2024年8月より、多数ご応募いただいた中から読者代表として選ばれた「yoiクリエイターズ」による発信がスタート! 今回は石坂友里さんがよく作っているという、ハーブを使ったスキンケアについて紹介してもらいました。

※記事中で紹介している「ハーブチンキ」や化粧水は、著者が専門店のアドバイスをもとに作っています。ご自身で作る際は、専門家や専門店の作り方を参考にしてください。

【yoiクリエイターズとは?】
yoiの読者としての目線を生かし、語学やアート、文章表現などのクリエイティブスキルを発揮して、情報を発信していくクリエイターのこと。ビューティーやウェルネス、カルチャーや社会派の記事など、それぞれの得意分野でyoi読者におすすめのコンテンツを毎月配信します。メンバーは24年12月現在、石坂友里さん、くどうあやさん、高橋琴美さん。

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今回は私のお守りアイテムであるハーブチンキと、ハーブチンキを使った手作り化粧水についてお話しします!

石坂友里

モデル・ライター

石坂友里

1988年、東京生まれ。スカウトされ2001年『週刊朝日』表紙モデルでデビューする。雑誌、広告のほか、CMやMV、SHOW、映画にも出演。韓国人デュオBrown eyesのMVに出演したことをきっかけに、活動の幅を韓国にも広げる。現在はライターや、ときどき韓日翻訳家としても活動中。

手作りスキンケアとの出合い

10代の頃は"植物療法でニキビなんて治るはずない"と思い込んでいて、ハーブの力を信じていませんでした。でも20代後半にグリーンピール(ハーブを使ったピーリング治療)を試したところ、私の肌にとても合っていて、少しずつハーブの力を実感するように。ただ、グリーンピールにはダウンタイムがあり、いつでもできるわけではありませんでした。


そんな中出合ったのがハーブティーと、ハーブ専門店が作る自家製のスキンケア商品でした使用期限が2週間以内という、保存料なしの天然成分のみを使ったそのアイテムには安心感があり、その使い心地のよさを知ってからは自分でも手作りスキンケアを楽しむようになりました。

手作りスキンケアのいいところは、使っている素材がすべてわかるところ。そして、たっぷりと浴びるように使えるところ! たっぷり化粧水を顔に浴びると、自然のエネルギーに包まれるように心地よく、気持ちも晴れやかになれるんです!

これは個人差があるかもしれませんが、私の場合は手作りスキンケアを使うことで、市販の化粧水で感じていたピリピリ感もなく、肌のテカリが軽減されたりニキビもできにくくなりました。

ハーブチンキとは?

ハーブチンキとは、ハーブをアルコールに漬け込み、成分を引き出した濃縮液のことです。アルコールの力でハーブの有効成分を効率よく抽出するため、そのまま養命酒のような感覚で飲んだり、お料理に使ったり、アルコールをとばしてシロップを作ったり......さまざまな形で取り入れやすく、使い勝手がよいのが特徴。

そんなチンキは主にヨーロッパなど西洋では昔から万能薬として家庭で親しまれてきました。香り豊かなハーブを使ったチンキ作りはその工程自体も癒しで、私にとってチンキを作る時間は、心もリラックスできるお気に入りの時間です。

自宅で育てたオーガニック・ローズマリーが主役のハーブチンキを作りました!

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今回は、ハーブ屋さんのブレンドハーブと、スージー(ペットのうさぎ)用に育てているローズマリーを少し拝借し、ローズマリーが主役のハーブチンキを作りました。

ローズマリーは抗酸化作用で若々しさを保つことに有効で、肌のキメを整える効果が期待できるほか、精神の安定、不安の緩和にも役立つ多機能なハーブと言われているそうです。

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乾燥ハーブとウォッカを容器に密閉して、冷蔵庫などの冷暗所で2週間ほど保管したものがハーブチンキになります。

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ハーブを取り除いて、でき上がったハーブチンキはローズマリーの香りが強いので、お料理に使ってもおいしそう! さらに、私はこちらのチンキを使って化粧水も作っています。

 yoiクリエイターズ ハーブチンキ 手作りスキンケア 手作り化粧水

化粧水用のボトルにハーブチンキとグリセリン、精製水をよく混ぜ合わせれば、私流の手作り化粧水の完成です。

その気になる使用感は......?

 yoiクリエイターズ ハーブチンキ 手作りスキンケア ローズマリー

実際に作った化粧水。この50mlボトルをだいたい1週間を目安に使っています!

今回作った化粧水をさっそく使用しました! 初めてのブレンドで作ったチンキを肌に使うときは、使用したハーブによって痒みが出る可能性もあるため、慎重に様子を見ています。3日間試してみて大丈夫そうだったので、レポートします♩


顔に塗ると、ローズマリーの香りがふわっと香り、まさに癒しのスキンケア。手作り化粧水は、保湿効果でしっとりするというよりも、たっぷり使ってうるおすイメージです。それは今回のブレンドも同じでした。

さらっとした使い心地ですが、突っ張る感じはなく、夜使うと翌朝の肌がとても落ち着いています。そして朝起きたときに肌にテカリがありません。1日の一番いい状態で朝目覚める感じ!(笑) そのままの状態をキープしてメイクをするので、朝の準備もスムーズで気持ちがよいんです。

手作りスキンケアを使ってみて、肌をニュートラルな状態にしてくれるのが手作りアイテムの良さなのかなと感じています。


私は市販のスキンケアアイテムも、気になるものがあればもちろん試します。でも、そういったアイテムを使いすぎて肌が疲れていると感じたとき、手作りコスメという選択肢があるのは本当に心強い。安心して使えるお守りのような存在です。

最近のおすすめハーブアイテム。イギリスお土産のフラワーエッセンスをご紹介!

 yoiクリエイターズ ロンドン フラワーエッセンス バッチフラワーレメディー

今年の2月にイギリスを訪れた際に購入してきたフラワーエッセンスお花の力で心身を癒すと言われるこのエッセンスは、多くのイギリス家庭でも親しまれているそう。

実際にロンドンでは街中の薬局でも販売しており、日本より手頃な価格で買えると知って、私もいくつか自分用のお土産として持ち帰ることにしました。


私が購入したのは、1936年にイギリスの医師で細菌学者でもあったエドワード・バッチ博士が開発したバッチフラワーレメディー心身の癒しを目的とし、誰でも安全に使えるシンプルな療法を目指して開発されたのだそう。


エッセンスは飲用することで、ネガティブな気持ちを前向きな状態へ導くとされていて、水に数滴たらして飲むと、ほのかな植物の香りが広がります。

その香りには少し独特な風味があり、飲んでみると「なんだか気持ちが少し軽くなったかも?」と感じるものの、本当にそうなのか、そのような気持ちになってるだけなのかは、よくわかりませんでした(笑)。


とはいえ、イギリスで暮らしている方に聞くと、フラワーエッセンスは各家庭で心の健康を守るための大切なアイテムであると教えてもらい、実際にハーブが心の健康にも役立てられていることを知ることができました。

私自身、毎朝のスキンケアとハーブティーは幸せな気持ちで1日をスタートするためのスイッチとして欠かせない存在です。それと同じように、世界中の人たちが心と体を整えるために生活にハーブを取り入れているのだなと思いました。

構成・文・撮影/石坂友里