300人の読者がリアルな声を聞かせてくれた「セルフプレジャー」にまつわるアンケート。その結果から見えてきたのは、心や体にポジティブな変化を感じている人が多いこと。セルフプレジャーの目的や、実感している変化について、みんなの本音を集めました。
※2023年7月14日〜8月3日にインターネットによるアンケートを実施し、300人が回答。
Q.セルフプレジャーについて話す相手は?
4割近くの人が「誰にも話したことがない」と回答し、「パートナー含め誰であっても、セルフプレジャーについて話すことに抵抗があります」という声もちらほら。一方で、パートナーや友人、SNSなど、どこかに話せる相手がいると答えた人は61%。とはいえ、「大親友1人にだけ話したけれど、彼女はセルフプレジャーをしたことがありませんでした」という経験談も。
Q.セルフプレジャーの目的は?
「性欲を満たすため」という回答が1位に見えるけれど、「リラックス」や「ストレス発散」、「快眠」や「自分の体を知る」など、欲求を満たすよりもケアを目的とする傾向のほうがトータルで多いという結果に。多くの人にとって、セルフプレジャーはセルフケアのひとつになっているよう。また、「パートナーとセックスレスの不満解消のため」という意見もあった。
Q.セルフプレジャーによる変化やメリットは? みんなの声を紹介
セルフプレジャーはしてもいいことだと知って、罪悪感なく、日常のルーティンのひとつになりました。精神的な落ち着きが得られて、自分を丸ごと受け止めるきっかけのひとつになっている気がします。
セルフプレジャーしたあとはすぐに眠れるし、自分を満たせると生活でも心のゆとりができます。昔はセルフプレジャー=悪いものという感覚があったけれど、年齢とともに自分にとっては大切な行為だと思えるようになってから、なんだか気が楽になりました。パートナーとセックスするときにも、気持ちいいポイントを伝えたり表現できるし、自分と同じくらい相手のことも気持ちよくしてあげたいと思えるように。
眠れない夜にリラックスできるようになりました。自分の体を知ることができたし、少しだけ好きになれた気がします。こんな変化があるなんて意外でした。
プレジャーアイテムを使うようになってからは、親しい友人たちとセックスの話を積極的にするようになり、性にオープンになりました。セルフプレジャーは自分の機嫌を自分でとることの延長にあると思います。
セックスについて、何が好きか、何が苦手か、どんなことがしたいかなど、パートナーと恥ずかしがらずに話すことができるようになりました。
イラスト/oyumi 取材・文/国分美由紀 企画・編集/種谷美波(yoi)