤務を経た2018年に国内唯一のノンアルコール専門商社「アルト・アルコ」を創業。2020年にはノンアルコール専門オンラインサイト「nolky」を立ち上げた。著書に『ノンアルコールドリンクの発想と組み立て』（誠文堂新光社）がある。
本格的なお酒らしさ【アサヒ ゼロ】
アサヒ ゼロ
「今春登場した新商品。ブリューゼロ製法という独自の脱アルコール技術で、アルコール分0.00％ながらも本格的なビールの味わいを実現しています。仕事柄、ノンアルコールの新商品は一通り試すようにしていますが、アサヒ ゼロは中でもひと口目からおいしいと思えた逸品です」（安藤さん）。
容量：350ml・500ml
販売価格：350ml缶1本あたり¥163（編集部調べ）
参考：https://www.asahibeer.co.jp/news/2024/0110_6.html
ランチにもぴったり【キリン グリーンズフリー】
キリン グリーンズフリー
香り高いニュージーランド産の希少なホップ「ネルソンソーヴィン」をはじめとする3種類のホップをブレンド。「ビールづくりの技術が存分に生かされた独自製法のノンアルコールビール。この秋に中身がリニューアルされ、よりビールらしさと爽快感が増していました」（安藤さん）。
容量：350ml・500ml・334ml小びんの3種類
販売価格：350ml缶1本あたり¥117（編集部調べ）
参考：https://products.kirin.co.jp/alcohol/nonalcohol/detail.html?id=6483
世界シェアNo.1の人気商品【Heineken®0.0】
Heineken®0.0（ハイネケンゼロゼロ）
「2017年に販売開始されて以来、ノンアルコールビールとして世界1位の売り上げを誇り、昨年10月にようやく日本にも上陸した人気商品。過去に映画『007』とコラボしたCMが放映されていて、そこではウォッカ・マティーニを愛飲してきたジェームズ・ボンドがノンアルコールビールを選ぶ貴重な姿も。海外におけるノンアルコール商品への注目度の高さがうかがえます」（安藤さん）。
容量：330mlスタンダード缶・330mlスリーク缶・330mlロングネックびん
販売価格：330ml缶1本あたり¥199（編集部調べ）
参考：https://www.heineken.com/jp/ja/our-products/heineken-0-0
女性におすすめのホワイトビール【HOEGAARDEN0.0】
HOEGAARDEN0.0（ヒューガルデン ゼロ）
約600年の歴史を持つベルギー産ホワイトビールの王道 「ヒューガルデン ホワイト」から脱アルコール製法でアルコール分を除去していて、本家ヒューガルデンの特徴的な風味が生かされています。「オレンジピールやコリアンダーシードなどが入っていてフルーティーな味わいで、普段はビールを飲まない方や女性にもおすすめです」（安藤さん）。
容量：330ml
販売価格：330ml 缶1本あたり¥118（編集部調べ）
参考：https://hoegaarden.jp/zero/
本物のエールビールと遜色なし【Biere Des AMIS BLONDE 0.0%】
Biere Des AMIS BLONDE 0.0%（ビア・デザミー・ブロンド0.0%）
ベルギーの老舗ビールメーカーが「減圧蒸留」という珍しい製法で作ったノンアルコールビール。「他のものと比べるとやや値が張りますが、ぜひ一度試してほしいおいしさです。見た目もおしゃれで、手土産などにも◎。オンラインのほか、成城石井などの実店舗でも手に入ります」（安藤さん）。
容量：300ml
販売価格：1本あたり¥766（編集部調べ）
参考：https://www.belgianbeer.co.jp/products/detail.php?product_id=1515
企画・構成・取材・文／月島華子
