まもなくyoiのローンチから1年。巻頭連載『Weekly Empowerment』では、4人の執筆者による本・音楽・漫画・映画のレビューを週替わりで掲載しています。今週は1周年を記念して、これまでに公開された記事の中からいちばん読まれたレビューをジャンルごとに発表します!
いちばん多く読まれた書評はこの作品!
『わたしの好きな季語』川上弘美 ¥1,870/NHK出版
『わたしの好きな季語』は、俳人でもある作家の川上弘美さんによる「季語」にまつわるエッセイ集。季語に触れることで、自分の内にある感情や記憶が呼び起こされる面白さを体感できる一冊です。木村綾子さんが選んだエンパワメントワード「青々とした時には、その勢いを。そして、茶色く枯れた時には、その寂寞とした静けさを。」から広がるイメージは、きっと読み手によっても違うはず。自身も俳句に親しむ木村さんならではの回でした。【2021年9月28日公開】
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いちばん多く読まれた音楽評はこの作品!
『Cuz I Love You/コズ・アイ・ラヴ・ユー』Lizzo ¥2,178/ワーナーミュージックジャパン
先日、自身のオーディション番組『リゾのビッグスター発掘』がエミー賞を受賞したLizzoの『Juice』は、「鏡よ鏡、待って、言わないで 自分が可愛いってわかっているから」などエンパワメントワードあふれる1曲。「美しさの価値や基準は他人に決めてもらうものではなく、自分で決めるものだとユーモラスかつパワフルに歌った楽曲。Lizzoの言動は、いつだってありのままの自分に自信を持つことこそが“美しさ”なのだと教えてくれます」と、音楽ライターの海渡理恵さんは曲への思いを語ってくれました。【2021年10月4日公開】
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いちばん多く読まれた漫画評はこの作品!
『海が走るエンドロール』たらちねジョン ¥660/秋田書店(ボニータ・コミックス)
大型書店でマンガ担当を務めていた田中香織さんが記念すべき第1回で取り上げた『海が走るエンドロール』。作中のエンパワメントワード「誰でも船は出せる」に勇気をもらった人も多いのでは。自分を変える勇気や、その先に広がる世界を描くこの作品は、2021年夏に第1巻が発売された直後から話題となり、宝島社「このマンガがすごい!2022」のオンナ編第1位、「第12回ananマンガ大賞」準大賞を受賞! 今後の展開にもぜひ注目を。【2021年10月11日公開】
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いちばん多く読まれた映画評はこの作品!
『カミーユ、恋はふたたび』
ブルーレイ&DVD発売中 DVD¥4,180、ブルーレイ¥5,170/発売:gnome 販売:ポニーキャニオン
©︎2012 Fcomme Film, Ciné@, Gaumont, France 2 Cinéma
もし今の記憶を持ったまま高校時代に戻ったら…そんなタイムスリップを描いた『カミーユ、恋はふたたび』。映画ライターの月永理絵さんが選んだエンパワメントワード「変えられるものを変え 変えられないものを受け止める勇気を」は、アメリカの神学者ラインホールド・ニーバーによる言葉の引用なのだそう。すでに世を去った母親や離婚間近の夫、かつての友人たちとの再会を経て、カミーユがどんな選択をするのか、ぜひあなたの目で見届けて。【2021年11月15日公開】
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文/国分美由紀 編集/浅香淳子(yoi)