生理やおりもの、黒ずみやにおい、アンダーヘアの処理など、デリケートゾーンにまつわる悩みは尽きないもの。そこで、これまでyoiで掲載した記事の中から、エディター愛用のフェムケアアイテムや膣マッサージの方法、VIO処理まで、デリケートゾーンにまつわる情報を一挙にご紹介します!
- 植物由来成分95%! 『FI ME KA』の「ボタニカルインティメイトウォッシュ」
- 定番になる使い心地。『Pubicare organic』の「フェミニン シフォン ソープ」
- ハーブ成分を凝縮。『ナリン』の「インティメイトフォーム」
- 美容液で洗う⁈ 『The LADY.』の「デリケートローズプラセンタウォッシュ」
- ベルガモットの大人な香り。『イロハ』の「インティメートウォッシュ」
- 産婦人科医監修。『est’re』の「デリケートソフトウォッシュ」
- 見せたくなるパッケージ。『mgb skin』の「シークレットウォッシュ」
- 新感覚! 『LIP Intimate Care』の「モイスチャライジングオイル」
- 保湿も忘れずに。『WRAY』の「ナチュラルインティメイトオイル」
- 全身使える。『ウーマンエッセンシャルズ』の「保湿クリーム」
- くすみにもアプローチ。『Waphyto』の「ルブリカント」
- ベタつきゼロ! 『アイムラフロリア』の「デリケートボディクリーム」
- におい対策に。『ビィオセンシィエール』の「ウィズジョイ」
- 拭き取りもOK。『ウーマンエッセンシャルズ』の「ブライトニングスプレー」
- 手軽にリフレッシュ。『Pubicare organic』の「フェミニン コットンシート」
- ふわ&さら♪ 「ソフィ ORGANIC®オーガニックコットン」シリーズ
- 粘膜のためのサプリ。『シンプリス』の「センシュアル ネンマク ケア」
- 膣内細菌に着目。『帝人』の「ミライト 乳酸菌UREX」
- 腟ケアは、自分の外陰部を見て触ることから!【腟ケア徹底調査①】
- 腟マッサージの基本は正しく洗うことから【腟ケア徹底調査②】
- 今だから知りたい「腟マッサージ・腟ケア」Q&A 【腟ケア徹底調査③】
- Q. そもそもアソコを見たり触ったりするのが恥ずかしいのですが…
- Q. 腟内に指を入れるなんてとても無理!
- Q. 腟マッサージで外陰部の赤みや黒ずみも治りますか?
- 「腟洗浄器」って何がいいの?【腟ケア徹底調査④】
- 96%の女性が気にしているデリケートゾーンのニオイ。その原因は?
- アンダーヘアは残す? なくす? デザインする?
- デリケートゾーンにまつわる不安、もやもや
植物由来成分95%! 『FI ME KA』の「ボタニカルインティメイトウォッシュ」
ボタニカルインティメイトウォッシュ 150ml ¥2,750(税込)
『フィメカ』は、女性特有の心と体の悩みを解決に導くために、今年3月に誕生したばかりの新星ブランド。この「ボタニカルインティメイトウォッシュ」は皮膚科専門医監修のもと、あえて“必要最低限”のシンプルな処方に設定。デリケートゾーンの経皮吸収率は手の約40倍といわれるほど繊細なパーツだからこそ、刺激の少ない植物由来成分を95%配合し、デリケートゾーンのpH値(4〜5程度)に合わせた弱酸性に。さらに11種の添加物フリーにこだわっているのだとか。
定番になる使い心地。『Pubicare organic』の「フェミニン シフォン ソープ」
ピュビケア オーガニック フェミニン シフォン ソープ(ジャスミン&ネロリ) 220ml ¥2,310/たかくら新産業
友人から「これ、普通にいいよ」とすすめられたのが、『ピュビケア オーガニック』の「フェミニン シフォン ソープ」でした。市販のボディソープに比べると、少しシャバッとした泡で、もっちりクリーミーな感じではありません(これが自然派か…)。ポンプ2プッシュでちょうどいい量が出るので、洗い足りない? という不安はなく、むしろ専用のものを使うことで、おそるおそるではなく、きちんと洗いやすい。そっと優しく洗っても洗い上がりはすっきりで、時間がたっても清潔さが保たれるように感じています。「ローズ&イランイラン」「ジャスミン&ネロリ」「ビターオレンジ&レモン」の3タイプから、お好みの香りも選べます。(小説すばるエディター・小島)
ハーブ成分を凝縮。『ナリン』の「インティメイトフォーム」
数年前から愛用しているのがスイス発祥のナチュラルコスメ&ウェルネスブランド『ナリン』のアイテム。さっそく試してみたのですが、夏にふさわしい爽やかな香りと、敏感な部分を考慮したマイルドな泡立ち、そして洗い上がりに感激しました。
ハーブオイル33+7 ロールオンとともに インティメイトフォーム ¥2,750/ナリン
デリケートゾーン用と謳ってはいますが、わきなどの肌が薄い部分への利用ももちろんOKです。ナリンならではのハーブ成分、そしてキリリと香るティーツリー葉油や、トウキンセンカ花エキス、アロエベラ葉汁がうるおいを与えてくれます。きめこまやかな優しい泡がワンプッシュで出てくるポンプ仕様なので、泡立てる手間がかからないのもうれしい。(SPURエディター・堀江)
美容液で洗う⁈ 『The LADY.』の「デリケートローズプラセンタウォッシュ」
The LADY. デリケートローズプラセンタウォッシュ ¥2,750/The LADY.
「The LADY. デリケートローズプラセンタウォッシュ」は、まさに"美容液で洗う"美容液ソープ。本来持っている常在菌とうるおいを守りながら、洗い上がりはすっきり! 泡で出るポンプタイプで、この泡がとーっても繊細! すぐに液状に変わるので1回に5プッシュほどたっぷり手に取り、美容液でなでるように洗うのですが、シャワーで軽く洗い流すとあっという間に落ちるので、洗い残しの心配もありません。ちなみに、肌に残ったとしても大丈夫な処方だそう。ローズの香りもほのかで上品な香りだち♪(yoiエディター・高戸)
ベルガモットの大人な香り。『イロハ』の「インティメートウォッシュ」
イロハ インティメートウォッシュ(フォームタイプ)¥1,650/TENGA
まず、香りがとってもよいです。これまで試してきたデリケートゾーンアイテムはローズなどのお花の香りのものが多く、イロハのさっぱりとしたベルガモットとビターオレンジの香りは新鮮でした。アロマのような自然体な香りで、心もリラックスできます。しっとりとやわらかい洗い上がりも気持ちがいいので、とびきり疲れた日や大切な予定のある日は贅沢に全身をこれで洗っています。デリケートゾーンケアの入門編として、心からおすすめしたいです。(BAILAエディター・田畑)
産婦人科医監修。『est’re』の「デリケートソフトウォッシュ」
産婦人科医の吉形玲美先生の監修で、セルフケアブランド「est’re®︎」(エストール)の「デリケートゾーンケアシリーズ」。「デリケートソフトウォッシュ」「デリケートソフトジェルクリーム」「デリケートリッチオイルセラム」「インナージェル ラクトバチルス乳酸菌配合」の4つは、4週間使用した女性の74%が「今後も使い続けたい」と思ったのだそう。
エストール®︎ デリケートソフトウォッシュ(ボディ用洗浄料)100ml ¥2,475/エストール
新製品のひとつ、「デリケートソフトウォッシュ」は、セルフケアの基本アイテム。プッシュするとオレンジブロッサムの香りのふわふわの泡が出てきます。アミノ酸由来の洗浄成分配合なので、デリケートな皮膚に刺激を与えず、きちんと汚れを落としてくれます。泡切れもさっぱりで不快感を残しません。黒ずみや乾燥のケアに効果的なのはもちろん、女性ホルモンが乱れがちな授乳期や産後のデリケートゾーンケアにも。ウォッシュは赤ちゃんの体を洗うのにも使えます。さまざまなライフスタイルに寄り添った、新しいセルフケア商品の登場です。
見せたくなるパッケージ。『mgb skin』の「シークレットウォッシュ」
mgb skin シークレットウォッシュ 150ml ¥3,630/メグッドビューティー
いろいろと試してみた中でよかったのがこちら。「mgb skin シークレットウォッシュ」です。パッと見は洗顔料かな? と思うようなかわいくて清潔感のあるパッケージで、お風呂場に置いてあっても違和感なし。ふわっふわの柔らかーい泡が出てくるので、このままでもいいし、さらに泡立ててもOKです。爽やかで嫌味のない甘い香りも◎。(éclatエディター・西脇)
新感覚! 『LIP Intimate Care』の「モイスチャライジングオイル」
100%ナチュラル、ケミカルフリー、ヴィーガンの、スウェーデンで生まれたブランド『LIP Intimate Care』の「クレンジング モイスチャライジングオイル」は、メイクを落とすクレンジングオイルのようなテクスチャーなんです。これまで「泡でしっかり洗う」みたいなデリケートゾーンウォッシュを使ってきた方は、ちょっと戸惑うかもしれません。それでも慣れてくると、洗い上がりのしっとり感が心地よく感じるように。
(左)クレンジング モイスチャライジングオイル 75 ml ¥3,520・(右)シェービング モイスチャライジングオイル 75 ml ¥2,970/LIP Intimate Care
正直、すっきり・さっぱり! みたいなあと肌ではありません。どちらかというと、オイルでしっとりコーティングされている感じ。きちんと洗えているのかな…?と不安になるかもしれませんが大丈夫◎。抗菌、抗酸化作用のある100%ナチュラルオイルが、デリケートゾーンを清潔に保ち、ニオイもしっかり防いでくれます。さらに、クレンジングとしてだけではなく、水で流さない保湿オイルとしてもOKな2ウェイタイプなんだそう。
同じシリーズで、アンダーヘアのお手入れに使えるシェービングオイルもあります。どちらもクレンジングやデリケートゾーンケアとしてはもちろんですが、体全体に使うこともできるのでおすすめです。(yoiエディター・種谷)
保湿も忘れずに。『WRAY』の「ナチュラルインティメイトオイル」
デリケートゾーンは全身の中でも特に繊細で、刺激を受けやすい部分。下着の摩擦による乾燥や黒ずみのほかに、ホルモンバランスの変化による影響も出やすく、ケアを怠ると皮膚のたるみ、かゆみといった肌トラブルの原因に。スキンケア不足で肌のバリア機能が低下するのは、デリケートゾーンにとっても同じこと!
でも、だからといって顔と同じように化粧水から乳液までフルコースでお手入れ、というのはあまり現実的ではありませんよね。そこで着目したのが『WRAY』の「ナチュラルインティメイトオイル」。スクワランやオリーブオイルなどの高保湿オイルをベースにしていて、少量でもしっかりとデリケートゾーンを保湿することができます。
ナチュラルインティメイトオイル(100ml)¥4,600(税込)/WRAY
全身使える。『ウーマンエッセンシャルズ』の「保湿クリーム」
ウーマンエッセンシャルズ 保湿クリーム 50ml ¥3,960/BCL
「ウーマンエッセンシャルズ」の保湿クリームは、粘膜を除くビキニゾーンまで使える、まさに全身用。手に出してみるとツヤっとパールっぽい見た目で、垂れてくるほどの水っぽさはありませんが、スルッとよく伸びるテクスチャーです。少し敷居の高そうな見た目に反して、使い心地は言うなれば、「優しさ」のひと言! 肌に刺激が少なく、ふんわりとしたいい香りで(ふんわりとしか言いようのない香りなんです…!)、使ったあとに肌が柔らかく感じる、など、いい意味でとがったところがないと感じます。(小説すばるエディター・小島)
くすみにもアプローチ。『Waphyto』の「ルブリカント」
これから新常識になっていきそうな、デリケートゾーンの保湿ケアアイテムとして一票入れたいのがこちら、「Waphyto」のルブリカントです。Waphytoは以前、別のyoiメンバーも紹介していた、フィトテラピーにサイエンスをかけ合わせたトータルライフケアブランド。ボディケアやスキンケアをはじめとして、インナーケアから今回紹介するようなデリケートゾーンケアなど幅広いアイテムを取りそろえています。
ルブリカント 100g¥3300/Waphyto
ベタつきゼロ! 『アイムラフロリア』の「デリケートボディクリーム」
デリケートボディクリーム 150g ¥4,950/アイムラフロリア
まず素晴らしいのがテクスチャー。体の大切な部分に塗るので、垂れてしまうくらい水っぽかったり、逆にこってりしすぎても使いにくい! と考えていた私の不安も期待もはるかに超える、使いやすいやわらかさ。スキンケアアイテムでいうと、乳液とクリームの中間、ジェルのようなやわらかさです。さらにうれしいのが、塗り込んだあともさらっとしていてストレスフリー。塗り終わったあと、すぐにショーツをはいてもベタッとした感覚がほとんどないのが素晴らしい。摩擦が原因で荒れていた乾燥部分も改善され、フワッとした肌になりました!(SPURエディター・堀江)
におい対策に。『ビィオセンシィエール』の「ウィズジョイ」
生理期間中のデリケートゾーンのにおいは、対策しようにも、香水をつけるわけにもいかないし、脱臭効果があるとされる生地を使用したショーツも効果があったのか判断が難しい…ということが多かったのです。そんなときに、伊勢丹のビューティアポセカリーで出合ったのが、ドクターズアロマテラピーブランド『ビィオセンシィエール』のボディスプレーでした。
ビィオセンシィエール ウィズジョイ 10ml ¥8,580/ビィオセンシィエール
今回ゲットしたボディスプレーは「with joy」と名づけられたもの。ラベンダーやユーカリ、セージやティーツリーなど、穏やかですっきりとした香りが特長です。衝撃を受けたポイントは、なんと言っても、香りの強さ! 「ボディスプレー」というと、シュッとした瞬間はふんわりと香って心地よいのですが、正直、持ちがよくないことがほとんど。この「with joy」に関しては、本当に濃厚で、エッセンシャルオイルの香りの強さそのもの。これまでのボディスプレーの概念を覆す1本でした。
また、体に優しい処方なので、デリケートゾーンにも安心して使えるのがうれしい。生理期間中、ナプキンを装着する前のショーツに軽くひと吹きしておくだけで、においがかなり気にならなくなりました。(SPURエディター・堀江)
拭き取りもOK。『ウーマンエッセンシャルズ』の「ブライトニングスプレー」
デリケートゾーンのニオイと黒ずみをWでケアしてくれる、スプレータイプの拭きとりローション。ペーパーなどに適量(3プッシュほど)吹きかけて気になる部分を優しく拭きとるだけなので、日中も手軽にケアできるのが魅力。特に生理中のムレやニオイ、おりものが多くなる時期など、トイレでこまめにお手入れできるのがうれしいんです。
ウーマンエッセンシャルズ ブライトニングスプレー 35ml ¥3,960/BCL
手軽にリフレッシュ。『Pubicare organic』の「フェミニン コットンシート」
生理中の些細な違和感を解消してくれたのが、『Pubicare organic』の「フェミニン コットンシート」。デリケートゾーン用のウエットシートです。柔らかなオーガニックコットンのシートに、ローマカミツレ花水やルイボスエキスをはじめとする天然植物成分をたっぷり含んでいます。
Pubicare organic フェミニン コットンシート クールミント(20枚入り)¥1,650/ビープル
ムレが気になったときは、トイレにさっと駆け込んで、気になるデリケートゾーンをふきふき…。シャワーを浴びたあとのようなリフレッシュ感…とまでは言い難いですが、だいぶ改善されます。1回ずつ小分けになっているのも使いやすくてGOOD。スリムなパウチは、小さなポーチやバッグの内ポケットの中に忍ばせておける便利なサイズ。(SPURエディター・堀江)
ふわ&さら♪ 「ソフィ ORGANIC®オーガニックコットン」シリーズ
オーガニックコットンの性質上、これまで難しかった”モレにくい””ムレにくい”という条件を、ユニ・チャームが開発した2つの特許技術(オーガニックコットン層を含んだ2層構造と、繊維を編み込んで作る独自の凹凸シートの成型方法)で実現したのが、こちらのナプキン。毎月使う生理用品なので、どんないい製品でも使い続けられなければ意味がないはず。その点、このソフィの商品は近所のドラッグストアなど多くのお店で手軽に買えるし、続けられるお値段なのがありがたい。
そして、同じオーガニックコットンで「おりものシート(パンティライナー)」と「タンポン」までそろっているのがすごくいい!んです。
上から時計回りに、ナプキン 特に多い昼用 羽つき 15個¥398、おりものシート 52個¥398、ソフトタンポン スーパー 27個¥898(価格はすべて編集部調べ)/ユニ・チャーム
個人的な感覚かもしれませんが、デリケートゾーンへの肌触りって、経血の多い生理期間中はしっかり吸収してもらさないことを重視するから気になりにくいけれど、生理前後のおりものシートをつけている期間のほうがすごく気になって。私は肌当たりやムレる感じなどの違和感が苦手で、おりものシートをつけたほうがよさそうな日もつけない、ということがありました。
でも、このシリーズのおりものシートなら、臆せずいつでもつけていたくなる! 手で触っても、デリケートゾーンに触れても、従来のものよりフワッさらっとした感じがあり、ムレにくいので、とても気に入ってます。(LEEエディター・マロミ)
粘膜のためのサプリ。『シンプリス』の「センシュアル ネンマク ケア」
粘膜とは、口、鼻、目、デリケートゾーン、腸など、吸収と分泌に関わる上皮層のこと。粘膜を普段から意識することはなかなかないですが、粘液に覆われることでうるおいが保たれ、乾燥や雑菌から守られているんだそう。
思い返せば私自身、年齢を重ねるほどに肌だけでなく体の内側からの乾燥も感じていたものの、目薬やマウスケアなど思いつく範囲でその場しのぎに対処していて、とくに抜本的なケアを調べたりはしていませんでした。“粘膜をケアする”という手があるなんて想像もしておらず...。そんなとき、体の内側からと外側からのケアの両立を提唱し続けているビューティブランド『シンプリス』から、リニューアルしてパワーアップしたセンシュアルケアアイテムが出たと聞いて、「これだ!」とさっそくお試し。
シンプリス センシュアル ネンマク ケア(30袋/30日分)¥9,396/シンプリス
摂取目安は、たったの1日1袋(3粒)。“奇跡の果実”とよばれるシーベリーの果実油やアグアヘ果実油などのスーパーフードをはじめ、ニオイに働きかけるメントールや抗酸化作用を持つアスタキサンチンなどを配合。
一週間続けてみたら、寝起きの口のネバつきが気にならなくなったり、仕事中の目もとの負担感が少しラクになった感じ。「シンプリス」のセンシュアル ラインは他にも、フェミニンケア用ウォッシュの「シンプリス センシュアル フェミニン デオウォッシュ」や、ボディ用美容液「シンプリス センシュアル フェミニン デュオセラム」があり、ケアをはじめることでより繊細な“私の変化”を感じられるアイテムばかり。(yoiエディター・高戸)
膣内細菌に着目。『帝人』の「ミライト 乳酸菌UREX」
7月に発売されたサプリメント「ミライト 乳酸菌UREX」の主要成分、乳酸菌UREXは、女性のために開発された特別な乳酸菌。働きの異なる2種類の菌を配合してつくられ、膣内の細菌バランスを整える働きをもつんだそうな。膣内に常在する善玉菌は、膣の過剰な洗浄やストレス、女性ホルモンの変動で減少してしまいがち。その結果、感染症やかゆみなどのトラブルを招くこともあるんです。乳酸菌UREXは、その膣内の善玉菌の働きをサポートして膣内を弱酸性に保ち、悪玉菌の増殖を防ぐというワケ。
ミライト 乳酸菌UREX 60粒 ¥2,970/帝人
女性ホルモンの分泌がピークでおりものやニオイなどの悩みが増えがちな20~30代、女性ホルモンが大きく変動する産後など、膣内フローラを整えることはどの年代にとっても大切ですよね。デリケートゾーン専用の洗浄剤を使うといった外からのケアに加えて、内からの膣ケアもこれからの選択肢になるかも?(yoiエディター・浅香)
腟ケアは、自分の外陰部を見て触ることから!【腟ケア徹底調査①】
産婦人科医
幅広い世代の女性の診療・カウンセリングを行う地域密着型クリニック「聖順会ジュノ・ヴェスタクリニック八田」院長。著書に『思春期女子のからだと心 Q&A 資料ダウンロード付き』(労働教育センター)、『産婦人科医が教える オトナ女子に知っておいてほしい大切なからだの話』(アスコム)ほか。
「最近、腟ケアや腟マッサージという言葉をよく聞きますが、これは必ずしも腟そのものへのケアというわけではなく、腟を含む“外陰部”のケアのこと。いわゆるデリケートゾーン、フェムゾーンは、毎日触って優しくケアすることで、見た目も機能も変わり、いい影響がたくさんあるんですよ」と八田真理子先生。
自分のデリケートゾーンがどういう状態なのかを知るのは大切なこと。「恥ずかしくて見られない…」「これまで見たことがない」という人も、この機会に、手鏡などを足もとに置いて、フェムゾーンがどうなっているのか細部まで見てみましょう。
外陰部(フェムゾーン)の構造
【外陰部(がいいんぶ)】
女性器のうち、外側に見えている部分の総称。デリケートゾーン、最近ではフェムゾーンとも呼ばれます。
【恥丘(ちきゅう)】
恥骨の上側(お腹側)のエリアです。皮下脂肪が付いてふっくらし、通常は毛が生えている部分を指します。
【大陰唇(だいいんしん)】
小陰唇を左右から包む柔らかくふくらんだ皮膚。陰毛が生えているのが普通です。汗腺や皮脂腺があるため、ニオイのもとになりやすい部分。
【小陰唇(しょういんしん)】
大陰唇の内側にあるヒダ状になった皮膚のこと。弾力性、伸縮性があり、内側は粘膜。尿道口や腟口を覆って保護しています。性的に興奮すると少しだけ硬くなります。小陰唇の形や長さ、シワ、色などは人によって違い、左右非対称であるのも普通。
【陰核(いんかく)】
クリトリスとも呼ばれ、左右の小陰唇が交わる部分に位置する突起のこと。普段は包皮に包まれています。血管と神経が集まっていて、性的興奮に反応して勃起します。
【尿道口(にょうどうこう)】
小陰唇の内側にある、尿が出る穴。膀胱から続く尿道の出口のこと。排尿時以外は尿道括約筋の働きで閉じていて、尿が漏れない仕組み。「尿道」と言われたりしますが、正しくは「尿道口」です。
【腟口(ちつこう)】
文字どおり膣の入り口のことで、尿道口の真下に位置します。一般的に「腟」と呼ばれていますが、正しくは「腟口」。腟口から続く筒状の内部が「腟」で、いちばん奥は子宮につながっています。月経のときに経血の通り道に、出産時には産道になります。
【会陰(えいん)】
腟口と肛門のあいだの部分を指します。皮膚は薄く、出産時にはここが伸び広がりますが、時には切開されることも。出産前後には「会陰マッサージ」が推奨されていますが、日常的にも血流を促すためにマッサージしたほうがよい場所。このエリアは人によって広さにかなり差があります。
【肛門(こうもん)】
正確には外陰部ではありませんが、フェムゾーンという場合にはここまでを含みます。
腟マッサージの基本は正しく洗うことから【腟ケア徹底調査②】
産婦人科の外来で、幅広い年齢層のフェムゾーンと日々向き合っている八田先生。最近の傾向は、ケアしている人といない人、フェムゾーンが健康な人と案外そうではない人など、同じ年代でも個人差が大きいことだそう。
「おりものシートをずっとつけていたり、きついガードルやジーンズが食い込んだりして、腟まわりが真っ赤になっている人がいます。また、締めつけの強いスパッツで運動している人の中には、フェムゾーンが蒸れたり擦れたりしてニオイやかゆみを感じていることも。
また、小陰唇などに恥垢という垢がたまっている人も少なくありません。これらがニオイやかゆみなどトラブルの原因になっているのに、市販のクリームなどを使い続けて悪化させている人もいます。
いずれの場合も、腟まわりにダメージを与えないように気を配ったり、ケアする習慣がないんですね。毎日きちんと見ながら洗って、優しくマッサージしながら保湿する。それだけでいいんです。今はデリケートゾーン専用のソープやオイルがたくさん出ていますね。顔やボディケアと同じように、気に入ったものを探してみてください」
フェムゾーンのマッサージをするときは脚をしっかり開いて。立っている場合は片足を台に載せるのもおすすめ!
八田先生が今回、基本のマッサージとして教えてくださったのは、腟そのものではなく、腟のまわりのフェムゾーン、つまり外陰部のマッサージ。「20代30代であればうるおいも柔軟性も十分ですので、無理に腟内に指を入れてマッサージする必要はないと思います。更年期になって女性ホルモンが減り、腟の乾燥やかゆみ、性交痛などが出てきたら、腟の中まで保湿したりマッサージするなどのケアをおすすめします。その場合は週に2~3回を目安に」(八田先生)
●専用のオイルやクリーム、ジェルを使用
「腟マッサージ」は入浴時に体を洗ったあと、お風呂場や脱衣場で続けて行うのがスムーズ。デリケートゾーン専用のオイルやクリーム、ジェルなどを使って、外陰部全体をやさしくマッサージしながら保湿するイメージで行いましょう。さっぱりしたジェルやローションだとすぐに浸透してしまうので、オイルやクリームのほうがマッサージ向き。
●3本の指の腹で「大陰唇→小陰唇→会陰→肛門まわり」をマッサージ
用意したオイルやクリームを、利き手の人差し指・中指・薬指に取り、指の腹を使って次の要領でマッサージしていきます。
1)大陰唇を前から後ろへ向かって、優しくなでるように。
2)小陰唇は、指の腹でそっとつまむようにして、内側と外側をもれなく。
3)会陰をUの字になでながら、血流を促すように何度かマッサージ。
4)最後は肛門のまわり。軽くもみほぐす要領で。
今だから知りたい「腟マッサージ・腟ケア」Q&A 【腟ケア徹底調査③】
Q. そもそもアソコを見たり触ったりするのが恥ずかしいのですが…
日本では古くから外陰部を“秘部”などと呼んでひた隠すべき場所のようにされてきたために、女性も自分のフェムゾーンを見たり触ったりはおろか、口に出すことさえ遠慮がちでした。そこから「デリケートゾーン」なんていう和製英語も作られてしまったんです。
そうした歴史的な影響もあって、スキンケアもメイクもすごく丁寧なのに、デリケートゾーンだけほったらかしな人が少なくありません。パートナーには見せているのに(あるいは、将来見せるかもしれないのに)、自分が見ないのはおかしいと思いませんか? まずは"自分の体を大切にすること"="自分の体に意識を向け、知識を持つ"ために、フェムゾーンをよく観察しましょう。そうすれば、徐々に恥ずかしさや抵抗感は薄まっていくと思いますよ。(八田先生)
Q. 腟内に指を入れるなんてとても無理!
性交経験のない人や、20代30代であれば腟のうるおいや柔軟性も十分なので、無理に腟内に指を入れてケアする必要はありません。ただ、40歳以上であれば、骨盤底筋のケアのために、腟ケアとともに「腟トレ」もしてほしいですね。今はシリコンや柔らかい素材の腟トレグッズも販売されているので、無理のない範囲でチャレンジしてください。
腟トレは、骨盤底筋をしなやかに使えるようにするのが目的で、腟口、尿道口、肛門を締めたり緩めたりしてトレーニングします。これがちゃんとできているかを確認するには、腟内に人差し指の第2関節まで入れ「締まったり緩めたり」を自分で感じてみるのがいちばんよい方法。まずは、お風呂の中で、リラックスしながら少しずつ指を入れていく練習をしてみましょう。(八田先生)
Q. 腟マッサージで外陰部の赤みや黒ずみも治りますか?
フェムゾーンが多少赤黒くなるのは、女性ホルモンの分泌による成熟した女性の証だと思います。黒ずみは、もともと持っているメラニン色素の量にも影響されます。また、下着のこすれや洗いすぎの摩擦による色素沈着には、デリケートゾーン用の黒ずみケアクリームなどを使うこともおすすめです。皮膚のターンオーバーの乱れによっても起こる黒ずみは、お手入れ不足ともいえるからです。保湿とマッサージで、外陰部のターンオーバーを促しましょう。(八田先生)
「腟洗浄器」って何がいいの?【腟ケア徹底調査④】
「腟洗浄」とは文字通り、腟の中を洗うこと。市販の腟内洗浄アイテムは、おりものやデリケートゾーンのにおいが気になるとき、性交の前後に腟を清潔を保つために使うようすすめているものが多いようです。そもそも、腟内はこうした専用アイテムで洗浄するべきなのでしょうか?
「腟には自浄作用(自ら清浄する能力)があります。常在菌である乳酸桿菌(にゅうさんかんきん)が、ほかの細菌が繁殖しないよう膣の内部を守ってくれているんです。この大切な自浄作用を無駄にしないためにも、腟内は基本的には洗わなくていいと思います。
どうしてもニオイが気になったり不快感がある場合は、腟洗浄アイテムを使ってもいいでしょう。でも、頻繁に膣洗浄していると常在菌を落としすぎ、膣のバリア機能が低下してしまいますので注意が必要です」と八田先生。生理を早く終わらせるために腟洗浄をするという人もいるようですが…?
「腟洗浄器で洗うことができるのは腟内のみで、月経時に経血の出る子宮内まで洗浄する効果はありません。月経の終わり頃というのは腟内に残った経血が少しずつ出ている状態ですので、腟内洗浄を行うことでその残血を洗い流せるため、月経の期間が少し短くなるといえるかもしれませんね。
とはいえ、生理を早く終わらせたいからと頻繁に腟内洗浄を行なって、必要以上に常在菌を落とさないように気をつけてください。
おりものや腟内に残った経血などを、弱酸性のジェルなどを挿入することで洗い流すのが腟洗浄器のしくみ。防腐剤や香料などを使わない、乳酸菌を配合して腟内環境を整えるなど、商品によりさまざまな特徴があります。
96%の女性が気にしているデリケートゾーンのニオイ。その原因は?
婦人科医
産婦人科医。総合病院、市立病院、都内のクリニックなどで一般産婦人科診療を行いながら、デリケートゾーンのアンチエイジング治療とワキガ・多汗症の治療に携わる。食事療法やアロマ、漢方、心理療法などを織り交ぜ、セルフケアのアドバイスも行なっている。著書に『オトナ女子のためのスメらない手帖 (健康美人シリーズ)』(主婦の友社)など。
「人知れず悩んでいる人が多いので、なかなかその実態が見えてこないのですが、実は多くの女性がデリケートゾーンのニオイに悩んでいます」と上田先生。そこで示してくれたのが、女性向けセルフケアブランド『iroha』が「デリケートゾーンのニオイケア」について17歳〜57歳の女性390名に行なったアンケート調査(2021年5月11日〜19日実施)の結果。このアンケートによると、なんと96%が「ニオイが気になったことがある」と回答しています。
特に生理中に長時間ナプキンを取り替えられないときなど、まわりにニオイがバレていないか心配...という声も。心当たりのある人も多いのではないでしょうか。大多数の女性が悩みを抱えるデリケートゾーンのニオイ問題、そのおもな原因とは?
●おりものシートや生理用ナプキンのムレ
おりものシートや生理用のナプキンを長時間つけたままにすることでデリケートゾーンがムレると、菌が増殖しやすくなり、この菌が汗や皮脂を分解するときにニオイ成分が発生します。「生理中にニオイがキツく感じるという人もいますが、経血そのものが臭いわけではありません。血液は栄養豊富なので、菌がより繁殖しやすくなってしまうんです」と上田先生。
また、汗によって下着が臭っている場合もあるのだそう。「デリケートゾーンは意外に汗をかきやすい場所です。汗のしみたショーツをそのままにしておくと、菌が繁殖して臭くなることがあります。通気性の悪い下着や服を着ているときは注意が必要です」
●尿や便の拭き残し
上田先生によると、尿や便をしっかり拭ききれていない人が、実はとても多いのだとか。「排尿後にきれいに拭き取れていないために尿臭がひどい人や、なかには便が付着したままの人もいます。残った尿臭や便臭がショーツにつくと、時間がたつにつれてニオイが蓄積し、より臭くなってしまうこともあります」
●体質や病気によるもの
デリケートゾーンには、ワキガの原因ともなるアポクリン腺があり、そこから出る汗がニオイの原因になっていることも。「デリケートゾーンからワキガ特有のツンとしたニオイがする場合は、すそワキガの可能性があります。体質ではありますが、汗をかいたらこまめに拭く、除毛する、など、ケアの仕方でニオイを抑えることが可能です」
また、病気による悪臭もあるようです。「魚が腐ったようなニオイがしたり、おりものの色が灰色っぽかったりしたら細菌性膣炎の可能性があります。いつもとニオイが違うと感じたら、早めに婦人科を受診することをおすすめします」
アンダーヘアは残す? なくす? デザインする?
自分の体毛に向き合ったうえで、体毛を「残す or なくす」という二択ではなく、もっとバリエーションがあったらうれしいもの。
「腕は残したいけど、脚はそりたい」などのパーツごとのチョイスや、ほかのパーツより毛量の多いVIOは「チクチクするから毛量調節だけしたい」や「お気に入りのショーツにうまくおさまる形にしたい」など、スタイルで選ぶ選択肢もあります。その一方で、自分にとって理想の形がわからないという人が多いのも事実。そこで、ショーツのデザインに合わせたおすすめのシルエットをご紹介します。
監修協力:シック・ジャパン
デリケートゾーンにまつわる不安、もやもや
「におっていたらどうしよう」「他の人よりも黒ずんでいるかも…」デリケートゾーンについてのモヤモヤは、決して一部の人たちだけが抱えているものではありません。今年ジェクス株式会社が20歳〜59歳の女性987名を対象にとったアンケートによると、世代を超えて多くの女性がニオイやかゆみ、おりものの量について、悩んでいることがわかりました。
対象:デリケートゾーンに悩みがある全国の20〜59歳の女性 調査時期:2022年4月 方法:ネットリサーチ 人数:987名 監修者:NINOMIYA LADIES CLINIC院長。女性泌尿器科医、二宮典子院長。※小数点はすべて繰り上げで表記
人と比べることができない場所だからこそ、「自分だけかも?」と悩んでしまうのがデリケートゾーン。20代では53%、半分以上もの人が「色はピンクが理想だと思う」と回答しました。アンケートの監修者である泌尿器科専門医の二宮典子先生によると、黒ずみが出てくるのは当然のこと。実際に、「あなたのデリケートゾーンは何色ですか?」という質問に対しても、多くの人が、茶色っぽいもしくは、黒っぽい、と回答しています。生まれてすぐはピンク色の状態でも、トイレットペーパーや下着の擦れなどにより、自然に褐色化していくため、実際は"きれいなピンクの人"はほとんどいないのです。
記事まとめ/長岡絢子